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ボウズ(丸刈り)という髪型とは?

こんにちは!

こないだちょっとビックリしたニュースがあったので時事ネタとしてブログにしてみました!


先日のニュースで「丸刈り」に関する裁判が行われていることを知りました。


今回は、髪型ブログらしく『丸刈り』という髪型に対して歴史的背景や宗教的概念の繋がりについて本気で考察してみようと思います!

男子なら一度は通るであろう坊主問題。

特に学生時代に一度はこの問題に直面した方も多いのではないでしょうか?

私も中学時代に部活の最後の大会まえに一度だけ丸刈りにした記憶がある。

もちろん僕自身は本当に嫌だった…(だって意味わかんないんだもん!!笑)

どうにか坊主にしない方法はないかと常にXデーを前に模索していましたね…

しかし、中学生という思春期に先生や同級生の同調圧力から逃れる事ができなかったのは言うまでもないでしょう。


おそらくあの時代よりは、現在が良くなったとは言え甲子園で坊主じゃない高校が優勝する姿をまだみていないのも事実。

今回は、坊主とはいったい何なのか?を本気で考えてみたいと思います!!


まずボウズにするメリット、デメリットを挙げてみましょう!


ボウズのメリット

・髪型を気にしなくていい。

まぁ寝ても覚めても丸いしね〜。


・寝癖などがつきずらい。

1cmくらいまで伸びたら流石に割れたりしてつきそうだけどね!逆に目立つかも!


・手入れが簡単。

伸びてきても家族などにバリカンでバーっとやってもらえばまたおなじ髪型になる。


・ある意味衛生的 

ある意味というのは、現代において多少髪が長くてもシャンプーやドライヤーなどを用いれば衛生的に保てる文明の利器が多い。坊主であろうが頭皮を洗わなければ十分衛生的とは言えない。


デメリット

・そもそも変な髪型

骨格を補正できていないためバランスが悪い

よっぽど頭の形が綺麗で彫りの深い顔なら似合うとは思う。よってかなり人を選ぶ


・日焼けしやすい

紫外線をダイレクトに浴びやすいため頭皮にかなりのダメージ


・美意識の低下

髪型を気にするという思考がそもそも停止してしまう可能性もあるので、身なりに気を使うという意識が欠如してしまう可能性も捨てきれません。


などなど…

ざっと挙げただけでもメリット、デメリット色々ありそうですね!

今回の裁判の焦点は、訴えた側の男性が『学校の上級生から伝統として強制的に丸刈りにされた。』

というのが原告側の主張です。


結果から言ってしまうと、原告側の主張は棄却され負けた状態になっています。


学校側の主張としては、『男性は自ら3年生に丸刈りを頼んでおり強制的とは言えない』とのことで違法性はないと判断されました。


まあもちろんこの裁判について書き切れないほどのたくさんの要素が重なっているとは思います。


がしかし、いわゆる伝統的な部分だったり、上級生に逆らうという目に見えないものがあるってていうのも確かな気がします。


ちなみにこの裁判は、熊本県に対して訴えており、損害賠償金1円を請求する裁判になっています。

何だかこの男性が、社会の見えない圧力に対する新しい時代に向けた革命を起こそうと頑張っているような気がして応援したくなりますね!

小さな事かもしれませんが思春期の男子には大事な事だったりします。

髪型くらい自由な青春時代になって欲しいわ!

また控訴するらしいので、一石を投じる結果を期待しております。



そもそもいつからボウズという髪型があるのかというと、明治以降になっております。

まだ言うて最近です。

明治16年頃、手動バリカンがフランスから初めて日本に伝わってからになります。

昔床屋さんでみた事ある!

何度も当ブログでお伝えしておりますが、明治の断髪令までは男性もずっと髪を伸ばしていました。


そして明治27年あたりから「日清戦争」がはじまり髪を切るという文化も定着し始めた中で、伸びても、髪が邪魔にならない丸刈りが流行し始めたと思われます。


この辺から日本は、他国との怒涛の戦争が始まっていきます。

貧乏にもなります。髪型はおろか身なりに気をつけることも一般人の間では少なくなっていってしまったのかなと思われます。

あとは、見た目的な印象としても『強い軍人さんはボウズスタイル』っていう印象も定着すると、強い男は髪型なんて気にしないぜ!的なイメージも植え付けられてしまうのも一因としてはあるのかなと思います。


あとは、宗教的な部分で掘っていくと仏教のお坊さんは頭を丸めます。

基本的には丸刈りというかスキンヘッドですね。

こちらの文化に関しては、奈良時代あたりからずーーー〜っと続いておりますので、1000年以上ですね!

このお坊さんの風習も以前ブログにしましたが、髪を剃る理由は『煩悩を捨てる』という意味合いもあります。

髪を伸ばすとカッコつけたくなるという欲望が煩悩だと。


何だかいろんな要素が、我々日本人のアイデンティティーに組み込まれてますね!笑

ということでまとめますと、

伝統的に男子が坊主頭にする理由は、

「強くなりたいなら、カッコつけずに黙って一つの事(部活)に集中しろよ!」って事なのかもしれませんね。


確かにそれを言われちゃうと何も言い返せないんだけど…

でもさぁ〜、そんな時代でもないし別に良いじゃん!って思う自分はおります。

「男とはこうあるべきだ!」という幻想や妄想にもう耐えられないところまで来ているのかもしれません。

多様化の選べる社会を目指して頑張りましょうよ!!泣



他にも丸刈り事件の裁判あったので貼っておきます!

lega-lab.com


なかなか丸刈り事件は根深いね〜!



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