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視聴者投稿怪談

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視聴者の方よりご投稿頂いた実話・創作怪談 イラスト©︎maGmel
運営しているクリエイター

#創作

視聴者投稿創作怪談『5年後の私が会いに来る』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

12歳、私は桜の木の下で、彼に告白をしていた
ごめん
その返答に泣き出した私をよそに去って行く姿
立ち尽くしていると木の陰から彼女は現れた
それは5年後の私だった
そして言うのである
……大丈夫、もっとつらい別れだってある

5年が経った
17歳、私は学校の帰り道、川沿いの土手で
付き合っていた恋人に別れを告げられた
他に好きな人

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視聴者投稿創作怪談『黒猫の亜夜子』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

……なぁ、お前さ、アタシがもしも人間だったら
……アタシらって仲良くなってたと思う?
さあね、キミとは出会ってすらいなかったかもね…

彼女は人間の姿をしていた
名前は亜夜子という
黒い服とスカート、黒い髪、そして黄緑色の瞳
でも彼女は、化け猫だった

……化け猫じゃねーっての
……ただ、死んだら人間の姿の幽霊になっただけ
それを

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視聴者投稿創作怪談『呪い代行』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

「呪い代行」って知ってるか?
新月の夜11時38分、交差点に呪い代行が現れるんだと。そいつにお願いすると、憎んでる人を呪ってくれるって噂だ。

姿は実は知らないんだ。ただ、実際に利用した人は口を揃えて「一目で分かる」って言ってた。 呪う人は名前で指定することもできるし、条件に沿った人をまとめてってのもできる。
十字路ならどこに

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視聴者投稿創作怪談『そうしてお守りを握り潰した』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

肝試しと称して、真っ暗な森の中を行く
ひんやりとして暑い夏が噓のようだった。

先輩は言った、有名な神社で貰ったお守りだって
だから大丈夫だって

ずるりと消えた意識も、どろりと溜まった気持ちも
現実味なんてありませんでした。

初めて彼からキスをねだった日でした、私は手が震えて、でも幸せで
そうして私を叩き割ったの

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視聴者投稿創作怪談『歩いていただけ』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

ここは不思議な話をしていくところだと聞いたので、最近私の身に起こってることを話そうと思う。

まず1ヶ月ほど前なんだが、私は工事現場のそばを歩いていたんだ。そしたら急に鉄骨が降ってきたんだ。一本当たっちまったが、なんとか生きてたから「危ないじゃないか!」と怒鳴ったんだ。でも誰も聞こえてないみたいだった。それに、足元に人が倒れてたん

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視聴者投稿創作怪談『小さなレストラン』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

これは、ネット掲示板の怪談スレに書き込まれたお話です。
スレ主の許可を得て、こうしてまとめています。

スレ主であるAさんは、小さなレストランのフロア担当の従業員でした。近くのオフィスの社員がよく昼食を食べに来ており、オフィスが潰れたり移転したりしない限りはレストランも大丈夫だろう、とオーナーも言っていたそう。

ある日、厨房

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視聴者投稿創作怪談『すずめ』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

ある日、いつも通り仕事をしていた時のことです。贔屓にしてもらってるお客さんが「店先で雀が死んでるよ」と教えてくれたので、私は丁寧に古新聞で包み、雑で申し訳ないなと思いつつ可燃ごみとして捨てました。

その日の夜、不思議な夢を見ました。狭い、真っ暗な場所に私はいました。何も見えない。体が動かない。感じるのは、地震のような揺れだけ。

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視聴者投稿創作怪談『居酒屋・無間地獄』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

俺は先輩と二人で飲みに来ていた
遠くまで続く地下通路の左手には居酒屋が延々と連なり
提灯や店内からの明かりで通路を照らしている
千鳥足で先を歩く先輩
俺はトボトボとその後に続いた
先輩は気分良さそうに鼻唄を口ずさみながら
……次はここにしよう!
と、ある店の扉を開けた
真っ赤な顔面で目玉が飛び出した鬼に向かって先輩は
……空いてる

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視聴者投稿創作怪談『ほたるの舞う駅で』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

ガタンガタン
ガタンガタン
うたた寝から目を覚ます
二人掛けの席で、窓側の席には妻がいて
俺に何かを語りかけているところだった
……でね
……あれ未完なんだってさ
何が……?
……だから原作だって
……もしかして、また寝てたの?
ごめんごめん……
聞いてる聞いてる……
……そう?
……で、私あれアニメしか知らないんだけど
……あれ

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視聴者投稿創作怪談『人を喰らう峠道』

これは、私の怪談を扱う配信に、視聴者の方より投稿されたお話です。

某県の山の中に、夜中に通行禁止の峠道が存在する。その道を封鎖するのは、近くにある高速道路のICの職員の仕事だった。
ある年、新入社員がなぜ封鎖するのか疑問に思って、ベテラン職員に尋ねたら、そのベテラン社員は訥々と昔話を語りだした。

「俺がこの会社に勤めだしてすぐぐらいだったかな、あの峠道でバスが横転する事故があったんだよ。乗っ

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