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今まで動いていなかった筋肉の声を聞く ~ 小さく、弱く動く

「マッサージ師は、自分が不調のときはどうするんですか?」
と聞かれることがあります。

私の場合は、自分で身体を動かしながら調整することが多いです。
せっかくの実験対象ですから。

寝転がって、身体を動かしながら、引っかかっているところ、固まっているところを見つけて動かしてゆきます。
傍で見ていると、たぶん不気味。寝転んだまま反り返ったりバタバタしたりしています。

・小さい動きで見えるもの

ところが最近、この動きが少しずつ小さくなってきました。とくに身体の深いところを調整したいときには、できるだけ小さく動く。

身体が上手く動かないときは「動かせていない部分」が原因になっていることが多いのです。動かせていないのは、大きな筋肉の動きに埋もれて、その部分がきちんと意識できていないから。

そこで小さい動きにして、いつも使っている大きな筋肉を黙らせると、いままで見えていなかった筋肉の感覚がわかるようになってくるんですね。
動かなかった部分が動くと、パキッと音がして身体感覚が変わってきます。

そんなわけで、以前以上に調整はうまくなってきました。
が、見た目の悪さは以前よりひどくなりました。
寝転がったまま、ピクピクしている中年男…。
ぜったい動画公開できないやつですね。

八起堂治療院ホームページ





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