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今日の1コマ〜パート2〜


こんばんは!

回復期病院でリハビリの仕事をしていて、ここ最近あったこと、感じたことをここでたらたらと綴らせていただきます


今回の患者様はB子としよう
B子は比較的若めの女性で、急性期病院にて足の怪我の手術をし、その後リハビリ目的に入院してきた方だ


B子を一言で表すなら
クレーマー

クレーマーというと少し言い方がきつすぎるような気もするが、 
一見するとクレーマーのようで、とても要求が多い患者さんだった

しかし今回ここで言いたいことはB子の悪口ではない
むしろB子の訴えひとつひとつが、我々医療従事者が忘れていた気持ちや感覚を思い出させてくれる内容であり、感謝している

そしてそのことをみなさんにも共有していきたいと思いここに綴らせていただく


では、いくつかB子の入院期間中の訴えを挙げてみる


❶トイレは男性の人に見られたくない

当たり前でしょ、という感じなのですが....
(くりこももちろん嫌😅)

病棟には女性男性スタッフ関わらずいる
そして入院患者のほとんどが高齢者

トイレに行きたくても自分1人では行けない患者さんは病棟スタッフと一緒に行くことになる

人手の関係もあり全ての患者さんに対し、女性の人には女性スタッフ、男性の人には男性スタッフが対応するということは厳しいのが現状だ

そのため女性の患者さんに男性スタッフ、男性の患者そんに女性スタッフがついてトイレ誘導することは珍しくない


我々リハビリスタッフも同様だ
評価・訓練を目的としてトイレ動作に関わることは少なくない
その際男性女性関わらず入らせていただくことになる

もちろん、リハビリの際に評価・訓練でトイレ動作を見る際には、入る前に患者様に一声かけるようしている

だがほとんど拒否する患者さんはいない
(気を遣ってくれているのか、ほんとに気にしない人がほとんどなのかは不明)

そのため徐々に忘れそうになるのだ
トイレはプライベート空間であり、ただでさえ自分の排泄行為は人に見られたくはないこと
加えて異性になんぞ絶対見せたくないこと

自分に置き換えると即答でNO✋🏻である

でも毎日忙しい病棟スタッフは忘れがち...
仕事効率優先になってしまう
忘れてはいけない、患者ファースト


❷個室なのにドアに窓がついてて中が見えるし、いろんな人がすぐに入ってくるのが嫌だ

B子の希望で、個室に入院している
くりこの働く病院の個室には窓がついており中が見えるようになっている
病院のリスク管理上しょうがないのだろうが、
たしかに窓になって中が丸見えなのは気になる

大体は、プライバシーを守りたい、周囲を気にせずに過ごしたい、という希望のある人が個室を選ぶ

他の部屋に比べて料金もかかるため、わざわざ高いお金を払って入院しているにも関わらず、窓からチラチラ通りすがりのスタッフや患者さんに見られていると思うと気持ちが落ち着かないのだろう

またスタッフの出入りといえば、バイタル管理、医療行為、療養上の世話、リハビリ、部屋掃除、ゴミ捨て....
あげればキリないが、改めて1日に何回あるんだろう?と思う

全てのスタッフが入室前にノック、声掛けできればそれが一番良いが、そうでない人もいる

自分が着替えでもしてるタイミングで部屋に入ってこられたら最悪だ

そして出入りが1日に何回もあると、全て大事なこととはわかっていても、ストレスは溜まっていくだろう


日々些細なことであるが、自分のふとした行動が患者さんのストレスとなっていないか、そんなことを念頭に置いて接すること、気をつけることも大事だろう



❸お風呂の順番になりスタッフに連れられていくと汚物処理中で、見たくないもの見た上にニオイもきつかった


B子は足の怪我の影響により、浴槽を跨げないため機械浴を使用していた
そのため病棟スタッフと一緒にお風呂に入らないといけない

順番になりお風呂に連れて行かれると、
B子の前に入っていた患者さんが便失禁してしまい、病棟スタッフが何人かでお風呂場を掃除中のところへ遭遇

病棟スタッフとしては時間に迫られているということもあり、
B子が準備している間に風呂場の掃除をしてすぐに、つぎの患者さんが入れるようにしよう
というつもりだったのだろう

B子からすると、
風呂場が便まみれである状態の上匂いが充満しており、掃除するとはいえその後に入ることに抵抗感がある
(そりゃそうだ)

看護師や病棟で働くスタッフは、汚物処理を毎日こなしている
そのため、汚物に対しての抵抗感が一般人より少ないのかもしれない
仕事上の業務となるとやるしかないからだ

リハビリスタッフは病院によって違うのかもしれないが、汚物処理に関わることは少ない
むしろリハビリ前やリハ中に便失禁している患者さんがいればいつも看護師などに汚物処理をしていただいている
そのため看護師や病棟で働くスタッフに感謝しかない
本当に改めて尊敬だ

少し話が逸れたが、一般人が汚物に対して感じる感覚を、毎日忙しい業務をこなしていると忘れがちになってしまう

しかし怪我や病気でやむおえず入院しなければならない患者さんにとって、病院生活はただでさえストレスが溜まるもの
だからこそ我々働くスタッフは居心地の良い病院環境を創り上げなければならない

改めて、忘れてはいけないと感じた
あたりまえの感覚



おわりに


たらたらとここまで書いてきたが、
書いててそりゃそうだろ、あたりまえでしょ、
と思うことばかりだった
あたりまえの感覚を忘れかけてたな〜と感じて、すこしショックである

みんなはどうだろう?
慣れるわけない、忘れるわけないと思いますか?
それとも同感!って人いますか?

人によって様々だと思うが、もしくりこと同じようなことを感じた人は改めて思い出してほしい


トイレは人に見られたない!
プライバシーは守りたい!
人の便なんて見たくもないし、嗅ぎたくもない!


明日からの業務に活かせることをお祈りします。


今日もお疲れ様でした🍵




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