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【talk】前向きな私になるまで②


前回のお話はこちらからどうぞ。


自分に自信を持つために努力することを決意した大学時代

高校を卒業するときにできた人生初めての彼氏は、同じ高校の同級生であり、底なしの優しさと愛情を私に与えてくれました。

毎日のように「かわいいね」「肌きれいだね」「おしゃれだね」と褒めてくれ、私のなかで萎んでいた自己肯定感を少しずつ膨らませてくれました。
正直そこまでかわいくも肌がきれいでもおしゃれでもなかったと思うのですが、その彼は本心で言ってくれているように見えました。
自分や世間一般から見てそうでなかったとしても、「彼から見たら私は素敵なのだ」と思えることに救われたのです。

そんななかで始まった大学生活なのですが、入学当初、私は仲の良いお友達を作ることができませんでした。
周りは新しくできたお友達同士で集まって授業を受けているなかで、1人で授業を受けることは、当時の私はなんだか惨めに感じてしまい、毎日しょんぼりとしていました。

ですが、ここで高校時代の私と違ったのは、私を全面的に肯定してくれる彼がいてくれたことにより心に余裕が生まれていたのでした。

変わりたい。このとき初めて思うようになりました。
自他ともに認める魅力的な人間になれたら、一人でいても、何をしても、寂しくなんてないし堂々としていられる。18歳の私はそう思ったのです。

「魅力的な人」この定義は人それぞれだと思いますが、私の中ではっきりしたものがあったわけでも目指す人物がいたわけでもなかったので、思いついたことを片っ端から行うようにしました。
具体的には外見を磨き、言葉遣いや話し方を改め、歩き方や所作などに気を配るようになります。
下に詳しく書いていきます。

外見を磨く
色々調べてスキンケアを見直し、メイクを勉強し、ヘアアレンジを練習しました。
ファッション雑誌を買い、私が好きな雰囲気で自分に似合いそうな服装を研究しました。

言葉遣いや話し方、話すスピードに気を付ける
語尾を柔らかくし、早口ではなく落ち着いたスピードで話すようにしました。
高校時代とても感じの良かった素敵なお友達が、方言ではなく標準語で話していたのを思い出して単純に真似したりもしました。

歩き方や姿勢、所作に気を配る
歩き方は意外と人となりが出るような気がして、きれいに見える歩き方を研究しました。「モデルは一本線の上を行くように歩く」と聞いたことがあったので安易にそう練習したのですが、私の場合だと足のつま先をまっすぐ前に向けて一本線の上を歩くと膝が内に入って内股歩きに見えるので、かかとは一本線の上を意識して、つま先は少し外側に向けて歩くときれいに見えました。
所作は丁寧に、指先まで神経を使って動くように気を付けました。

自己流なので何が正解なのかはわかりませんが、そのときの私は自分磨きに必死でした。
その努力を続くていくと、いつか完全に自分のものになって、何も気を使わなくても全て行えるようになる。そうしたら周りの目を気にしない自信のある自分になれると信じて気を抜きませんでした。

そうして大学生活が過ぎていきます。
優しい彼とお別れし、大学でお友達も1人、2人とできていきました。
その後、社会人になり、たくさんの出会いや別れがあったことで前向きな自分へと変わっていくことになるのです。


to be continued…




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