脱毛という言葉に怯える男(2022/11/10)

何故、人間は毛を剃りたがるのだろうか。
私はこの疑問を常に抱いている。

なぜ、人間は中途半端に毛が生えるのだろうか。サルは全身毛だらけなのに、人間は頭にしか毛が集中して生えてこないのはどうしてなのだろうか。

実際に、この目で原始人を見たことがないけど、いまの人間よりもずっと毛が多かったと思う。男だから毛が多い、とか女だから毛が少ないとか、きっとそんなのは無かったと思う。

原始人というワードで思い出した。
(過去に)サルから人間に進化する流れの中で、人間は火の道具化に成功したり、さまざまな道具を生み出して環境変化から身を守るための衣服を作ることに成功した。

体毛の役割として、

甲殻類のように頑丈な表面組織を持たない生き物は、比較的貧弱なを暑さや寒さ・厳しい天候から守る。

というものがあるが、その体毛よりも優れた機能を持つモノ(火や衣服)が登場したことによって体毛の存在価値が暴落したのではないか。それでいまの人間は、全体的に(特に恒温動物かつ哺乳瓶の中でも)毛が少ないんだなぁ…って。ここら辺は常識かもしれないけど。改めて考えると、なるほどね。ってなるね。

まぁそうだよね、毛むくじゃらの生き物が火を使ったら、毛に火が燃え移って焼死するリスクが高いもんね。もし、クマが火を使いこなせるようになって、そのまま進化していったら、毛を刈られたヒツジみたいに全身の毛がなくなるのかな。

無駄な話で長くしちゃったけど、
私が何を言いたいかって、それは

本来、体を守るために生えてくる毛を
無駄だ無駄だと言ってわざわざ剃る行為って
地雷原のど真ん中に家を建てるようなもんだな

ということです。
脱毛が怖いってこのこと。今日のネタバレ。

まぁね、大雨や大雪にも耐える頑丈な住居や、ヒートテックとかエアコンみたいに暑さや寒さを凌ぐ技術があふれるこの世の中で、毛の有無によって「身を守る」ことに有利不利が生じることは殆どないと思うけどね。考えすぎか。

でも、やっぱり最近は「毛」が嫌われる対象になってる気がするよね。髪の毛と髭しか許されてないって。ほんとに。

いまの文化的に、毛を剃らない=不潔
みたいな風潮が漂ってるけど
それを常識としてただ受け入れるのではなく
ある種の固定概念として毛が不潔というイメージを打ち砕いて「剃らない」「毛を大切にしたい」「毛が自慢だ」という意見も大切にすべきだと。もっと主張していってもいいんだと。そう思うんですよ。

サル(人間の祖先)はそもそも毛がなかったら、今まで生き残ることはできなかっただろうね。きっと。
毛がカラダを守ってくれたからこそ、現世にもサルがいるし人間もいる。

サル無くして人間生まれず。
「毛」無くしてサル生きれず。

もうちょい「毛」に感謝しようかな。
って思った秋の夜。
おやすみ。

あとがき

最近、忙しくなってきたので、ちゃんとスケジュール管理をするよう心がけているのですが、忙しさが可視化されると急に嫌になるんですよね。
あ、やだな。って。

スケジュール管理をしている時って、
これから忙しいけど、どうですか???
って自分にプレッシャーをかけているようで嫌だ。

しかも、明日から6連勤が確定している。
スケジュール管理さえしなければ気付かなかったはずの情報も、強制的に知ってしまう。嫌だ。

6連勤自体は嫌ではないが、忙しいという事実を知ることが嫌。気付いたら「なんか最近忙しいな〜」くらいでちょうどいい。

もっとスローな生き方をしたい。
一日24時間は短すぎる。あまりにも。

以上

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