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【双極性障害と今日この頃-2022年7月12日】最初からクライマックスって言いますね。クライマックスでしたよ。トップガンです。

パニックを起こすのが嫌でTV自体を見なくなってから間もなく10ヶ月になろうかという6下旬。何となく『FGO カルデア放送局 ライト版 FGO Fes. 2022&ゲーム最新情報』を見たら平静を保ったまま30分ほどの視聴に成功してしまった。どうやらパニック期は抜けたらしい。ならば今こそ映画館に行くべし。

そんなわけで2022年7月4日 映画館に行ってきた。

Top Gun: Maverick (2022)

本音をいえばMX4D*で見たかった【Top Gun: Maverick】。だが、選択肢は吹替しかなかった。現実は非情である。
洋画は字幕派。聞きたい声はネイティブです。日本語吹替では日本語に訳せない部分が聞こえない。

【MediaMation MX4DTM】
上映されるシーンに合わせて、客シートが前後、左右、上下に動き、ミスト、香り、ストロボ、煙などの特殊効果によって作品への没入感を高めるアトラクション型の映画鑑賞スタイル。

【「空」に憧れた瞬間が一度でもあるなら、行こう。】

感動した場面があったかと問われれば、特にはなかったとはっきり言える。対して呆れる場面ならいくつもあった。あちらこちらが狂気の沙汰。どの職業にも度し難い人間はひとりふたりはいるものだ。

あらためて思い返してみても特別感動を覚える場面はなかった。ただ、それでももう一度見に行こうと思う程度の感情は湧いた。Blu-rayが出たら買ってみようかとも思った。プレイヤーはなくともディスクだけは購入しておこう、と。だが、同時に「劇場の大画面で再生できないのなら買うだけ無意味だ」とあきらめも湧いた。仮にホームシアターを用意できたとしてもそれは変わらないだろう。

ホームシアター程度の画面に収めるにはあの「空」はあまりに蒼く青く広すぎる。矮小化された名ばかりの「空」など思い描くだけで気色が悪い。

人の琴線に現実の手が触れることはない。だから強くは勧めない。けれど「空」に憧れた瞬間が一度でもあるなら、行こう。
あれは人が生き、希い、翔る「空」だ。

【たとえ「空」からいくど墜ちようと「空」はそれをすくい救うだろう。「空」に魅入られたパイロットとはそういう生き物らしい。】

おそらく死ぬまで「空」を飛び続けるだろう男。今や生ける伝説と化したトップガン史上最高のパイロット。ピート・ミッチェル。
コールサイン:マーヴェリック。

アメリカ海軍戦闘機兵器学校
United States Navy Fighter Weapons School、略称:NFWS
通称 TOP GUN

生還率ゼロの無謀なミッションを成功させる———そのためのパイロットを短期間で育て上げるためにマーヴェリックはトップガンに帰ってきた。

ただ死地へ送り出すのではなく、生還させることを前提とした訓練はもはや狂気の沙汰。敵に撃ち墜とされるのが先か操縦を誤って激突四散するのが先か。
候補生の中には訓練中に事故死したかつての仲間の遺児もいた。

訓練の不安を払拭できぬまま事態は風雲急を告げる。本来の予定を一週間繰り上げてのミッション強行。誰もが生と死の天秤に揺れる中で危惧はついに現実となりマーヴェリックは仲間を庇って被弾、墜落する。

いくど死に瀕しようとそこが「空」であるかぎり、「空」は彼を救う。
マーヴェリックは生還した。かつての仲間の遺児とともに。

「空」に魅入られたパイロットはどこまでも度しがたい生き物だった。

「空」に憧れた瞬間が一度でもあるなら、何も言わずに映画館に行ってあの「空」を見上げるといい。あれは人が生き、希い、翔る「空」だ。

追記
2022/07/07 Top Gun: Maverick (2022)
2回目鑑賞完了。
2022/07/12 現在
最寄り映画館での上映(IMAX)が1日1回の夕方上映になってしまったので、場所を変えて日中に見ようかと検討中。しかし、IMAXで2度見たものを今さら標準サイズのスクリーンで見るというのは……。

#双極性障害 #精神障害 #映画


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