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いつ聴いても最高にノれるアニメのED曲3選

10月7日、テレビ朝日系で昭和・平成・令和のアニソンランキング特番が放送されていました。

我が家は夫や息子と盛り上がりながら特番を視聴。
後半は私だけ喜々として「宇宙戦艦ヤマト」や「残酷な天使のテーゼ」を口ずさんでいました。

アニソンというと、テンションが上がるオープニング(OP)曲の人気が総じて高いです。
しかしアニソンには、数々のOP曲を上回るエンディング(ED)曲が存在します。

特番を観た方は「なんであの曲が入っていないの⁉︎」と自己ランキングとの差異に不満を感じたかもしれません。
私も然り‼︎

そこで、今回はいつ聴いてもかっこいい、最高にノれるアニメのED曲を3つ紹介します。

TM NETWORK「Get Wild」

都会の掃除屋・冴羽獠の活躍を描く「シティーハンター」のED曲。
近年新作アニメ映画を放映しており、「Get Wild」も主題歌として長く愛されています。
特番でも昭和のアニソン4位にランクインしていました。

TM NETWORKといえば小室哲哉氏のシンセサイザー。
前奏が流れた瞬間に心が震え、胸が躍り出すのは、ひとえにアニメの演出のおかげでしょう。

通常のアニメは話のパートとEDが完全に分かれています。
ですが、シティーハンターは話の終わりに「Get Wild」の前奏を被せ、そのままEDに誘導する手法を初めて取ったアニメなのです。

現在はアニメのみならず、ドラマでもキャストのセリフに被せてED曲を流す演出が多く見られるようになりました。

厳密にいうと、私はシティーハンターよりすこし下の世代です。
水曜はドラゴンボール、土曜は幽遊白書とセーラームーンの放送を心待ちにしていた世代でした。

「Get Wild」が好きになったのは、父が持っていた80〜90年代のヒット曲を集めたアルバムを聴いてからです。
私自身はアニメの演出関係なく、曲自体のクセになるテンポがすぐに気に入ったのです。
おそらく、安室奈美恵やTRF、globeなどいわゆる「小室サウンド」を多感な頃に聴いてきたためでしょう。

アレンジによってはあまりにも長すぎる前奏も、この曲だからこそ許せます。

個人的にカラオケでもよく歌う曲です。
会社勤めの際二次会で、イントロから非常に盛り上がったのを覚えています。
あの血湧き肉躍るグルーヴ感は、80年代の空気や小室サウンドをすこしでも浴びた人間にはたまらないのです。

THE YELLOW MONKEY「Tactics」

かつての人斬りが不殺(殺さず)の誓いを掲げ生きるさまを描いた名作「るろうに剣心」。現在リメイク版が放送中です。

90年代に放送された旧作はJUDY AND MARYの「そばかす」を初めとして、当時新進気鋭のアーティストを起用したテーマ曲が話題になりました。

THE YELLOW MONKEY(以下、イエモン)の「Tactics」はその初代EDです。
ギターの音色に合わせて、登場人物にスポットライトが当たる映像がアダルトな雰囲気の楽曲にマッチして、小学生当時とてもかっこよく映ったものです。

「Tactics」はイエモンが一躍有名になった楽曲「JAM」のB面(同じCDに収録されているサブ曲)でした。
私はこの曲でイエモンが好きになり、コロナ禍前に行われた再結成ツアーで「Tactics」の生演奏を聴き踊り狂いました。
直に浴びた快感は、今でもギラギラとしたステージを思い起こさせてくれます。

アニメの世界観を踏襲する傾向が強い近年のアニソンに比べると、90年代のるろうに剣心のテーマ曲はおよそ作品に沿った歌詞とは言えませんでした。

それでも、るろうに剣心のテーマ曲は総じてインパクトの強い曲が多いです。
T.M.Revolutionの「HEART OF SWORD 〜夜明け前〜」も甲乙つけ難い名曲です。
闇に光る刃のきらめきのような潔さを感じさせます。

ALI「LOST IN PARADISE feat. AKLO」

アニメ続編が絶賛放送中の「呪術廻戦」。
呪術師と呪霊のバトルを描く、ジャンプ作品でもダークな作風です。
その初代ED曲として大きく話題となったのが、ALIの「LOST IN PARADISE」でした。

アニソンとしては珍しいクールな曲調と、素描のタッチを生かした映像。
双方が相まって、従来のアニソンとは一線を画するセンスの良さを見せつけた楽曲です。

放送当時エンゼルスの大谷翔平選手が出場曲にしていたのもあり、アニメのキー局のTBSは大谷選手を取り上げる際決まってこの曲を流していました。

歌詞は構想時から、現在放送中の「渋谷事変」を想定したものにしていたと語られています。

I won’t give up the fight in my life

俺は生涯闘うことをあきらめない。
おそらく過酷な運命を背負った主人公・虎杖悠仁の心境を表しているのでしょう。
大谷選手もこの歌詞に深く同調したのだろうと考えています。

飽きのこない曲調に加えて、揺るぎない決意がひしひしと感じられる魂のこもった一曲です。
身体が自然と動き出すため、個人的には家事のときよく流していました。

翌日家族でカラオケに行き、WANDSの「世界が終わるまでは…(スラムダンク)」と、高橋ひろの「アンバランスなkissをして(幽遊白書)」を夫が熱唱してくれました。
言わずもがな、ED曲です。


※ヘッダー画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。ありがとうございます。

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