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30年弱小説を書いてる(趣味)わりに「文章の書き方」にまつわる本をまともに読んでいなかった件

そもそも「文章力を上げる」という発想自体がなかった。

とはいえ「コンスタントにブログを書きたいなあ」と思った時期は確かにあったので、そのとき購入した「武器としての書く技術 (中経出版)」が唯一の「文章の書き方」にまつわる書籍だろうか。もっともこれが重宝したのはあくまで「記事」を書くときだけであって「小説」にはまったく向かなかった。そもそもの趣旨が違うのだから重宝するはずもないのだが。

現状で最適な選択肢としたら迷うことなく【新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ】だろう。【20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) (日本語) 新書】に関しては視力の関係でオーディオブック一択しかない。

あるいは原点回帰で読書の走りとなった江戸川乱歩をかつてのように暗記前提で読みなおすか。次点の菊地秀行はそこそこKindle化されているのでその気になれば24時間好きなタイミングで再読できる。ついでに山田風太郎の忍法帳シリーズもこの機会に押さえておきたい。最低でも甲賀忍法帖は。

本にまつわる喜怒哀楽の中で”あれ”が1958年の作品だと知った瞬間の絶望感を越えるものはいまだない。嫉妬や対抗心を抱く間もなくその場で首を叩き落とされたのだから当然だ。死者に嫉妬や対抗心が抱けるはずがない。

幸い今は時間の余裕が嫌というほどある。何時給付されるかもわからない10万円を当てに欲しいものリストを見直そう。

唯一不安があるとすれば小学生だった当時のように何の違和感もなく読めるかどうかだろう。決して読めないわけではないが現代文になれてしまった今では違和感が強烈過ぎてどうしてもスピードが落ちてしまうのだ。言うまでも無く江戸川乱歩である。

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