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くだらないウワサ話は酒をまずくする



・ウワサ話はキライだ。そこにいない人のウワサをおもしろおかしく、そしてどこかでバカにしながら話すのはもっとキライだ。しかしウワサ話は止まない。なぜ人はウワサ話が好きなのだろう?

・キラーワードは「ここだけの話なんだけどね」


「AとB子がつきあってるって知ってる?」

酒の席でこういう話を切り出されると、途端に眉間にシワが寄る。
「またウワサ話かよ」と。

そんな時はすかさず「酒がまずくなるし、やめてくんない?」と言い放つ。
いや、だってホントにまずくなるんだもん。

人さまの恋愛や下半身事情なんてどうでもいい。
恋愛、上等。
あんたたちに迷惑かけてないんだから、べつにいいじゃないって思う。

こういうことを平気で言うから、「ノリが悪い」って言われるんだろうな。
でもホントかどうかもわからないウワサ話に時間を割いたって、なんの得にもならない。

「ノリがいい」ウワサ好きは、おうおうにして群れを成す。
たくさんいるほどウワサ話は盛り上がるからだ。

群れの結束力を最高に高める魔法の言葉はただ一つ。

「ここだけの話なんだけどね」

「ここだけの話」なんて、ワケあるわけがない。
私なんて複数の人から「ここだけの話なんだけどね」と前置きされ、まったく同じ内容のウワサ話を耳にしたことがある。
人の口に戸は立てられないのだ。

まぁ、当人たちは「秘密を共有した」という小さな優越感がたまらないんだろうな。
そして秘密を守る約束はいとも簡単に破られ、群れの各人が広めてゆく。

人の口をつたって広まった話は、いつしかおヒレがつき、ありもしない作り話になってしまうこともある。
ウワサ話の怖いところは、そういうところだ。
だから私はウワサ話の輪に加わらない。

・ウワサ話にむらがる人の共通点


ウワサ好きの人には笑ってしまうほど共通点がある。

まず挙げられるのは「世界が狭い」こと。
まさに井の中の蛙で、視野が狭いし、人間関係も自分と同じ業界の人ばかりになる。
したがって話題も業界内のウワサ話が中心になるのだ。

そこで「お山の大将」になったら、あら大変。
安物のお殿様のできあがりだ。

「誰よりも自分が一番」と勘違いした殿様は、ウワサ話に乗ってこない、ウワサを否定する下々の人間を無惨に切り捨てていく。

殿様の寵愛が欲しいウワサ好きは迷うことなく同調する。
同調しておけば、群れから切り捨てられることがないからだ。

そんなヤツらがウワサ話をしてると思うと、ウワサに翻弄され、悩むことがバカバカしくなる。

しかし、ウワサ好きの中には邪悪な人間もいる。
それはウワサ話によって、誰かの足を引っ張ろうと考えている人だ。

あらゆる手段を使って人を蹴落とし、小さな世界でようやく地位を得た人にその傾向が強いように思う。

苦労の末、やっと自分に当たったスポットライト。
その光を奪うことは、何者とて許せない。
だが直接手を下すと、自分の地位を失う可能性もある。

自分の手を汚さず、邪魔者を消すには「ウワサ話」が一番手っ取り早い。
それもネガティブな話題なら、なおいいワケだ。

邪悪な笑みを浮かべながら、「私はよく知らないんだけどね」と言いながら、人の悪いウワサを流す人ほど怖いものはない。

こういうヤツに出会ったら、とにかく関わらないことだ。
所詮は焦燥感からくる嫉妬。
情報はすべてシャットアウトし、何を言われても、聞いても、「ふーん」と流せばいい。

反応すればするほど、さらにイヤな情報が耳に入ってくる。
ココロを疲弊させないため、そして自分を守るためにも無反応を貫くのが一番だ。

ウワサ話なんて、勝手にさせとけばいい。

そういうヤツらは、スグに次のターゲットをみつけるし、間違いなく飽きる。
ヤツらのエサとなるウワサのネタは、フレッシュなほうがいいからだ。

ウワサを嬉々として流すヤツなんてホンの一握りで、世界中の人がしてるわけじゃない。

限られた時間をくだらないウワサ話に費やすのは、いかに愚かなことか。

そんなヤツらは相手にするだけ時間のムダ。
一つ上のステージに上がって、鼻で笑ってやれ。

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★最近買った「リファ」のシャワーヘッド。髪の毛ツルツルになっていい感じ。自分のごほうびって大事。

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