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生ごみプレス|プロトタイプ:05|生ごみの重さが32.4%減りました|バイオPBSフィラメントを使ったものづくりへの挑戦|epis Wakaba Shenzhen Digifab Lab.
ついに生ごみプレス|garbage pressの完成形にたどり着くことができました!
今後は、生分解性かつ植物原料ベースのBioPBS(生分解性樹脂コンパウンド)FORZEAS(フォゼアス)を使ったフィラメントで3Dプリントしていきます。これによって、全てのパーツを捨てることになっても償却処分せずに土の中で自然分解されてプラごみを発生させません。
3Dプリントがうまくいけば、いよいよファブ3Dコンテスト、そしてMaker Faire Shenzhenへの出展に漕ぎ着けることができます。
今回の改良点は以下の6点。
①
生ごみが大量に入っても側面が外側に曲がらないように全てのパーツの厚さを5mmに統一。
②
中の生ごみによって、外側への力で側面が外れないように、側面のつなぎ目を差し込み型から上下はめ込み型に変更。
③
サイズを13cm四方の高さ11cmにダウンサイジングしてコンパクトに設計。
④
開口部の縦横の辺の長さを1mmずらすことによって、プレス部が側面に引っ掛かるので、プレスしない時も密閉が保たれ臭いが広がることを防ぐことが可能。
⑤
側面の切り込みをなくすことで、中の生ごみが水に濡れることなく水分を飛ばしたままの状態を保ち、悪臭の原因を軽減。
⑥
3DプリンターをCREALITY CR-10Smartに変更。これによって今までできなかった実寸大での印刷とより仕上がりがより精巧な印刷が可能になりました。
このプロダクトは、世界中の全ての人に1日でも早く使ってもらいたいというラボ生たちの想いがあります。
ですので、このstlデータは、下記リンクよりTinkercadおよびThingiverseにおいて全て著作権フリーなので、無料でダウンロード、データの加工、商用としての販売を可能としています。
このデザインを気に入っていただける方は、tinkercad、thingiverseにおいて『いいね』ボタンを押していただけるとラボ生達の励みになります。よろしくお願いします。
Tinkercad:
https://www.tinkercad.com/things/8SwtT3BMdCv
Thingiverse:
https://www.thingiverse.com/thing:4946123
生ごみプレスを使った実証実験を行いました。
結果:
336gの生ごみの重さが227gとなり109g(32.4%)の減量となりました。(動画では271gとなっていますが、新聞紙の重さ44gが含まれています)
水分を抜くことによって、プレス後の生ごみの臭いもほとんど発生しませんでした。
また、新聞紙で作成したゴミ袋に入れても内側を少し濡らした程度で、そのままエレベーターに乗って外のゴミ捨て場まで持って降りることができました。
これによって、生ゴミの量を減らすと同時に、ビニール袋を使わずにゴミ捨て場に捨てることができることが分かりました。
もちろん、このプロダクトをバイオPBSフィラメントで製作できるようになれば、さらにマイクロプラスチックを出さず、汚れたり壊れて捨てることになっても、自然分解されるので燃やすことなくプラごみの発生も根絶できます。
この結果は、昨日のオープンラボで早速ラボ生たちとも共有し、水分量をさらに減らせるデザインの改良を考えてもらっています。
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