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発達障がい診療って何するの?

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発達障害の診療に関して、当事者、親、教育や福祉、行政に関わる人達がそれぞれ医療に何を期待して、どう使っていけばいいのか。医師、医療従事者は何をすればいいのか。私の考えや実践につい… もっと読む
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記事一覧

対話から始める「脱!強度行動障害」

第3回日本こころの安全とケア学会学術集会・総会:教育講演 (2020年12月12日 松本市) ど…

といP
2年前
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興味の無いことに興味をもたせるお薬はありません

子どもの診療をおこなっていると、学校で子どもが落ち着いてすごせない、荒れているなどで子ど…

といP
3年前
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余暇活動こそ本質活動

三つ子のタマシイ百まで 思えば私の祖父母はみな陶芸や習字、お茶、旅行、絵やレース編みなど…

といP
3年前
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簡単な設備でオンラインで参加型のシンポジウムしました。

8月30日の日曜日、長野県の発達障がい児者連携協議会啓発部会の主催する発達障害関係のシンポ…

といP
3年前
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発達障害サポートブックは使われない!広まらない!あるある。大事なのは表紙。

久しぶりの投稿です。 コロナ流行のおかげで、あまり出かけられなくなりましたが、さまざまな…

といP
3年前
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ZOOMでオンライン・トーク・グラフィック

新型コロナで身動きが取れない日々ですが、自分ではどうすることもできないピンチは工夫してチ…

といP
4年前
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目からウロコの「おめめどう®」オンラインシェア会

(おめめどうメチャ推しの記事ですが、利益相反(COI)はありません^^;) 2019年11月に長野県内の有志で実行委員会をつくり、奥平さん(ハルさん)、大西さん(syunさん)をお呼びして「目からウロコのASDトータルセミナー(おめめどうセミナー)」を信州諏訪で開催しました。 有料のセミナーは地方では難しいのでは?という声もありましたが、県内外から親の立場の方だけではなく、医療、教育、福祉などさまざまな立場から満員御礼の200人もの参加者があり、希望者をお断りするほどでし

自分では気づきにくい感覚の特異性

感覚過敏の子どもたちにとって学校はうるさい、わかりにくい場所かもしれません。感覚とわかり…

といP
4年前
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長野県の発達障がい診療の現状と課題

「医は医無きを期す」という言葉があるそうです。発達障害診療においても地域に必要なものを一…

といP
4年前
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独りぼっちにしないこと

なにがおこっているのかわからない なにがおこるのかわからない 相手の気持ちもわからない 自…

といP
4年前
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強度行動障害は現在の苦しみと過去の哀しみ未来への不安の表現である

私は、診療において頼まれたことで自分に出来ることをするということを繰り返しているうちに、…

といP
4年前
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発達障がい診療のゴールは?就労はゴールか?

発達障がい診療って何するの(1) 発達障がいの診療はどのようなことをしているのでしょうか…

といP
4年前
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苦痛なく、不安なく、混乱なく過ごせる育ちの環境を

発達障がい診療って何するの?(2) 私は発達に支援の必要な子どもたちに対して医療ができる…

といP
4年前
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ケアとサポート、アドボカシーとエンパワメント

発達障がい診療って何するの(3) 発達障がいの診療の各論に入る前に、私の診療におけるスタンスみたいなものをまとめてみました。対話を重視した診療スタイルであることが分かっていただけるかと思います。 対話を続けるなかでともに成長することをめざす 医師も支援者も、それぞれの専門性や持ち味を活かしながら関わるのが一番よく診療や支援にはいろんな形があるでしょう。ただ踏まえておくべき原則みたいなものはあるのではないかと思います。  大原則として医師の守るべき”ヒポクラテスの誓い”で