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短歌「看護と介護」

看る介(たす)く護ることなどこのわれに出来べうもなく母に添ひをり

 今朝の朝日新聞の『折々のことば』を読んでドキリとした。「相手が起きようとした時、すかさず手を添えるのが看護、起ききれず後ろに倒れる寸前に手で支えるのが介護」。近頃の私は、必要以上に母に手を添えすぎていたのではないか。専門知識も経験もなく、我流で介護のまねごとをしている私には、看護はおろか介護もまともに出来るはずもないのに……。

 私の介護が看護めく原因は、よく分かっている。待ちきれないのだ。「添う」さえ出来てないかも知れない。少なくとも、母ファーストの生活にはなっていない。

 とは言え、まあこんなもんだろう。60点以上を目指すと続かない。反省は反省として、これからも「俳介護」でいこう。

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