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記事一覧

ブックガイド(142)「BURN 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」(上・下)

11巻に及ぶ長編を読み終えて満足感に浸っている。 シリーズものとはこうでなくては。 興味深…

栗林元
7時間前

ブックガイド(136)「BAcK 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

12月25日から年明けまでの年末に起きた事件とその捜査を描く。 今回の殺人は、警察と契約…

栗林元
1日前
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ブックガイド(140)「LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」

今回は「人形婚」がネタ。 「青森の旧家で起きた火災の現場から、“変なもの”が発見されたの…

栗林元
2日前
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ブックガイド(141)「BEAST 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」

シリーズ第三弾は、狼信仰と人狼譚。 秩父山域で行方不明になっていた男性が遺体で発見された…

栗林元
3日前
1

ブックガイド(139)「FIND 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花 」

被疑者を勾留中に、圧迫的取り調べで自死させてしまった神奈川県警刑事・木下清花。県警捜査一…

栗林元
4日前
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ブックガイド(138)「COPY 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」

三木監察官と麗華さまの結婚式というほのぼのシーンから一転、心臓をえぐられて供えられたかの…

栗林元
7日前
4

ブックガイド(137)「MIX 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

今回に至ってホラー系ミステリーにSF色まで加わった感あり。 五月、所沢市の狭山湖で、下半身が魚の少女の死体が発見された。 何とも面妖な事件に挑む八王子西署の比奈子たち。 やがて、生まれて間もない幼子たちの遺体の一部が発見される。その遺体の変貌から、遺伝子レベルの実験の犠牲者ではないかと。 これまた、読みだしたら止まらない。 「MIX 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」

ブックガイド(135)「ZERO 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

第四巻の事件から続く。五・六巻で前後編。 長野県と東京都内で幼児の遺体の一部が発見される…

栗林元
2週間前
2

ブックガイド(134)「LEAK 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

今回も連続殺人である。それも突拍子もない。 正月の秋葉原で見つかった不可思議な死体。不自…

栗林元
2週間前
2

ブックガイド(133)「AID 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

この第三巻からは、チームの連中のそれぞれのキャラが巧く回り始めて、生きのいいバディものに…

栗林元
2週間前
1

ブックガイド(132)「CUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

取り壊しの決まった廃病院で発見された腐乱死体。検死に向かった比奈子たちの前に、病院内の各…

栗林元
2週間前
1

ブックガイド(131)「ON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

第21回日本ホラー小説大賞読者賞。 奇妙な「自殺」事件。犯人はみな殺人犯で、過去の自分の…

栗林元
3週間前
5

ブックガイド(130)「熊の皮」(ハヤカワ・ポケット・ミステリー)

もともと短編小説やエッセイの作家で自然愛好家ジェイムズ・A・マクラフリンの処女長編。 世…

栗林元
3週間前
6

ブックガイド(129)「この場所、何かがおかしい 」(最東対地)

おかしなものを観察する探訪記。ここでの「おかしい」は怪しい、可笑しいなど色々な意味を内包してる。 街を歩いていると遭遇する、予想もつかないおかしなモノ。現在だとyoutubeの怪奇系チャンネルでよく見るネタだが、以前は書籍でリリースされることが多かった。いわゆる「珍百景モノ」のブログ本である。 この本の面白さは、関西人である再東氏のセンスで再解釈していることかな。 私の地元・愛知県のネタも二話入ってる。 「この場所、何かがおかしい 」 (追記) 小説家にとってのインプットは