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ベテラン作家の新シリーズ

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もう数冊刊行されていますから、新シリーズではないのですけどね。

2010年1月26日に投稿したブログより。

骨太の警官小説ばかりを描いてきた大御所作家が、今度は逆に犯罪者を弁護する立場として刑事弁護士を主人公に据えたスリリングなシリーズを始めました。

こういう仕事ものというのは、読んでいても仕事をしている気が消えないから、気分転換にあまりならないものの、ハラハラドキドキはたっぷりと味わえますね。

有罪無罪を、陪審員に決めさせるということでは、日本も決して他人事ではなくなりましたが、刑事弁護士が検察側の証拠をひとつひとつ潰していくということに、ここまで拘りをもつというところまでは、まだまだ時間がかかりそうです。

実際に犯罪に手を染めたか染めていないかの問題ではないですね。

「Not Guilty」 まさに、「有罪でない」「有罪となるべき証拠がない」のであれば実際の殺人犯であっても世に放たれてしまう・・・。

いろいろ考えさせられながらも、ドンデン返しもありの一級品のミステリーとなっています。

洋モノ苦手でなければ、是非。

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