パイナップル
パイナップル
ラナイ島に短期間滞在しているが、女給さん、部屋の掃除係、送迎バスの運転手等、各種の仕事を担っているのは、フィリピン系の方々が大半だ。
今日の送迎バス運転手は40代の若い男性で、3人兄弟の真ん中だと言う。
奥様も同じホテルの従業員で、レストランの客席案内係だ。
35年ほど前、父親がパイナップル畑で働くため、ラナイ島に妻とフィリピンから来たそうだ。
他の島のパイナップルと値段上の競争に敗れ、ラナイ島のパイナップル畑は消滅してしまった。
現在ご両親も健在で、母親はホテルの台所で働き、父親も同じホテルで庭仕事をしている。
私がお喋りを楽しんだ次男は、送迎バスの運転手で、末っ子の妹さんはホテルの受付で働いている。
その家族のほぼ全員が、フォーシーズンズホテルで働いているのだ。
長男だけは、オアフ島に出稼ぎに行っていると言う。
新しくラナイ島の持ち主になった世界有数のお金持ちのアメリカ人は、テスラ社のエロン マスク(Elon Musk)と親友だと言う。
大金持ち同士は大金持ち同士の緻密な人間関係があるようだ
道理で、ラナイ島のフォーシーズン ホテルには、テスラー電気自動車を沢山見かけた。
海辺のホテルから、私が宿泊中のセンセイホテルへ向かいながら、 運転手さんは言った、「コビッド19が蔓延した間、ホテルは閉鎖したが、 ラナイ島の持ち主は気前良く、月々の給料はちゃんと支払い続けた。」と。
現在、研修生という形で、ハンガリー人民共和国から、研修生数名来ているが、 滞在期間は数ヶ月だけだ。
ビザの関係で、長くは働けない。 でも、希望すれば、来年も数ヶ月働きに来ることはできるようだ。
パイナップル畑がダメになり、 広大な土地は今のところ荒地であるが、 昔の貴族のように、 馬にまたがり、客達が鹿狩りを楽しめる催し事を計画しているようだ。
この島への投資が加速すれば、島の経済も潤い、島に住む人々も恩恵を受ける事になりそうだ。
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