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イングランド 衛兵の帽子とは!? UK

こんにちは!

ロンドン旅行の醍醐味として衛兵の交代などもご覧になったことがある方も多いかと思います。
みなさんイギリスの衛兵さんといえば何を思い浮かべますか?


喋らない、動かない、でかいモサモサの帽子…などなど
いろいろあるとは思いますが、イメージはできると思います!

今回は、あの帽子の意味とは一体なんなのか!?そもそも何でできてるの?
っていう部分を解説していきたいと思います!!


まず最初に、あの衛兵さんは「イギリス陸軍近衛師団」という軍人さんです。
(バッキンガム宮殿などの警備員ではありません。)
現国王のチャールズ王の直属の兵士さんということですね!
関係ないですが、イギリスの王直属の軍隊の歴史も面白いですよ!たくさんの王族の方々がそれぞれの直属軍を作ったりするんですよ!よかったら調べてみてください!個性出てますよ〜!

まずあのモサモサの正体は、熊の毛皮(ベアスキン)で作られているそうです。
帽子の大きさは45cmで重量は約600グラムとまあまあ重そうな感じですね!
っていうか動物愛護団体からの圧力も強そうですよね〜…笑


モサモサの帽子の始まりは、スコットランドの兵士から始まっていると言われています。
スコットランドイングランドよりも北に位置し、とても寒い地域であるがために最初は防寒のために着用していたようです。
(北国あるあるですね!)



その帽子をフランス軍も採用した事で、イングランド軍も採用したようです。
スコットランド軍の帽子

フランス軍が見て、あの帽子いいねぇ〜!

イングランド軍が更に真似てあの帽子いいねぇ〜!
すごい訳わかんなくなってますけど、行って返ってきたみたいな感じ??笑

時代はナポレオン戦争時まで遡ります。
当時の戦争は白兵戦が主で相手と対峙した際にいかに体を大きく見せるかがポイントでした。大きな帽子を身につける事で威厳や威圧感などを演出していたそうです。



1815年の「ワーテルローの戦い」でイギリス連合軍が勝ちフランス軍の帽子を戦勝の記念として持ち帰ったそうな…
1900年代以降の戦いではご存知のとおりより戦闘術に長けた戦争になっていったため、帽子は大きな的になる事から戦場ではこの帽子を被ることは無くなったそうです。

ということで、強く見られたい。デカい男に見られたい。
『寒いから』という理由よりも頭を大きくするという事が最終的には「迫力!!」これに尽きるようです。

いろんな民族、歴史、現代の政治家に至るまで頭の大きさ、髪が多いっていうのは『迫力』に一番直結するというのはいつの時代でも変わらないんだな〜と改めて感じました。

では、また!


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