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【大学入試対策】日本史千本ノック Part.7

ちょっとした空き時間に日本史を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。

問題
第1問
平安京に関連して述べた文として誤っているものを、1~4から1つ選べ。(駿台模試)
1 桓武天皇は、南都諸寺院の平安京への移転を命じた。
2 嵯峨天皇は、平安京内の治安維持にあたる検非違使を設けた。
3 空也は、平安京の市などで念仏をとなえ、阿弥陀信仰を広めた。
4 反平氏勢力の挙兵があいつぐなか、都が平安京から福原にうつされた。

第2問
日蓮について述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(河合模試)
1 悪人こそが阿弥陀仏の救済の対象であると説いた。
2 法華経こそが釈迦の正しい教えだとし、題目を唱えることを説いた。
3 政治権力との結びつきを排して、ひたすら坐禅に徹することを説いた。
4 北山十八間戸を建てるとともに、戒律を重んじることを説いた。

第3問
江戸幕府と大名の関係について述べた文として正しいものを、1~4から1つ選べ。(センター2016・本)
1 大名に、京都への参勤交代を命じた。
2 大名を監察するために、目付をおいた。
3 有力な外様大名に、老中の職を独占させた。
4 武家諸法度を制定し、諸大名にその遵守を命じた。




解答
第1問
正解:1
桓武天皇は、奈良時代の後半から露見されてきた南都諸宗のような仏教勢力が政治にかかわることを避けるために遷都をしました。南都諸寺院を平安京に移転させるという政策は、真逆の結果になってしまいますよね。

第2問
正解:2
解説
日蓮法華経の教えが絶対であることを説き、「南無妙法蓮華経」と題目を唱和することで救われると主張しました。
1 親鸞悪人正機説についての説明
3 道元只管打坐の説明
4 忍性の説明


第3問
正解 4
解説

参勤交代は江戸と国元を原則1年交代で往復する、大名統制策の一つです。
参勤交代によって、幕府は家臣との主従関係を確認しようとしたわけです。


大名を監察するのは大目付です。目付は旗本・御家人を監察しました。
大名と旗本・御家人の違いは分かりますか?
大名は石高1万石以上の領地を与えられた将軍直属の武家、旗本・御家人は将軍直属の家臣で石高1万石未満のものを指します。将軍に謁見(お目見え)できるのが旗本、できないのが御家人です。


老中は譜代大名から選任されました。
親藩:徳川氏一門、紀伊・水戸・尾張御三家
譜代:先祖代々徳川家に仕える者
外様:関ヶ原の戦い前後で徳川氏に従った者

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