【女子サッカー】長谷川唯選手一人だけ次元が違う
どうも(^^;) 一新星です。
今日も暑かったですが、皆様如何お過ごし?
昨日女子サッカーワールドカップ直前の強化試合が行われました。
「MS&ADカップ2023 日本対パナマ」
ご覧になった方いらっしゃいますか?
日本、5-0で勝利しました。おめでとうございます(#^.^#)
昨日の試合を観戦した運動音痴で定評のある一新星が観戦記なるものを書いてみたいと思います。
<率直な感想>
試合全体の感想で言えば「うーん」という感じです。
高倉監督の暗黒時代から比べれば200%増しでいいですが(^^;)
この記事でも書いていますが、東京オリンピックの時の女子サッカー代表はロートルばっかり使ってあまり若手を使わず、斬新な作戦もないまま結果惨敗でグループステージ敗退。
しかし今回は才能ある若手を積極的に登用し、試合でも数多く試しているのは好感が持てます。
岩渕選手が落選したのは残念でしたが、スポーツ選手である以上好不調があるのはしょうがない。また、猶本選手が久々に日本代表選ばれたのもすごくいいと思います。
(ていうか東京オリンピックで猶本選手が選ばれなかったのは未だに理解不能)
ただ、試合内容に関してはワールドカップ本番に向けて不安が残りました。パスミス、連携ミス、トラップミス、シュートミス、、、、私のような運動音痴サッカー素人が見てミスと分かるという事は、サッカーガチ勢からしたら見れたものではなかったでしょう。
これがワールドカップ1年前ならまだ分かるのですが、もうあと1週間で開幕ですからねー。ちょっと不安が残ります。
何故このようなミスが連発したのか?素人ながらの分析は後で記述します。
<長谷川唯選手だけ異次元だった>
長谷川選手のうまさは以前にも記事にしましたが、今回改めて。
昨日のテレビでも「日本女子サッカーの心臓」と呼ばれていましたが、私もその通りだと思います。
他の女子サッカー選手には申し訳ないですが、一人だけ突出してますね。足元のテクニックは勿論ですが、特に優れているのは全体を俯瞰で見る能力。
昨日試合を一回通してみたあと、長谷川選手だけにフォーカスしてもう一回見ました。
守備でやばいところがあればカバーするのは選手であればだれでもやりますが、彼女がすごいのはそのポジショニング。
相手がキーパーからビルドアップする時、バックス陣から中盤の誰にパスしそうだろうかというのをひたすら首を振って確認。
「こいつかな」と思われる相手選手にそっと近づいて中盤の選手へのボールを悉くカットもしくは妨害していました。これだと相手はビルドアップするのが難しいし、時間もかかります。
それが証拠に、後半24分に長谷川選手がベンチに下がってからはパナマが日本ゴール前までボールを運んでくる機会がかなり増えていました。
(まだレコーダー等で試合を保存している人は確認してみて下さい)
守備での貢献は見事でした。あまり目立つ部分ではないですが。
攻撃はもう言わずもがなですよね。2ゴール1アシスト。
日本先制の1点目、清水選手へのアシストが異次元とヤフーニュースになっていましたが、個人的には2点目の田中選手からパスを受け取ってシュートを決めた2点目がすごいと思っています。
もしネットとかにアップされていれば見て欲しいのですが、長谷川選手が相手ペナルティーエリアに侵入する時のスピードチェンジのすごさ!
相手ディフェンスラインに近づく時には、
「いやいや、まあぼちぼち行きまっせ」位のスピードで走るのですが、田中選手からのパスが相手ペナルティーエリア方面に出ると読み切った時のスピードアップのすごさ!あれでは相手ディフェンスは全く対応出来ないですし、事実出来なくて2点目を見事に決めきりました。
こういった対応能力が長谷川選手のセンスなのか、それともそういった訓練をきちんと受けてきたからなのかは私は良く分かりませんが、少なくとも昨日ピッチに立った全選手の中でも突出していたと思います。ESPNが選ぶ2023女子ワールドカップ出場選手のベスト25人に日本人から長谷川選手が一人だけ選ばれているのも頷けます。
以前別の投稿でも書いた覚えがあるのですが、長谷川選手の特徴はとにかく「首を振る」事。
10番の長野選手もかなり全体を見渡せるいい選手だと思いますが、長谷川選手の首振り回数は群を抜いています。このへんの司令塔タイプのイニエスタ的な選手はこれが特徴ですよね。長野選手と長谷川選手で中盤を組んでいるようなので、ここは日本の安心材料です。
一番の心配は長谷川選手が突出しているだけに、故障があったら代わりがいない!
あとの懸念は徹底的なマンマークでしょう。まあ勿論池田監督としてもそれを回避するために長野選手と組ませているのでしょう。。。長谷川選手がマンマークされたらその代わりを長野選手が実行すると(^^;)
話がだいぶ逸れてしまいましたが、視野、センス、テクニック。。。長谷川選手の異次元ぶりが再確認できた試合でした。
<不安事項>
昨日の試合ではディフェンスが頑張る場面が殆どなかったのでディフェンスについては割愛します。
ただ、ディフェンスは海外勢(特にアフリカン)は足の速さが段違いなので、かなり苦労すると思います。
問題は攻撃陣です。
正直あまり期待できないような気が。。。
唯一猶本選手位かなー、きちんと活躍できそうなのは(^^;)
この予想は外れて欲しいですが、その他の選手はちょっと厳しいと思います。
象徴的な場面を2つほど
FWの選手が(誰だったかは失念)、決まったと思ったシュートが相手キーパーに止められた時に、まだボールが外に出ていないにもかかわらず頭を抱えてプレーを止めてしまった場面。頭抱える暇があったらキーパーに詰めろよ!たとえ間に合わなくても!
あれを見たときに「こりゃ厳しいかな?」と思ってしまいました。
もう一つは前線の選手全般に言える事なのですが、とにかく「ボールウォッチャー」になってしまっている事。
相手ディフェンスの間に3人位攻撃の選手が入って、敵味方合わせて6~7人が相手ペナルティーエリア付近で横並び状態。そこで誰か一人でも中盤に下がってきてボールをつなぐ動きをすればまだしも、揃って前線から動かず(^^;)
「私にボールをよこせ!絶対決めてやる!」
の闘志むき出し!
早く私に餌を頂戴と言ってる鯉みたいな感じ!
闘志むき出しといえば聞こえはいいが、結局ゲーム全体を見ていないという事。
結果中盤の選手がボールの出しどころがない→バックパスの連チャン!でもそれじゃあゲームを打開出来ない→無理やり相手ディフェンスラインに向けてパス出し→相手ディフェンスに引っかかってボールを取られる!
<率直な感想>の所で記述したミス多発の大部分はこの流れだったように見えました。
よくサッカー番組とかで選手のインタビューに
「フォワード(点取り屋)はエゴイストであれ!」みたいな番組を見ますが、それも度を過ぎると全く逆効果になるんだなというのを昨日発見したような気がします。
猶本選手が活躍するかもと上述したのは、それでもまだ全体を俯瞰してアクションする姿勢が見られましたし、現にWEリーグでもそのような選手ですもんね。問題はその他の前線選手にあるような気が。。。。私の絵空事であって欲しいと願っています(^^;)
いよいよ2023年女子ワールドカップが開幕します。
日本代表は22日に初戦ザンビアと対戦。
頑張れ、なでしこジャパン!俺の素人気苦労を払拭してくれー!
活動費が欲しいのであります!(^^)!