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ペット産業の悪者は誰か?

Haiです こんにちは。

今回は、前々回の続き「動物好きがに知っておきたい?!10のこと(犬猫編)」の⑤から⑩です。

⑤パピーミル?ブリーダー??
⑥ペットショップ?
⑦引き取り屋?
⑧飼う前に知るべきことって?
⑨飼い始めてから大切なことって?
⑩動物病院は高い?

話を整理するために、犬に話を絞って書きます。ごめんなさい。

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⑤パピーミル?ブリーダー??

ブリーダーと聞くと、なんだか嫌なイメージを感じる方もいるでしょう。しかし、ブリーダー=悪者と短絡的に考え、思考を止めてしまうというのはちょっと違うと思いませんか?

ただ、私が長々と説明するまでもなく、パピーミルやブリーダーに関する記事はネット上にあふれていますので、なるべく簡潔に説明したいと思います。

ブリーダーは、犬を交配して繁殖する人のことで、必要な資格はないので誰でもブリーダーになることができます。しかし本来、ブリーダーとは、犬の血統を守ったり、人にその犬の犬種について知ってもらったりするために繁殖しています。母犬の健康状態にもしっかり気を配っているのです。
一方でパピーミル「子犬工場」と呼ばれるのは、劣悪な環境で繁殖犬に子犬を生ませる悪質なブリーダーです。優先されるのはたくさん産むこと。利益を上げること。

日本において、何割が優良ブリーダーで、何割が悪質なブリーダーなのかは実際のところ分かっていません。そもそも、何をもって優良ブリーダーとするのか、一律の基準があるわけではないのです。

また、ティーカッププードルを始めとする無理な小型化は、遺伝的に疾患のある子犬を生んでしまっています。

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⑥ペットショップ

ペットショップでは、その子犬の母犬の顔を見ることはできません。どんな環境で生きている母犬なのでしょうか...。ペットショップは、安易に犬を買えるという点で批判されることも多いのですが、こういった「母犬やブリーダーの顔」を見ることができないという点も、ある程度問題かと思います。

また、子犬がペットショップに並ぶまでの流通過程で死んでしまうことも少なくありません。

子犬はブリーダーのもとで生まれ、一定の期間母犬と生活したのちにペットオークションに出されます。そしてオークションで落札されるとペットショップに並びます。免疫力が低下している子犬は、この移動が負担になり、死んでしまうことがあるのです。

(ペットショップの中には、ペットオークションを介さず、ブリーダーと直接取引しているところもあります。)

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⑦引き取り屋

ペットショップの売れ残りについては、色々な噂がありますが、保健所に持ち込まれ殺処分となるケースが多かったようです。ただ、行政がペットショップからの持ち込みを拒否できるようになると、引き取り屋と言われる業者が誕生しました。

ペットショップからお金をもらい、売れ残った犬猫を収容。行政ではありませんから殺処分することもできず、ケージに犬猫を押し込み、放置するような形になっています。犬猫のQOLは守られていません。

(ちなみに、私は現場に行ったことはないのですが、この話はどのペットショップにも共通することではないと思います。売れ残った犬猫が実際のところどうなっているのかは、まだ調査中です。)

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⑧飼う前に知るべきことって?

まずは、お金と時間と余裕があるかどうかを検討していただきたいです。

お金・・・エサ、不妊去勢手術、医療費、トリミング、光熱費、など

時間・・・遊ぶ時間、エサをあげたり水を替えたりする、散歩、など

余裕・・・正しいしつけ、など

お金は、犬がその命を全うするまでかかり続けますので、いくらかかるのかをしっかり検討する必要があります。また、犬種によって必要な散歩の距離や、かかりやすい病気、ケージの広さ、など、気を付けるべきことがあるので、調べてみる必要があるかと思います。

・ペット不可物件に住んでいないか、また、住む予定はないか。
・部屋は犬にとって十分な広さがあるか。
・犬アレルギーを持つ同居人はいないか。
・犬が嫌いな同居人はいないか。またはその人の許可はちゃんと取ったのか。

といった点も考えてみる必要があるかと思います。

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⑨飼い始めてから大切なことって?

専門家の言うことを聞くことが一番大切だと私は思っています。結局、インターネットで知りえた情報は、どこまで確かかわかりません。「犬にこれは食べさせてもいい?」や、「こういうことがあったけど、平気...?」など、分からないことがあったら専門家に聞くのが、最も確実だと思っています。

専門家にお金を払って聞く情報というのは、専門家にも責任が生じます。一方で、インターネットにおける匿名の情報は無責任であることが多く、デマだったとしてもその責任を取ってはくれません。

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⑩動物病院は高い?

高いです。ただ、価値以上に高いかというと、そうではなく、価値に見合った額、安すぎることさえあります。人間の医療においては3割負担などが実現していますが、ペットには国の制度としての保険はないので、負担額が多くなってしまうのです。

狂犬病ワクチンは動物病院の利権だ、無意味だという話を見かけるたびに、インターネットにおけるデマの恐ろしさを感じてしまいますが、利権ではありませんし、無意味ではありません。

これについては私が説明するまでもなくたくさんの人が解説しているので、その紹介という形にします。

狂犬病は、発症すればほぼ100%亡くなってしまいます。犬だけではなく、人間にも感染します。狂犬病が再び蔓延しないために。

あと、狂犬病ワクチンの接種は任意ではなく義務です...法律で義務付けられています...。

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以上です。

読んでいただきありがとうございました。

自分で書いていても、やはり、不透明さが目立つという印象を持ちます。><

皆さんと犬・猫が幸せであることを願っています。

Hai


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