【医師監修】髪の毛のボリュームがない・・・ボリュームを出す方法をご紹介
髪の毛のボリュームがない・・・ボリュームを出す方法をご紹介
髪の毛のボリュームが少ないことに悩んでいる方は、まず原因から確認することが大切です。
原因を解消するとともに、ボリュームアップにつながる対策を実践しましょう。
日々、髪にいい生活習慣やヘアケアなどを続けることが大切です。
それでは、髪の毛のボリュームがなくなる原因や改善方法について詳しくご紹介します。
髪の毛にボリュームがない・・・考えられる原因とは?
髪の毛にボリュームがない状態では、髪の毛がぺたんとしたり、地肌が透けて見えたりします。
放置すると、生え際が後退したり頭頂部が薄くなったりして、コンプレックスを抱える可能性もあります。
まずは、男性の薄毛症状について見ていきましょう。
男性の薄毛症状
男性の薄毛症状として、AGA(男性型脱毛症)があります。
発症する原因はさまざまですが、遺伝や生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。
そのほか、加齢によって髪の毛に元気がなくなる、脂漏性皮膚炎で頭皮環境が悪い、ストレスや睡眠不足で髪の毛に栄養が届かず、髪の毛がしっかりと成長しないなど、複数の薄毛症状があります。
薄毛症状を引き起こしてしまっている原因とは?
髪のボリュームが失われて薄毛症状を引き起こす原因は、次のとおりです。
男性ホルモンの変化
男性ホルモンは、男女問わず体内に存在するホルモンで、性機能や皮脂の分泌などさまざまな働きに関わっています。
この男性ホルモンの1つであるテストステロンは、5αリダクターゼII型という酵素と結びつき、薄毛を引き起こすジヒドロテストステロンへと変化するのです。
睡眠不足
睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが乱れます。自律神経は血流を調節しているため、バランスが崩れると血行不良を招くのです。
髪を育てる栄養は血液によって運ばれるため、血行不良は髪のボリュームダウンにつながります。
頭皮の血行不良
頭皮の冷えは、睡眠不足と同じく血行不良を招きます。睡眠不足と重なることで、髪が栄養不足になりやすくなるため注意が必要です。
また、頭皮の血行不良は、頭皮の緊張も関係しているといわれています。
予防することは難しいですが、ボリュームアップ対策を実践すれば頭皮への血流を促すことが可能です。
今から始める、ボリュームアップのための方法7選
髪をボリュームアップさせる方法はさまざまです。
すべての方法を実践することで、効率よくボリュームアップできるでしょう。今日から始められるボリュームアップの方法を7つご紹介します。
シャンプーのやり方
シャンプーのやり方を見直すことで、頭皮環境が整ってボリュームアップにつながる可能性があります。
ゴシゴシ洗い、熱い湯ですすぐなどの行為は、頭皮の乾燥を招きます。
頭皮がダメージを受けることで、結果的に髪の成長に悪影響がおよぶ場合があるのです。
正しいシャンプーのポイントは、ぬるま湯でしっかりすすいでから、シャンプーを泡立ててやさしく洗うことです。洗浄成分が頭皮や髪に残ると刺激になるため、丁寧にすすいでください。
また、高級アルコール系シャンプーではなく、洗浄力がマイルドなアミノ酸系や石けん系シャンプーを試してみることをおすすめします。
高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強く、皮脂を落とし過ぎてしまいがちです。シャンプーを変えるだけで頭皮環境が整いやすくなることもあります。
ドライヤーの方法
髪を乾かさずに寝ると、雑菌が繁殖しやすくなるため、必ずドライヤーで乾かしましょう。
ただし、ドライヤーを間違った方法で使うと、頭皮と髪がダメージを受けるため、正しい乾かし方を身につけることが大切です。
まずは、タオルドライで水滴を可能な限り取り除きましょう。それにより、ドライヤーをあてる時間を短縮できて、結果的に髪や頭皮へのダメージを抑えられます。
ドライヤーを使うときは、髪や頭皮から20cm以上は離しましょう。そして、常にドライヤーを振りながら、まんべんなく乾かしてください。同じところに熱風が当たると、髪や頭皮がダメージを受けます。
8割がた乾かして、後は自然乾燥させることが大切です。完全に乾かそうとすると、髪や頭皮の水分を奪い去ってしまうおそれがあります。
睡眠習慣を整える
睡眠習慣を整えて、自律神経のバランスを崩さないようにしましょう。
頭皮への血流が改善されれば、髪のボリュームアップが期待できます。
睡眠習慣を整えるために、朝起きたら日光に当たるようにしましょう。日光に当たると、体内時計がリセットされて規則正しい睡眠習慣に整えやすくなります。
夜ふかしをやめられない場合は、その原因を考えましょう。
ストレスが溜まって夜ふかししたくなっている場合は、ストレスを解消することを第一に考えてください。
栄養バランスのとれた食事をとる
髪に必要な栄養は、タンパク質やビタミン、ミネラルなどです。タンパク質は髪の材料となり、ビタミンは代謝を促します。やビタミン、ミネラルなどです。タンパク質は髪の材料となり、ビタミンは代謝を促します。
そして、ミネラルの亜鉛はタンパク質から髪を作るために必要な栄養です。
過剰なダイエットをしていると、これらの栄養が不足しがちとなります。
また、野菜や果物をあまり食べない方も注意が必要です。肉や魚、野菜、果物など、さまざまな食べ物をバランスよく食事に取り入れましょう。
サプリメントで補うことも1つの方法ですが、可能な限り食事から摂りたいところです。
適度に運動する
適度な運動は、ストレス解消や血行促進につながります。
ストレスが解消されると、自律神経のバランスが整って血行不良が改善される可能性があります。また、筋肉がつくことで血行が促される効果も期待できるのです。
ウォーキング、散歩、ヨガなどの運動を習慣づけましょう。過剰な運動は、かえってストレスが溜まるため注意が必要です。運動する時間がない方は、早起きして時間を作ったり、遠回りで出社したりしましょう。
ストレスを解消させる
ストレスを解消させることで自律神経のバランスが整うので、普段からこまめに実践しましょう。
ストレスが溜まりすぎてしまうと、解消するのが難しくなります。ストレス解消法には、十分な睡眠や適度な運動のほか、趣味や旅行を楽しむことなどがあげられます。
自分に合ったストレス解消法を実践しましょう。
また、ストレスをできるだけ避けることも大切です。人間関係に悩んでいる場合は、その原因を突き止めて対策をとりましょう。根本の原因を解消できれば、人間関係に悩みにくくなります。
育毛剤でケアする
育毛剤は、頭皮環境を整えて髪の成長をサポートするケア用品です。
頭皮環境が乱れているために髪の成長が滞っている場合は、育毛剤でのケアが効果的な可能性があります。ただし、発毛剤とは違い、髪を生やす効果はありません。
そのため、AGAによるボリュームダウンの対策にはならないため注意が必要です。クリニックを受診して、発毛効果のある外用薬や内服薬を処方してもらいましょう。
まとめ
髪のボリュームが失われている場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。
自宅でのケアで、ある程度のボリュームアップは期待できますが、AGAのボリュームダウンを改善することは困難です。
生活習慣を整えたり正しいヘアケアを心がけたりして、発毛環境を整えましょう。そのうえで、クリニックで治療を受けることが大切です。
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