ギーとは?~アーユルヴェーダ~
ギーというのは無塩バターを煮詰めて水分やたんぱく質、糖質などをろ過して除いたバターオイルです。
僕もアーユルヴェーダを学ぶまでは存在自体を知りませんでした
今も伝わる東洋医学であるアーユルヴェーダではもっとも優れた油といわれていて、酸化しにくく保存性が良い良質な油です。
古代インドから伝わる医学のアーユルヴェーダの古典には
「ピッタとヴァータを鎮め、液体、精液、生命力のために有効であり、冷却性があり、身体を柔軟にし、声と顔色をよくする」となっています。
ピッタとかヴァータとか言われても???かもしれませんが、全ての油脂類の中で最も優れた油とされていて、消化力を上げて食べ物の味を良くする食欲増進剤にもなる油です
ギーを毎日食べる事が健康の維持・増進になるとされてます。
~~~ピッタとヴァータの説明~~~
ピッタというのは火のエネルギー
ヴァータというのは風のエネルギー
もうひとつカパというのがありそれは
水のエネルギー
アーユルヴェーダでは人の体や宇宙のあらゆるものが五つの構成要素(地水火風空)からなっているという基本概念があり
それを3つのエネルギー(ドーシャ)に分類してこの3つのエネルギーのバランスが各個人で違うとしていて、そのバランスが崩れたら病気になると考える
そのエネルギーは体の中の機能として生活習慣(食事・睡眠・運動(性生活))やその時の環境(気候・風土など)・時間・心の状態
などで変化していて
自分が多く持っているエネルギーが増えるとバランスが崩れて不調になる場合が多い
ピッタは温性という特徴から自分の中の熱が上がりやすく炎症系の病気になりやすかったり、鋭性という特徴から自分の胃酸で胃を調子悪くしたりなど(胃酸過多)がある
ギーは冷性という特徴があるので特にピッタの憎悪を防いでくれるとなっています。
風のエネルギーのヴァータは乾燥性という特徴があるので、ギーの良質な油性がそれを抑えてくれるとなっています。
(ヴァータが憎悪した時は乾燥・冷え性・便秘・関節痛などの体の痛み・不眠症・精神的な不安などなど)
~~~ピッタとヴァータの説明終わり~~~
現代科学でもギーはコレステロールを上げないという研究報告も出ていて、コレステロール値を高めないばかりか、善玉コレステロールが増えると言われています。
そして水分をとばしているので酸化しにくく保存もきいて体にいいという事です。
皆さんご存知かもしれませんが「酸化した油」というのがだいぶ体に良くないんです。
使い古した油であげた食べ物は消化しづらく未消化となり、体の中の毒素になって病気になっていくということがあります。
後は油によって消化しづらいものというのがあるのですが、全ての油の中でもギーは消化しやすく体の負担にならない為、積極的にとった方がいい油となってます。
慢性の発熱、貧血、血液の異常を軽減させて、解熱剤としても使わたりして
夜寝る前にホットミルクにギーを入れて飲むと便秘を改善したり睡眠の質を高めて良く眠れるという効果も望めます。
ギーの使い方
・炒め物の油として使う
・パンに塗るバターなど普段使っているバターの変わりにギーを使う
・就寝前にホットミルクにスプーン一杯のギーを入れて飲む
(不眠や便秘の解消、心や体を豊かにします)
ギーは消化に良く、他の食材の持ち味を生かす力が優れています。
(他の食材の性質の邪魔をしないでいかす働きをしてくれる)
そして心も体も豊かにして老化予防にもなります
一応注意としては積極的に取りたい油なのですが、油は油なので取りすぎには注意して下さい
特にカパ体質(水のエネルギー)の方は元々持っている油性があるので控えめにするといいです。
カパが悪化しやすい春も控えめに。
以上でギーの説明を終わります。
今日は以上です!
それでは今日も素敵な1日を(^_^)/~~
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美容師をしています。その他にアーユルヴェーダのカウンセリングをしたり、オパというセラピーをしてます「スウ」です
このnoteでは心が軽くなったり、ほっこりしたり、あたたかい気持ちになれたり、笑えたり、考えさせらたり
何かしらの心が動くような言葉を紡いでいきたいです。
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