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トーキョーヨコハマ

会社の出張で東京や横浜にやってきた。

林立する高層ビルやでっかい橋を駆け抜け、上がっり下がったりする高速道路をうねうねと走り、自分がいったいどこにいるかも分からず、ただ車のナビ上にしか存在し得ない目的地を転々とする1日だった。

レインボーブリッジを渡れば踊る大捜査線を思い出し、レインボーブリッジから望むフジテレビ社屋は、無印デジモンアドベンチャーのヴァンデモンの回が思い出された。

東京は、やっぱり何回来てもホンモノの都会という感じがする。
上から見下ろすとめちゃくちゃ綺麗で先進的でオシャレな街に見えるのは田舎者の僻みかもしれないが、下道で目に入る路地の汚さや、都民の汚物がすべて流入しているかの如きドブ川を見ると、完璧超人も一つや二つ欠点があって同じ人間なんだなという、あの安心感みたいなものを感じることができる。

横浜はみなとみらい周辺を案内してもらった。
洋風なオシャレな街という感じだった。
名前だけ聞いたことのあった赤レンガ倉庫や、サメみたい名前の船荷降ろし施設跡地オシャレ施設、大さん橋、その昔福山雅治のライブで来たパシフィコ横浜などを見学したりした。

夜は夜景がいい感じに見える場所で食事をした。

1面ガラス張りの店内からの眺めには、私が毎秒処理できる許容値を遥かに超えたオシャレがあった。
さすがの太陽もこの時ばかりは脇役に徹するしかなく、オシャレな夜景までの前座、ビルやら何やらで埋め尽くされた画角の空白を少し彩るものという印象だった。

ホテルまでの帰り道、お腹もオシャレも満腹な私は、道路の向こう側にひょいと現れるドブ川を見て少し落ち着くのでした。

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