「相手の期待に応えよう」とする人の心理

期待に応えようとしてムリしてしまう


私のように人の感情が読めすぎてしんどくなる人を「エンパス」というそうだ。

エンパスの特徴

・人の話を聞きていると、まるで実体験のようなデジャヴを感じる
・他人の嘘が分かる
・自分でも気づかぬうちに、他人の隠された意図を汲んで行動してしまう
・相手が何も言わなくても、本音に勘づく
・残酷なニュースは、つらくて見られない
・悪口を聞いているだけで具合が悪くなる
・人が怒られていると、自分が怒られているようにつらい
・犬や猫など、ペットの気持ちが何となくわかる
・他人や霊的なものに影響され、自分の感情が動いてしまう
・土地や場所などの悪いエネルギーを受け取ってしまう
・一緒にいる人に似ていく。自分が変わっていく
・相手の気持ちや考えを想像するあまり、思い込みや勘違いをよくする
・小さな物音で起きるほど眠りが浅い
・人混みや満員電車が苦手 など
「新宿ストレスクリニック」HPより抜粋

これまたエンパスの特徴らしいのだが、人の感情がわかりすぎてしまうため、何とかして期待に応えてムリをしすぎてしまう。
これ、しんどくないですか?

私は母の愛が欲しいが故に、期待に応えようと勉強もしたし、仕事も必死にした。
期待に応えて、ほめてほしかったから。
母が私を自慢のネタとして使い、喜んでくれることが親孝行だと思っていた。

実はこれと同じようなことを仕事上でもやってしまうクセがあった。

期待に応えようとすると、人間関係が悪くなる


期待に応えようとしてがんばると、キャパがオーバーし、心もカラダもパツパツになる。
そして疲弊しきって、向けるべきところにパワーが向けられなくなる。
パワーは本来、自分のために使うもの。
誰かの期待に応えるために温存しておくものではない。
時にそれはあってもいいけど、それが続くと誰のために生きているかわからなくなる。

そもそもホントに自分は期待されているんだろうか?
期待に応えてがんばった時、思うような反応が得られないことが多々ある。
「ああ、この人は自分が思っているほど、期待してくれてなかったんだな」と落胆する。
そしてそれがストレスとなり、相手への不信感にもなる。
「こんなにがんばってきたのに」と。

これでは人間関係もうまくいかなくなるし、パワーもうまく使えない。
だから止めた。
人の期待に応えるために自分をヘリ減らすことを。

あくまでも基準は「自分」であり、実行するのは「心が動くかどうか」
自分が決めたのであれば責任は自分にあるし、誰を恨むこともない。
自分だけ損をしたような寂しい気持ちになることも、もちろんない。

ごくたまに昔のクセが出て、「この人のためならがんばろう」と一瞬思ってしまうが、「ダメダメ」と自戒する。
称賛されることで得られる自己肯定感ほどもろいものはない。
人との関係を長く続けるには、自分軸が最も大事。
そのためには他人の称賛に依存せず、自身で勝ち取った自信を得ないと長続きしない。
上段に構えた言い方かもしれないけど、これは実体験から言えるこである。

人は思う通りに動かないし、望んだ言葉もくれない。
そしてもし相手が称賛してくれなくても、それは自分のせいじゃない。
間違ったことは何にもしていないのだから。

それさえ覚えておけば、ヘンに傷つくことはない。

期待になんか応えなくっていい。

人生における優先順位の1番は常に「自分」
評価基準も他人ではなく、「自分」でいいのだ。

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