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「百聞は一見にしかず」自分で集めた情報から見えた進路-はぐくむコーチング for U-18体験談記事

㈱はぐくむが運営する、高校生のための自分らしい未来を描くオンラインコーチング、「はぐくむコーチング for U-18」。全8回のオンラインセッションでは、3回の大学生/社会人へのインタビューと5回のコーチングで構成されます。

セッションを通じて「なぜ、学ぶのか?なぜ、大学に行くのか?」という問いに対して、親や先生に言われたからではなく「自分がそうしたいから」という自分なりの答えを探しに行きます。

今回のインタビューでは、バスケットボール部に所属しながら勉強と部活の両立に励んでいる高校2年生(インタビュー時)伊豆拓人くんにインタビューをしてきました。バスケ部ではムードメイカー的なポジションで、声を出してチームを鼓舞することを意識している。現在まちづくりや都市開発に興味があり将来はその道に進みたい。大学の進路や、これからの不安について悩んでいた当時のお話とコーチングを終えてみての変化について聞いてきました。

今でこそ、まちづくりや都市開発系の道に進みたいと話してくれていた伊豆くんですが、コーチングを受け始めた2022年2月(当時高校1年生)はやりたいことが明確にならず、不安なこともたくさんあったそうです。

進路に対して「じっくり」相談できる機会を求めていた

インタビュー時の写真です。

ープログラムを受講しようと思った理由を教えてください。

なんとなく大学に行くのではなく、やりたいことが学べる大学に進学したいと思っていました。しかし、肝心の「やりたいこと」が明確になっていませんでした。というのも、まちづくりに興味があったのですが、まちづくり関係の仕事には物理や数学が必要で、理系の学部に入らないといけないと思い込んでいました。文理選択の時に数学が苦手だったこともあり、文系を選んでしまった自分は、まちづくり関係の仕事には就けないと、悲観的になっていました。

高校1年生を終える段階で、学校では具体的にやりたいことを明確にする機会はなく、先生が進路についてクラスで話すことはあっても、1対1でじっくり相談する機会はなかったです。友達ともそういう話はあまりしないので、進路に対して、ずっと不安な気持ちを抱えていました。

自分の思い込みが可能性を狭めていた

インタビュー時の写真

ー地域おこし協力隊として活動している社会人、まちづくりが学べる大学に通いながら地域留学をしていた大学生、北海道の理系の大学で研究をしている大学生にインタビューを行った伊豆くんがインタビューを通じて変化したことは何ですか?

インタビューで大きな変化がありました。それは、今まで持っていた「文系だとまちづくりに関われない」という思い込みが、なくなったことです。きっかけは、インタビューでこんなお話を聞いたことからでした。

「仕事というのは、もちろん専門分野が必要な所もあるけど、文系理系両方の知識が混ざり合ってできている。まちづくり1つとっても、区画の整理やプランニングから色んな分野があって、文系理系お互いの得意分野を活かしながらやっているよ。」

実際にまちづくりの分野で活躍されている方や、理系の大学で研究をしている大学生にインタビューをすることで、自分の思い込みで進路を狭めていたことに気づき、文系の自分でもまちづくりに関われることがわかったのが大きかったです。

「興味のあることをやってみる」から見えた進路

コーチングのセッションでは自分のこれからの人生や未来についてお話することがメインなんですけど、まちづくりや都市の再開発に興味がある話をしました。コーチから「興味のあることを実際にやってみることが大切。考えるだけでなく、試しに自分の街を調査してみよう。」という提案がありました。

街頭調査では、自分の地元がもっと良くなるために地域の人は何を求めているか?を調査しました。地元の地域は家族が多かったので、子どもと一緒にご飯を食べる場所を求める声や、休めるスペースを求めているのでは?と自分なりに仮説を立てて調査に行きました。

実際に聞いてみると「ここ(埼玉)は暑い日が多いからもっと子供が室内で遊べる場所が欲しい。」「オムツとかを変えられる場所がたくさんあったら嬉しい。」

年配の方からは「休憩できるベンチや場所がたくさん欲しい。そこで野菜とかも買えると嬉しいかも。」と自分の生活だけでは思いつかないアイデアや意見を知ることができました。

最初は自信もなかったので、正直不安な気持ちもありましたが「とりあえずやってみよう。」という街頭調査のアクションが自分の自信に繋がりました。

色んな人に聞いてみると意外と答えてくれたり、受け入れてくれて、次回に向けての改善ポイントがわかったり、新しい疑問や試してみたいことがどんどん見つかっていきました。緊張することをあえてやってみたり、勇気をもって一歩踏み出したことで自分にもできるな。って自信につながりました。

コーチングを終えてみて今思っていることはなんですか?

今回のはぐくむは本当に良い経験でした。インタビューを通じて自分の固定概念が取れたり、街頭調査のアクションでは自分の意見を言っても大丈夫だなっという感覚がついたり自分の好きなものはこうなのかな?と進路についても深まる時間でした。

高校1年生という早い段階で受けられたのもよかったです。大学や進路を決める前だったので広い意味で色々と可能性を考える機会にもなりました。2年生は仕事につなげるためにもっと勉強を頑張っていきたいし、仕事につながる体験とかをやっていきたいです。文系だからって諦めないで、調べる好奇心をもって色んなことをやっていきたいです。


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