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闘魂列伝

プロレスの美学

大学生の頃、プロレスが好きでよく観ていた。新日本は闘魂三銃士、全日本は四天王の時代。最高だったなぁ。試合に至るまでのストーリー。激しい試合。小橋選手と三沢選手の試合はもう震えました。膝が痛いのにムーンサルトプレスを続ける武藤選手と小橋選手に、もうヤメテーと黄色い声援を飛ばしてました。

当時はアパートメントで一人暮らし。深夜0時過ぎにインターホンが鳴る。私は寝てるのに。バーでバイトしてた友達が、バイト帰りに遊びに来る。私は寝てたのに。
そんな時に決まってやるのが、『闘魂列伝(1とか2)』というプロレスゲーム。当時、深夜に放送されるプロレス中継を観て、そのカードをゲームで再現したりして。


ゲームならではで、完全にハメて勝つこともできますが、プロレスファンはそんなことはしません。盛り上げて盛り上げて、相手の見せ場もつくって、相手を活かしきった上で勝利を目指す。いや、目指しているのは勝利ではなく、感動でありますっ!!
とか言いながら、スモールパッケージホールドで丸め込んで勝ちにいったりして!? まあ、それもプロレス。


プロレス化する企業、プロレス化する社会。

今の時代はプロレスさながら、勝つことだけを目指している企業より、ストーリーを生み出し、人を、社会を、世界を盛り上げようとしている企業の方が選ばれるのかもしれません。

会社員もプロレスラー並みに鍛えて、他団体に移籍したりするのが流行。長州力的に、起業して、他団体に移籍して、パワーアップして元の会社に戻るみたいな。

そう、散々、八百長だとか真剣勝負じゃないとか言われてきましたが、やっと世界がプロレスに追いついてきたのです。

一つ言えるのは、「もう噛ませ犬は耐えられない」と転職を決意するならば、リキラリアットやさそり固めのような得意技+多少の実績があるとなお良さそうです。

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