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不安というバケモノ。

わたしは子どもを産んですぐから別居している。
娘は生後7ヶ月。
パパと暮らした期間は2ヶ月に満たない。

その理由は様々あり
一言では語り尽くせないので
別途執筆中ではあるものの、
7ヶ月の赤ちゃんでも、母親の表情や空気を読んでいて、いたたまれなくなることがあった。

うちの娘は普段から、
笑わせようとあやす祖母に愛想笑いもする。
誰かに預けているうちは泣かないのに、
帰ってきて私の顔を見ると、堰を切ったように泣く。
わたしが不安を抱えている時は、その不安が伝わるのか夜泣きをよくする。
親として、とても心苦しいけれど
『気を遣ってるんだろうな』と思うことが、よくある。

今日、
3ヶ月ぶりに旦那も含めて家族3人。
一緒にはじめて児童館に行った。
それまで、別々に子供を見ることが多かったから、
わたしはすごく嬉しかった。
いつも、ハイハイやつかまり立ちで動き回るのに今日はあまり動かず
でも娘もとても嬉しそうでいつもより機嫌よくニコニコしていた。
2時間くらい経って、そろそろ帰ろうと思い、娘をだっこした。
信じられないくらい熱かった。

39.2分。
高熱が出ていた。

それでも娘はにこにこしている。
顔は熱っぽいし、目は朦朧としているのに
にこにこしていた。

私はこの子の何を見ているんだろう。
娘は自分がつらくても
私が笑ってるから笑っているのかもしれない。
あまり動き回らなかったのも、
具合が悪かっただけなのに。
にこにこしているから大丈夫だとなんにもわかってあげられていない。

まだ喋れない娘にこんなに気を遣わせて情けない。
何か起きてからでないと気付けない自分が不甲斐ない。

急いで帰宅して
とにかくずっと抱っこして。
肩で苦しそうに息をしながらやっと寝た娘の寝顔を、
私は今日も1人で見ている。

#子どもに教えられたこと

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