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小説創作に憑かれた人よ!

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小説やシナリオなど、言葉で物語を描くことに関しての気づきや技に関する記事です。 「小説指南抄」は過去記事を、「創作エッセイ」は新しい記事をアップしています。
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#小説の書き方

創作エッセイ(68)活劇シーンについての考察

小説執筆に関する気づき系エッセイ。今回は動的なアクションシーンについて考えた。というのも…

栗林元
2か月前
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創作エッセイ(63)影響を受けた作家

昨日今日と24時間の間に、奥泉光さんの「黄色い水着の謎」「ゆるキャラの恐怖」(それぞれ、…

栗林元
3か月前
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創作エッセイ(61)長編執筆あるある

 現在執筆中の「不死の宴 第三部」、二年かかってしまったがあと二章を残すのみとなった。残…

栗林元
3か月前
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創作エッセイ(60)小説創作のロケハン

 小説を構想する上でのロケハンについて。  実は今、娘とある作品のプロットを考えていて、…

栗林元
3か月前
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創作エッセイ(47)小説執筆でのポメラの使い方

個人的な小説執筆プロセス  私の個人的な書き方は一種類ではない。  短編やショートショー…

栗林元
5か月前
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創作エッセイ(46)映画と小説

双葉十三郎の本で映像の技を知った  私は小学生のころから小説が好きだった。中学に入ってか…

栗林元
5か月前
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創作エッセイ(45)物語の「型」

起承転結、序破急など  物語の型でよく言われるのが「起承転結」とか三幕構成の「序破急」(シナリオとか)など。これはいわば形の型だ。  もう一つ、読者なり観客なりが「気持ち」の上で感じる型がある。  これは、謎の提示と解決などの周期で、形の型にはこだわらないし数も決まっていない。 誘い、焦らし、満足のローテーション  これは物語を転がす道具で、これが適切に配置されていると、一度読み始めた読者はページを手繰る手を止められないという作品になる。  ドラマだと、近年オンエアされ

ブックガイド(81)「小説の書き方 小説道場・実践編」(森村誠一)

 人気作家である森村誠一さんが書いた指南書で、ずっと独学で小説を書いてきた自分にとっても…

栗林元
5か月前
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創作エッセイ(40)暗喩とは

私の文によく出てくる暗喩。英語でメタファーとも呼ばれる表現方法です。 具体的に挙げると「…

栗林元
5か月前
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創作エッセイ(39)物語はなぜ類型化するのか?

今回は、折に触れ考えていることを書いてみる。 物語の類型とは  小説やマンガなど物語を描…

栗林元
5か月前
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小説指南抄(33)読者の共感を得るとは

(2015年 11月 05日「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載) 読書における共感とは?  小説…

栗林元
6か月前
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創作エッセイ(38)長編小説の執筆管理

今回は長編小説を書いていくときの執筆管理の小技について。 何を管理するのか 私は写真の管…

栗林元
6か月前
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創作エッセイ(36) 作品によって文体は変わる

作品によって最適の文体、語り口が存在する。あくまで、その作家の個人的嗜好ではあるが、私は…

栗林元
6か月前
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創作エッセイ(35)執筆場所のこだわりについて

小説を書く場合、特にそれが実際の文章のテキスト打ちの場合、書き手ごとにお気に入りの場所というものがあるものだ。 外でしか書けない  私の場合、地元の喫茶店、地元の図書館、愛知県図書館、市営の公園内の集会施設などをその日の気分で選んでいる。そこでポメラを使って小説を打ちこみ、自宅のデスクのPCを使ってその日の文を印字。さらに執筆量をエクセルのシートに落として進捗管理している。 本業がある故に  このような執筆スタイルになったのは、私が専業の作家ではなく本業を別に持つ書き