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一番最初に私が自分の記事に”スキ”する理由

 私は、いつも一番初めに自分の記事に「スキ」をしている。それはなぜかという人もいるだろう。最初は、恥ずかしかった。私の拙い文章が世の中に出ると思うと、穴があったら入りたい、そんな気持ちだった。だが、自分自身で発信しないと他の人の評価は得られないし、明確なファンの獲得も難しくなってくるのは明白だった。躊躇っていた。すぐに、スキを貰えるのか、もらえないのか分からない。気持ちの整理がついていなかったかも知れない。しかも、それに拍車をかけたのは、もともと気が弱く、人に何か主張することが得意な人間ではなかったというのもあるのかも知れない。でも、妄想や個人的な意見は持っていたので、それを消化したいという理由もあった。

そんな、私はある決断をした。

 そう、自分自身で自分の記事に「スキ」することだ。なぜ、こんなことをしたのか。それは、簡単な理由だった。駆け出しの頃は人の目に付きにくい、これであった。でも、毎日、投稿するという、規則を自分で設け、それを守っている。

「いや、お前五日でその規則を破ってんじゃねーか。」

 などという小言は、受け付けない。いや、昼に眠くなって寝てしまったのだ。はい、言い訳です、すいませんでした

まあ、それは置いておいて、本題に戻ろう。

 その時に思ったのだ。最初になんて、自分の記事を見てくれる人なんていないだろう。なら、自分で自分の為に「スキ」をしていこうと思ったのだ。私自身に「よく頑張った」っていう証を自分自身に付けるために、スキをしている。

 このことを肯定してくれる理由になった体験があった。それは、ある講師が理由だった。

 私の学校で授業があった。外部の社長さんが来校してくださり、その際の講義でこのような事を仰っていた。

「君たち、自分で自分は凄いと言えるかい?」

と私は手を挙げられなかった。皆もそうだった。でも、留学してきた子は別だった。その子は、堂々と手を挙げた。その講師の人はその生徒に聞いた。

「なぜ、凄いのか教えてくれないかい?」

と、したらば、留学生はこう答えた。

「日本のゲームが好きでよくしているし、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストなど色々プレイしている。ゲームの知識には自信がある。」

と言うのだ。びっくりした。私もゲーマーだ、モンハンのワールドなんて七百時間以上もしているし、コール・オブ・デューティーシリーズは四作それぞれ七百時間はしている。そんなことでいいのかと落胆した。でも、そこでその人はこう言ったのだ。

「うん、ありがとう。それは凄いね、海外にもやっぱり日本のゲームは人気あるんだねー。」

と、「え?そんなことでいいの?」と、頭を傾げた。てっきり、なにか小言を言われ、その留学生と喧嘩にでもなるのではないかと考えていた。周りを見渡すと、皆が不思議そうな顔をしていた。私と同じように思っていた。そんな、奇々怪々の表情していた私たちに講師の人はこう言った。

「私は海外に十年ほど居たのだが、そこで感じることがあった。それは、日本人はシャイで意見を言わない人が殆ど、しかも、自己肯定感がとても低かった。だからなのか、仕事の時に意見を言わないのだ。それに対して海外の人は他人のいうことなどどうでもいい、自分こそ会社の役に立っているという勢いで、物を口にする。チームの纏めているリーダー側からすれば、こんな感じでどんどん意見を言ってほしいのだが、多くの日本人は、これができない。君たちもそうだ、意見が言えなかった。考えもしなかったろう。君たちは他人に誇れることの一つや二つある筈だ。ゲーム、アニメなどなんでもいい。本を読むこと妄想を膨らませること、何でもいい。勉強だけがいいと思わないでほしい。自分の長所は何かよく考えてみることで新しいことが出てくるよ。

と、ニコニコ笑いながら、こちらを見て仰っていた。

 自分自体に多少の自信を持て始めたのは、この出来事があってからだろうか、たぶん、そうだろう。
 
 そして、noteを始めた理由は、この出来事があってすぐに学校の講師の人が言ったことだった。

こう言ってきたのだ。

「俺、note始めたんだよね。みんなも興味あったら見てよ。んでさ、君らもしなよ、インターネットで何か発信をさ。」

とリモートで言ってきた。普通に言ってきた。インターネットで発信なんて、普通の人には無理なものだと、何も才能のない私には無理だと思っていた。

 その時に、あの社長の声が頭に蘇った。

「君たちは他人に誇れることの一つや二つある筈だ。」

と、明確に頭に焼き付いて離れない。

 でも、私は得意なことと言えば妄想することだった。だから、小説やエッセイという物を書き始めた。拙い文章だが、どうにか文章の意味が理解ができるように、なっているのではないだろうかと思いたい。個人的には最初は怖かったが、最近はとても楽しいし充実している。ほかのクリエイターさんからの「スキ」が貰えるだけで、とても報われた気分になる。

 皆の知識や考え方を共有してくれたというだけで私は報われるのだ。

 だからこそ、自分自身に自信をもって物事に接するべきなのだと思う。文章を書いていると折れることもあるが、頑張って、これからも、いろいろ諦めずに書いていこうと思う。

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 この記事を見てくれた方、有難うございます。何時も、スキをくださる方励みになります、有難うございます。
 これからも、ゆっくりとマイペースで頑張っていきますので宜しくお願い致します。では、また次の記事でお会いしましょう。では、また。

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