【フカボリ編】甘酒のススメ
はじめに
前回、投稿した甘酒のススメに記した通り、甘酒が体に良い影響を与えるという情報はよく耳にする話ですよね。
今回の記事では、具体的にどんな効果が期待できるのか、よりディープでマニアックな甘酒の世界をお伝えします。
飲む点滴
飲む点滴と呼ばれる甘酒には、豊富な栄養素がバランスよく含まれます。
炭水化物、タンパク質、ビタミンB群のほか、健康維持に欠かせない必須アミノ酸やブドウ糖、食物繊維などの成分が盛りだくさんです。
江戸時代や明治時代の医師が残した文献には、「夏の暑さで体調がすぐれない者は甘酒を飲むと良い」といった記述も見られます。
現代のように医療が発達していなかった頃は、甘酒を飲んで体力の維持を図っていたのでしょう。
フカボリッ!
甘酒には体内で合成できない9種類の必須アミノ酸がすべて含まれます。
私たちの体は20種類のアミノ酸の組み合わせで成り立っていますが、人間が自力でつくり出せないため、食べ物から摂取する必要があるのがこの必須アミノ酸です。
これらのアミノ酸は疲労回復や精神安定、ストレス軽減、免疫力アップなどに役立ちます。
健康の維持だけではなく、快適な生活を送るためにも有効なのですね〜。
すばやくエネルギーチャージッ!
甘酒に含まれる糖質は、麹の酵素により消化分解済みのブドウ糖です。ブドウ糖は吸収が早く、脳へ迅速にエネルギーを届けることができます。
”オススメは朝に甘酒を飲むことです”
ごはん・パンのでんぷんを消化吸収し、ブドウ糖変えて脳に届けるのはそれなりに時間がかかります。
しかし甘酒に含まれるブドウ糖はすぐに脳に運ばれるため、すばやくエネルギー補給が可能です。
脳にエネルギーが補給されると頭がはっきりします。
朝からスタートダッシュを決めて、充実した1日を!
”夜は甘酒を飲むと血糖値が上がり、睡眠を妨げる可能性があるため、寝る前の3時間前からは控えましょう”
美容と健康に欠かせないビタミンB群の宝庫
ビタミンB群は、エネルギー代謝や神経系の健康維持など、多くの重要な生理機能をサポートします。
以下は、主なビタミンB群の種類とその効果です。
ビタミンB1(チアミン)
エネルギー代謝に重要。炭水化物をエネルギーに変える助けをします。
神経系の正常な機能をサポート。
ビタミンB2(リボフラビン)
エネルギー代謝に関与。脂肪、炭水化物、タンパク質の代謝を助けます。
抗酸化作用があり、細胞の健康を保護。
ビタミンB3(ナイアシン)
エネルギー代謝とDNAの修復に関与。
皮膚の健康と神経系の機能をサポート。
ビタミンB5(パントテン酸)
コエンザイムAの構成成分であり、エネルギー代謝に不可欠。
ステロイドホルモンや神経伝達物質の合成を助ける。
ビタミンB6(ピリドキシン)
アミノ酸の代謝、神経伝達物質の合成に重要。
免疫機能の維持をサポート。
ビタミンB7(ビオチン)
エネルギー代謝、脂肪酸の合成、アミノ酸の代謝に関与。
健康な皮膚、髪、爪を維持。
ビタミンB9(葉酸)
DNAの合成と修復に重要。
赤血球の生成を助け、妊娠中の胎児の正常な発育をサポート。
ビタミンB12(コバラミン)
DNA合成、赤血球の形成、神経系の機能をサポート。
メチル基供与体として役立つ。
これらのビタミンB群は、バランスの取れた食事を通じて摂取することが重要であり、欠乏するとさまざまな健康問題が生じる可能性があります。
単体で摂るよりも一度に多くの種類を摂取した方が吸収効率が上がるそうで、その点でも甘酒はうってつけです。
また食事で摂るよりも、すでに消化分解済みの甘酒での摂取の方が吸収がスピーディーにおこなえ、体への負担も軽減できます。
腸内環境を整えて免疫力アップ
甘酒を飲むことで、腸内のバランスを整える食物繊維やオリゴ糖など善玉菌のエサを腸へと届けることもできます。
特定保健用食品(トクホ)においてビフィズス菌を増やし、腸内環境を整えることが認められているイソマルトオリゴ糖や麹菌の酵素によってつくり出されるコージビオースなどのオリゴ糖も豊富に含まれていて、便秘の解消にも繋がります。
また、「腸活」という言葉があるように、健康な人生を送るためには腸のコンディションを整えることがとても重要です。
人間の免疫細胞の約7割は腸に存在するといわれ、免疫力を上げるためには腸内の環境整備が最重要です。
おわり
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は、美味しいだけではない、甘酒のすごい効果をマニアックな視点で紹介してみました。
甘酒を飲んで元気に過ごしましょう!
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