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私の原点。医療に燃えて、海外を飛び回る理由

こんにちは!
メプラジャパンCEOの佐藤創(さとうはじめ)です。

今日は実家に帰省し、親族集まっての家族行事。
息子の 1歳記念でたくさんお祝いしてもらいました!

佐賀では 1歳になると「餅踏み」「選び取り」をします。「選び取り」では、最初に取ったもので将来の職業を占うそうです。

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(息子はバスケットボールを選びました。将来はNBA選手?)

みんなで食事をしながら、私の幼少期の話など色んな昔話をしました。懐かしくて楽しいな〜!と思う一方で、私にとっての原点を思い返していました。


原点は、家族の病気

私が医療に興味を持ち始めたのは、大学 4年生のとき。それまではまったく医療に興味はなく、まさか自分がこの業界に入ることになるとは一切思っていませんでした。

しかし、ある日突然、母と祖父がそろって大きな病気になりました。

その手術や入院の場面で感じたたくさんの「違和感」がキッカケで、医療の現場・制度などにおける課題を知って医療業界に深くのめり込んで行くことになりました。

(そのあたりの詳細は、以前受けたインタビューでお話しました。)


医療現場での経験、そして産業としての医療

医療に興味をもってから様々な本を読むことになり、その中でも一番興味をもった「病院がトヨタを超える日」の著者・北原茂実先生に突撃して病院でのインターンを始めることになりました。医療の現場がどのように動いているか知りたかったのです。

病院の経営企画室にて、病院と企業の共同新規事業や、東北大震災直後のクリニック立ち上げなど様々なプロジェクトに携わらせていただきました。

医療の現場を知るとともに、医療現場におけるマネジメントの課題や、「医療産業」の可能性を日々感じることになりました。そしてタイミングとご縁が重なり、メプラジャパンという会社を創業することになりました。


アジアでの衝撃

在学中に起業し、大学卒業前にはアジアを巡る旅にでました。

1ヶ月半かけて、中国 → カンボジア → インド の合計13都市を訪問。
各地の起業家や医療機関を訪ねていきました。

カンボジアでは到着 1時間後に「ブラックジャック詐欺」にあって数万円を失い、インドでは到着直後にホテルの目の前でナイフを持った二人組に襲われ、その翌日には「旅行会社詐欺」にあい残金3000円であと3週間を旅することになりました。

まったく旅慣れていない良い「カモ」でした。涙

でも、そんな大変なことがありつつも、アジアの勢いを全身で感じました。

若者とバイクだらけの街、市場(いちば)の活気、目がキラキラした学生、大きな夢を語る起業家。みんなが「もっと経済が良くなる!」と信じて、まったく町並みも整っていないようなカオスの中で必死に生きている姿が強烈に印象に残りました。

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そして日本に帰国する飛行機で、「1年以内にアジア新興国での仕事に携わる」という目標を立てました。そして帰国してから卒業し、起業したメプラジャパンの仕事に没頭しはじめました。

カンボジアからの国際電話

そんな目標を立てた矢先、いきなり海外の番号から着信がありました。

出てみると、カンボジアにいる北原先生からの電話。
カンボジアで病院をつくるから、いますぐ来ないか?というお誘い。

「行きます」と即答しました。

待ちに待っていたチャンスが、まさかそんなすぐにやってくるとは。

すぐにカンボジアに飛びました。


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(1つ目のプロジェクト。まずはクリニックをつくり、病院オープンへ。)

最初は出張ベースでしたが、すぐにカンボジアでの仕事の魅力を感じ、移住することになりました。

カンボジアでは本当〜〜〜に沢山のハード・シングスに打ちのめされました。予想を遥かに上回って大変すぎました。笑

私もプロジェクトメンバーの一員として、日本とカンボジアの多くの方々の協力によってなんとか病院オープンにこぎつけることができました。

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(カンボジア:Sunrise Japan Hospital Phnom Penh

病院をつくって見えてきた新興国の医療課題

実際にカンボジアという新興国で病院をつくることで、とても大きなインパクトを与えることができた(できている)と思います。

その一方で、病院をつくることの大変さを知りました。時間、お金、人材、どれもが大量に必要になります。しかも、病院を経営的に成立させるためには特定の層をターゲットにした病院づくりも必要になります。

しかし、新興国では医療にアクセスできない人が多く、急速な生活環境の変化による慢性疾患が増加し、さらに医療保障制度・保険制度は不十分。

病院をつくるのはとっても重要。

しかしそれだけでは急激に変化する新興国の課題を十分に解決することはできないのではないか?自分ができることは病院をつくることだけなのか?

そのように考えるようになり、新興国でも必要十分な医療を低価格で提供できる解決策を探して、またアジアを巡る旅に出ました。

そして、インドネシアやインドを訪れ、また大きな衝撃を受けることになりました。

テクノロジーで医療課題を解決する

新興国では、テクノロジーを活用して医療課題解決に挑む企業・病院がすでに大きなインパクトを与えていました。これまでの常識、いわゆる医療の形とは別のアプローチで課題解決していることに衝撃を受けました。

そして私は、カンボジアだけではなくアジア諸国をフィールドに仕事をするようになりました。様々な企業・病院を訪れ、沢山のスタートアップにも会えました。

そんな彼らと一緒に、新興国の医療課題解決に挑むことができています。

今はまだ On Going なものも多いですが、また改めてお話できればと思います!

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(色んな国のメンバーと仕事できるのも楽しい!)

今日はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

ちなみに、最初にご紹介した「選び取り」では、私は「野球ボール」を選んだそうです。でもまったく野球をすることはなく、今は医療に携わっています。当たるとは限りませんね。笑

それではまた次回!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます! より良い記事をお届けできるよう日々情報アップデートしていきます。