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5月24日 京都・醍醐寺参拝

おはようございます。
現在、大阪は大雨です。

が。
今日は、5月24日に参拝した、醍醐寺をご紹介します。

醍醐寺は、京都市の南東に位置します。
その歴史は古く、開創は平安時代初期と伝えられています。

開祖は、理源大師・聖宝しょうぼう
聖宝は、弘法大師空海の10大弟子のひとり、真雅しんがの弟子でもあります。
つまり、弘法大師空海にとって、聖宝は孫弟子にあたるわけですね。

醍醐寺は、真言宗醍醐派の総本山でもあります。
また、豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名な地でもあります。

さらに、西国三十三か所観音霊場、西国薬師四十九霊場、役行者霊蹟札所、神仏霊場、そして私が今巡っている、近畿三十六不動尊霊場の札所となっています。

では、境内をめぐっていきましょう。

駐車場に車を止め、参道を進みます。

立派な仁王門です。
さすが醍醐寺。

仁王門の受付で、拝観料を納めます。
大人1人千円で、伽藍がらん、三宝院を拝観することができます。

5月24日は、お天気のいい日でした。

境内を進むと、まず目につくのが五重塔です。
五重塔は、国宝に指定されています。

醍醐寺・金堂こんどうです。
こちらのご本尊は薬師如来で、西国四十九薬師霊場のご本尊でもあります。
金堂も、国宝に指定されています。

金堂。

参道を進みます。

不動堂。
不動明王をはじめとする、五大明王が祀られているのですが…
どこかの展示に出張中なのか、この日の堂内はがらんとしていました。

ちなみに五大明王とは、不動明王、軍荼利ぐんだり明王、降三世ごうざんぜ明王、大威徳だいいとく明王、金剛夜叉こんごうやしゃ明王です。

不動堂の前にある円形のものは、護摩を焚く場所です。
醍醐寺不動堂では、しばしば柴燈護摩さいとうごまが行われます。
キャンプファイヤーのような護摩壇を組み、炎によって不動明王に祈りを届ける、という意味合いがあります。

石仏のお不動さんがカッコいい!!

新緑の中の五重塔。

さて参道を進みます。
境内はすがすがしい空気に満ちていました。

参道を進むと、「日月門」があります。

門をくぐり、進みます。

観音堂です。

各種御朱印は、観音堂でいただくことができます。
御朱印申込用紙に、どの御朱印が欲しいのか記入し、堂内で先に御朱印代を納めます。

その後、申込用紙に納付済の判を押してもらい、それを持って納経所で御朱印をいただく、というシステムになっています。
ちなみに、御朱印代は電子マネーもOKです。
(現代やなぁ…)

鐘楼しょうろう

観音堂より。

軒下には、風鐸ふうたくが吊るされていました。
鐘の形をした、装飾です。

池には、赤い橋が架かっています。

橋の先にあるのは、弁天堂です。
七福神にも名を連ねている、弁才天が祀られています。

弁才天は、音楽などの学芸や知識の女神として知られています。
もとは「サラスバティー」といい、ヒンズー教の神様です。

ヒンズーでは、川の神様です。
さらさらと流れるせせらぎの音から、弁舌の神、また音楽の神になりました。

御真言は「おん そらそばていえい そわか」で、ここに「サラスバティー」の音があります。

新緑に、赤いお堂が映えています。

…個人的に、弁才天は好きです。

橋を渡り、参拝しました。

池から見た観音堂。

弁天堂から、「無量寿苑むりょうじゅえん」という庭園に行くことができます。

水と緑が美しい庭園です。

池には、清らかな水が流れています。

小さい滝がありました。

さて、無量寿苑を後にし…
参道を引き返します。

いつもながら、夫の後姿が写りこんでいます。

醍醐寺といえば、春の桜と秋の紅葉が有名ですが…
新緑の頃も、また良いものです。
(というか、春と秋に行ったことがない)

参道を歩いていると、夫が、

「あ、トンボや」

と言いました。
夫は、生き物を見つけるのが上手です。

街中では、あまり見かけないトンボです。
このトンボをご存じの方は、名前を教えてください。
ホソミオツネントンボかな、と思うのですが…。

醍醐寺には、三宝院という見事な僧房・庭園があるのですが…
この日は、ほかにも参拝予定があったので拝観しませんでした。

その代わり、霊宝館で快慶作の不動明王を拝観しました。

ちなみに、三宝院には快慶作の見事な弥勒菩薩坐像があるのですが…
こちらは、さらに500円の拝観料を納める必要があります。

まぁ弥勒菩薩坐像は、数年前に奈良国立博物館で開催された「快慶展」でじっくり拝観しましたのでね。
ま、良しとしました。

さて、次は智積院ちしゃくいんに向かいます。

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