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個人勢VTuberはYoutube以外で熱心なファンを作ってからデビューして配信開始するのが成功への近道~ロールモデルは絵師・同人作家~

こんにちは。タケシです。

本業はエンジニアで、noteでは主に「IT業界の実務未経験からエンジニアに転職する方法」についてのエントリーを書いています。

プログラミングスクールの乱立などで増え続ける若手エンジニアのキャリア相談に乗り続けた結果「業界内で埋もれないために他者と差別化し生き残る方法」を模索するマーケティング思考が育まれ、最近見始めたVTuberにもそれが応用できないかと思ったのでこのエントリーが生まれました。

VTuberの中の人や運営を経験したわけでも、エビデンスとなる論文や数字があるわけでもないですが、今後デビュー予定の知名度がない個人勢VTuberが成功するための戦略をご提案します。

前提:2020年以降に新規参入するならYoutube以外で固定ファンを抱えたVTuberでなければ勝てない

個人勢VTuberが伸びるための考察は私以外の人たちも投稿していますが、彼ら彼女らが語るのは「あれができていないから伸びない」「これが足りないから底辺なんだ」というダメ出しばかりで、伸びるために必死で活動している方々の頑張りを労うどころか鞭を打つような物言いに憤りを感じています。

ユーザーローカルによるとVTuberは企業勢・個人勢問わず累計1万人を超えたとのこと。その中で努力し続け結果を出すのはものすごく大変ですよね。

そもそも、一視聴者目線で恐縮なのですが、個人勢VTuberを取り巻く環境は2019年から変わりつつあり、努力だけではどうにもならない時代になってきたと感じています。

それはしぐれうい先生(イラストレーター・漫画家)、伊東ライフ先生(イラストレーター・同人作家)、かぐらなな先生(イラストレーター)など、本業でオタク層の固定ファンを抱えた方々がVTuberデビューされているから。無名の人間だとこのような方々には逆立ちしても勝てません。

なお、東京都の大田区議会議員であるおぎの稔先生も2020年にVTuberデビュー(原画は伊東ライフ先生)されるなど、イラストレ―タ―以外でもこの流れは起きています。

このように、2020年以降は先生たちのように中の人を明らかにしたまま同じ名義でVTuberデビューし、もともとのファン(支持者)を抱えたまま活動を続けて伸びていく個人勢がさらに増えていくでしょう。

だからこそ、今後の個人勢VTuberは先生たちのやり方をロールモデルとしてデビューし、活動する必要があります。

それでは、活動開始までの具体的なプロセスを順を追ってご説明しましょう。

※既にデビュー済みの個人勢VTuberにも応用がきくのでご安心ください。

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いきなりYoutubeで配信をはじめるのは負けフラグ

あなたのことを誰も知らないのに、いきなりYoutubeデビューして配信をはじめても、誰も視聴してくれません。これが通用するのは「にじさんじ」「ホロライブ」「774 inc.」などの企業勢だけです。

動画再生数・登録者数・配信の同接が伸びない場合、動画のクオリティや企画内容が悪いのかと考えてそこをテコ入れしがちですが、問題はそこではありません。

そもそもライバルが多すぎてあなたの存在に気づかないし、あなたを掘り出してくれる存在もいない(それをするメリットもない)し、既にいる推しの動画や配信を視聴するのが忙しくてあなたに割く時間がないのが問題なんです。

どんなにクオリティの高い動画を作ったりプレイが超絶上手いゲーム配信を行っても、あなたのチャンネルや動画・アーカイブにたどり着く人がいなければ見てもらえません。

※何かのきっかけでバズったり急上昇にのればいいのですが、デビューしたての個人勢VTuberでは難しいでしょう。

そのため、初手Youtubeでデビュー(自己紹介)配信は負けフラグです。

そこで、あなたのチャンネルに集客する導線をYoutube以外に複数設けるようにしましょう。

※Twitterでは企業勢や個人勢を問わずVTuberが群雄割拠していますので、導線がTwitterだけでは不十分だと思います。

VTuberがいないブルーオーシャンで「オタサーの姫」になれ

ただし、チャンネルに集客する導線とはYoutube以外の配信・動画投稿プラットフォームを指しているわけではありません。

私がおすすめしたいのは企業勢・個人勢を問わず他のVTuberがいないコミュニティ(=ブルーオーシャン)に複数参加し、そこで仲良くなった人たちをあなたのチャンネルに誘導する方法です。

コミュニティというのはあなたの趣味の集まり・オタク界隈のイベント・社会人サークルなどのリアルで集まるものでもいいですし、Discordやオンラインサロンなどのオンライン上にあるものでもかまいません。

そのコミュニティの中にいる唯一無二のVTuberとなり、「オタサーの姫」のような貴重な存在として注目してもらえる状態が理想です。

Youtube上にはキズナアイ親分をはじめとした四天王、月ノ美兎委員長が率いるにじさんじライバー、ときのそら氏を筆頭としたホロライブメンバーがいようとも、そのコミュニティ内ではVTuberといえばあなたが真っ先に思い浮かぶ。

そのくらいの認知をしてもらえるコミュニティを見つけて、一員となりましょう。ただし、営業目的で参加しても嫌われるだけなので、コミュニティのメンバーや活動への貢献に努めることが大前提です。

熱量が高いファンの多い界隈のコミュニティに参加して交流する

また、あなたが参加するコミュニティは、熱量が高いファンの多い界隈のものにした方が推してもらいやすいのでおすすめです。

ひとつ例を挙げるとすれば「歴史好き」。

男性はもとより歴女と呼ばれる女性もおり、老若男女どの時代にも熱心なファンが存在します。

歴史解説動画や「信長の野望 大志PK」「三國志14」などのゲーム配信がメインのYoutuberは多数いるのに、なぜかVTuber界隈では織田信長っぽい見た目のくせに普通のVTuberと同じことしかしない奴しかいません。

歴史好きが集まるコミュニティに参加してそこにいる人たちと仲良くなりつつ、歴史上の人物・お城や有名な戦(いくさ)などについて学んでガチ勢ならではの濃い話ができるようになれば、彼ら彼女らにかわいがってもらえるでしょうしVTuberとして歴史コンテンツに特化すればファンになってもらえると思います。

仲良くなった人たちが一定数集まったらテスト配信後にYoutubeデビュー

コミュニティの中で仲良くなった人の中で、自分のVTuber活動に興味をもってくれた人がでてきたらチャンネルに誘導しましょう。

その人たちをターゲットにして、彼ら彼女らのニーズを満たす企画を立ててテスト配信を数回行い、生の声を聞いて改善していく中で良好な関係づくりを行い熱心なファンとして育てていきます。

※ゲームで言うところのクローズドベータテスト段階です。

ある意味身内向けの配信なので失敗も許容してもらいやすく(VTuberガチ勢オタクのように目が肥えていないので)フィードバックも優しめになるため、この過程で配信経験を積みながら自信を得ることができるでしょう。

ある程度の登録者数と手ごたえが得られたら正式デビューしましょう。

改めて自己紹介配信をした後は、コミュニティで縁を作った人たちをターゲットとして彼ら彼女らが求めているコンテンツに特化した活動を続けていくのがおすすめです。

初見さんも集客できるようになって活動が軌道に乗る

ここまでくれば、一定数の動画再生数・登録者数・同接が期待できますし、あなたの布教をしてくれるファンも増えてくるので、Youtubeであなたのことをはじめて知った初見さんも訪問してくれるようになるでしょう。

あとがき

私はVTuberではありませんが、ブログやnoteでエントリーを書き同人誌を書いています。

その活動を続けていると、誰も私の作品を見てくれない虚しさ、このまま頑張り続けても無駄なんじゃないかと言う徒労感、結果が出ない焦燥感、成功して賞賛されたり大金を稼いだりしている他人への劣等感、自分は何の才能も長所もないダメ人間だという無価値感が私の心に渦巻き、身を焦がすような苦しさを味わうときがきます。

だからこそ、私は伸び悩んでいる個人勢VTuberの力になりたいと思ってこのエントリーを書きました。

私がVTuberになるとしたら、才能や声に恵まれた強者の個人勢・企業勢の新人とはまともに戦いません。本業のエンジニア仲間やいつも参加しているプログラミングの勉強会参加者などに告知して、彼ら彼女らを最初のファンとして集客してテスト配信等を行い下地を作ってから正式デビューするでしょう。

そして、ランチェスター戦略でいうところの局地戦(勝てる市場で戦う)・接近戦(Youtube以外でも見込み客や顧客=ファンに近づく)・一騎討ち戦(競合となるVTuberがいない市場で戦う)・一点集中主義(コンテンツ特化、ターゲット厳選)・陽動戦(既存のVTuberがやっていないことをやる)に持ち込みますね。

これからも個人勢VTuberが才能や声に恵まれなくても勝てる弱者の戦い方を紹介していきますので、noteやツイッターのフォロー・感想の投稿をしていただけると嬉しいです。

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