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【大学入試対策】日本史千本ノック Part.28

ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。

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問題
✅第1問
茶道の歴史について述べた文として誤っているものを、1~4から1つ選べ。(Z会模試)
1 鎌倉時代には、道元が『喫茶養生記』を著して茶の効用を説いた。
2 南北朝時代には、茶の味を飲み当てて賭け物を競う闘茶が流行した。
3 村田珠光は、茶と禅の精神の統一を目指して侘茶を創出した。
4 堺の商人武野紹鷗は、侘茶を継承して茶の湯の確立につとめた。


✅第2問
古代から近代の交通や通信について述べた文として誤っているものを1つ選べ。(センター2017・本)
1 古代には、中央と地方を結ぶ道路が整備され、駅家が置かれた。
2 中世の陸上輸送では、馬借や車借といった業者が活躍した。
3 近世には、幕府の継飛脚や民間の町飛脚などが、書状を運んだ。
4 近代に入ると、日本で最初の鉄道が新橋・横須賀間に建設された。


✅第3問
荘園について述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(センター2011・追)
1 天皇家や貴族・大寺社と異なり、鎌倉幕府(将軍家)は荘園を領有しなか
  った。
2 鎌倉時代には、荘園領主と地頭の間で土地を分割する地頭請が行われ
  た。
3 惣村が形成されると、村が荘園年貢の納入を請け負うことも行われた。
4 織田信長が行った指出検地によって、荘園制は最終的に解体された。









解答
✅第1問
正解 1
解説
『喫茶養生記』を著したのは栄西です。
3・4で述べられている侘茶ですが、創始→大成の流れは頻出です。
村田珠光→武野紹鷗→千利休
この順番を覚えておきましょう。

✅第2問
正解 4
解説
日本初の鉄道開通区間は新橋ー横浜です。
初の開通は1872年、大学入学共通テストでは、開通150年のメモリアルイヤーである2022年に鉄道にかかわる問題が出題されています。

✅第3問
正解 3
解説

鎌倉幕府も経済基盤として荘園は保有しています。関東御領といいます。関東御領は、平氏滅亡の際に平氏一門が持っていた荘園(=平家没官領)も含まれていることも覚えておきましょう。


下地中分の説明です。
地頭請と下地中分の説明については下記を参照してください。


荘園制が完全に解体したのは、豊臣秀吉の太閤検地をもってといえます。

太閤検地は超簡単に述べるならば、すべての土地は俺(秀吉)のものといった概念。荘園制は本家、領家、預所……などの複雑な縦の領有関係があったのですが、太閤検地では俺か俺以外か的なローランドみたいな感じで、複雑な関係を解消したのです。


ということで以上です。今日もお疲れ様でした🍵
最後に、今日のBGMです。

すいせいちゃんは今日もかわいい

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