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⑬産後の仕事とライフバランスにキリキリした話

■リフォームプランナー歴10年
整理収納コンサルタントになる前は
住宅リフォームのプランナーをしていました。

2016年冬の写真 いまよりめっちゃ老けてるな!笑笑

リフォームと言っても、
網戸の張り替えとかコンロの取り替えではなくて、
劇◯ビフォーアフターみたいな、
スケルトンリフォームを一人で担当する役割です。

工事単価は平均1,000万円!!
打ち合わせ〜設計〜現場監理もします。
ヘルメット被って、作業着着るんですよ!笑

私は、大手不動産会社で戸建リフォームと、
マンションリフォームどちらも経験してきました。

500軒以上の家を拝見し
いままで100軒以上のお家に関わらせてもらいました。

■責任の重さとやりがい、ママ業は?

仕事は1,000万円の請負契約
その責任者が、私なのです。

お客様と打ち合わせ、
 希望に沿った間取りをつくり
 値段をすり合わせ
・設備を決めたり床や壁紙などを決め
・大工さんに工事内容を伝え
 現場に通い、間違いがないかチェックし
・近隣からうるさい!とクレームが入れば
 何時でも駆けつける。
・材料が足りない時の手配や
 水道やガスの手配もする。

そんなやりがいのある仕事でしたので
責任重大な仕事だったのです。

この楽しさと隣り合わせのストレス、、
分かりますか??

・子供が熱を出しても仕事を休めない
家に帰ってからも、また呼ばれるかもしれない
何時に携帯が鳴るかわからない
何か現場に問題があれば、責任者である私のせい

18時には会社を出て(時短勤務とかないから!)
19時に保育園に迎えに行き
そのあと帰宅しても、会社の携帯が鳴るんじゃないか?と
毎日ビクビクするようになりました

え、こんなに何かに怯えながらやる仕事って
私にとってなんやろう??


仕事は楽しいですが
乳児を抱えてやれる仕事じゃないのかも、、

そう思い始めたら、
仕事の楽しさより不安や心配、
苛立ちの方が多くなっていきました。

会社では18時スタートの会議は、
はじめの15分だけ出席して早退

出張は基本的に受けない
日帰りなら可能

上司にチームリーダーを打診されても
チームの面倒を見る時間的余裕はない

上昇志向が強かった私は、
頑張りたいのに頑張れないジレンマに
苦しんでいました。

職場にはそれをやっている『先輩』は不在。
メンターがいないことも私にはキツかった。

■誰も責めてないけど、しんどい
乳幼児を抱える私の働き方を見て
職場の上司は私を責めることは
ありませんでした。

同僚も、後輩も、私を責めることは
ありませんでした。

誰にも責められてないのに
私は肩身が狭く感じるようになりました。

私はいまできる中で
最高のパフォーマンスをしようと努めました。
ひとりで歯をくいしばって頑張っていたの。

0歳の娘は19時まで保育園に預けられ
土曜も保育園に預けられました。

娘は保育園を楽しんでいるように見えたし、
大好きな仕事を満喫したい気持ちでした。
でも、、、

誰にも責められませんでしたが、
私の胸はキリキリと痛かったのです。

こんなときどうしたらいいか、
分かりますか??

いままでのシステムでは無理なんじゃない?
って、感じ始めたとき
あなたは、どうしますか??

つづく→⑭

ー全8話(⑦~⑭)ー
ゼネコンに就職したけれど半年で辞めちゃった話(⑦)
デザイン事務所も二年で辞めちゃった話(⑧)
通販販売会社の企画の仕事に就いた話(⑨)
通販会社も辞めて、リフォーム業界に飛び込んだ話(⑩)
リフォームプランナーは面白くて自分に合っていた話(⑪)
リフォームプランナーは面白いけど、妊娠で考えが変わってきた話(⑫)
時間にハンデができたら、逆にいいお客様だけになった話(⑬)
産後の社会復帰を機に、夫と家事育児分担を話し合った話(⑭)

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