メールの後に電話?
最近「メールの後に電話しないのはコミュニケーション能力がない」と経営者の方が社員にお話しをされていて、たじろぎました。
もちろん個人としてそう望まれるのであれば、その方にはメール後にお電話して伝えたいと思います。しかし、一律に方法を指定して、能力まで否定するのはどうなのでしょう。目的に合わせたコミュニケーション手段を選択すれば良いでしょう(当然、受け手の好みは考慮して)。電話で連絡が欲しい人には電話、対面が好きな方には対面が伝わりやすいかもしれません。でも、今や現場はチャットが主流。相手によってはチャットの方が伝わりやすいケースも多々あります。常にメールと電話となると全体の生産性は低下しそうです。
個人的には、冒頭の発言は「チャットやメールより電話の方が伝わりやすい人も多くいるよ、自分はそうだよ」くらいの主旨の話だったと解釈して、やたらと電話してくる人が増えないことを願うばかりです(笑)
(ちなみに私は、電話で補足しなくても伝わるような言語、文章能力を高めたいと思い、拙いnoteを書いています。)
メールの後に電話を求める発言には、別の背景もあるかもしれません。最近は感染防止のため出社がなくなったことで、御前会議や報告詣でが減り、実務メンバーでのオンライン会議やチャットが増えました。社内外のゴルフや会食もなくなったことでしょう。結果として、経営や管理職の方の中には、人と対話する機会が極端に少なくなった方もいると思います。「人ともっと話したいなぁ。」そんな心情が電話を求める声になっていたらと思うと、「積極的に役員に電話しよう!」と思う今日この頃です。
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