整える

「言葉にすれば『悩み』は消える 言語化の魔力」 樺沢紫苑先生著


石川塾・「ファーザー」

昨日の午前中は、石川塾のアーカイブをパソコンで見ました。石川塾は、サラリーマンでありながら、税理士の資格を持ち、ベストセラー作家で時間管理の専門家の石川和男先生がやっておられるオンラインサロンです。私は本の出版を目指しているので、とても勉強になります。いつも夜にあるので、超朝型人間の私は、眠くなってオンタイムで視聴できないのです。だから、アーカイブで学びました。すごく勉強になりました。

午後は、アンソニー・ホプキンス主演の「ファーザー」という映画をAmazon primeで観ました。認知症、老いがテーマのこの映画。すごく深くて、色々と考えさせられました。

私の伯母が、最近私に、「物を盗った」と言うということで、私は悩んでいました。それを相談した友だちが、この映画を見ることを勧めてくれたのです。伯母もたぶん認知症なのだと思います。どう関わっていけばいいかまではわからなかったのですが、伯母に対する見方が少し変わりました。

私は介護の仕事をしているので、仕事にも生かせそうです。映画を見ることを勧めてくれた友達に感謝です。


友達との長電話

夜は、東京に住む別の友達と電話で話しました。すごく長く話しました。Clubhouseのゼロ秒思考のメモ書きのルームで知り合った友達です。京都にも2回も来てくれて、この間東京に行った時も会いました。私にとって、とても大切な友達です。

お互いの近況や、悩みごとなどをいっぱい話しました。アクティブリスニングを学んでいるので、以前よりは人の話を聴けるようになった私です。そんな私を信頼して、深い話をたくさんしてくれたことに感謝です。心が通い合った、とてもいい時間でした。

樺沢先生は、「アウトプット大全」や「言語化の魔力」などの著書の中で、悩みごとなどを言語化することの大切さを繰り返し書いておられますが、本当に言語化することって大切だと思います。悩み事、困りごとを受けとめられる人になりたいです。


行動する

樺沢先生は「行動を起こすことでしか、現実は変化しません」と、「言葉にすれば『悩み』は消える 言語化の魔力」の中で書いておられます。

「行動する」とは、どういうことなのか?樺沢先生がおっしゃっていることをまとめたいと思います。

「行動する」とは、何かしらのアクションを起こしていることです。椅子にじっと座って悩んでいるだけではその悩み事は解消しません。動く、活動する、人と会う、話す、相談するといった「行動を起こす」ことが必要です。

またインプットは重要ですが、本を100冊読んでも、アウトプットや行動を何もしなければ、現実は変わりません。

「視座の転換」と「言語化」によって、自分が何をすべきかということは明らかになりました。対処法が分かれば、あとは行動にうつすだけです。

「行動しないから、悩みが消えない。行動すれば、悩みは消える」と自身に言い聞かせてください。


脳疲労

つらい悩みやネガティブな考えが、とにかく浮かんでくる。「それはそれとして」という切り替えの言葉をつぶやいても切り替えられない。このように切り替えられないのは、脳科学的に言うと「前頭前野の疲労」です。切り替える能力は、脳の部位では「前頭前野」、脳内物質ならば「セロトニン」が主に担当しています。

脳疲労とは、脳が「お疲れモード」になっているということ。

心身ともに健康な人でも「職場の人間関係がうまくいかない」など、毎日悩み続ければ、気分が落ち込みます。「つらい」「苦しい」という気持ちが強まり、結果として、脳疲労に陥ります。

「悩み」によって「脳疲労」になる。「脳疲労」になると、「視座転換」、「言語化」、「行動化」ができなくなり、悩みが深刻化する。悩みの負のスパイラルに陥ってしまいます。

脳疲労の人は、前頭前野の活動が低下しています。つまり、偏桃体が興奮して、「暴れ馬」が暴走しているのに、手綱でうまくコントロールできない状態なのです。


整える  睡眠・運動・朝散歩

悩みを解消するためには、絶対にやらなければいけないことがあります。それは、「心と身体を整える」ことです。

では、どうすればいいのでしょう?具体的には、睡眠・運動・朝散歩です

①質の良い睡眠を、7時間以上とる
②一日20分の早歩きに加えて、45分以上の心地よい汗が流れる運動を週に2,3回行う。
③朝散歩をして、セロトニンを活性化させて、体内時計を整える。
④規則正しい生活をする。

不安や心配が多く、何かで悩んでいる人が、まずすべきことは、「朝散歩」です。なぜなら、朝散歩をすると、セロトニンが活性化するからです。

セロトニンは「太陽の光を浴びる」「リズム運動」「咀嚼(そしゃく)」によって活性化します。

「脳疲労」は放置すると、鬱病などのメンタル疾患へと進行してしまいます。でも、軽い脳疲労であれば、生活の改善ですぐに良くなります。

睡眠・運動・朝散歩・規則正しい生活・リラックスなどの生活習慣の改善と悩みの解消は、密接に関係しています。

つまり、「整える」だけで「悩み」の大部分が改善する可能性が高いのです。


脳疲労だったんだ!

この「脳疲労」のところをまとめていて、19年前に私が罹患した統合失調症は、「脳疲労」だったのだと気づきました。

元夫が僧侶だったため、お寺の仕事、家事、子育て、自分がやっていた児童英会話講師の仕事と、私の脳と身体は休みなく働いていました。それに加えて、実家の悩みを私は抱えていました。その悩みを誰かに「相談する」という行動もできていませんでした。

そしてある日、脳の中が、まるで炭酸水が噴き出すようにシュワッと真っ白になって、何も考えられなくなりました。心が壊れた瞬間でした。それを引き起こしたのが「脳疲労」だったのです。

今、私は、メンタルの状態がとても安定していて、週に3回ではありますが、働けるようになるまで回復しました。

①カウンセリングを受けたり、ゼロ秒思考のメモ書きをしたりして自分の悩みをアウトプットしていること。
②友達に会って話したり、Clubhouseで人と話したり、人とのつながりを持っているということ。
③できるだけ自炊して、栄養バランスのとれた食事を摂るようにしていること
④禁酒禁煙していること
といったことに気をつけているのですが、運動も生活に取り入れています。
⑤まりなたけわきさんの動画を見て、宅トレすること
です。これは毎日やっています。
寒くなったので、朝散歩がなかなかできていないのですが、今日は歩いてみようと思います。

「行動する」、「整える」。本当に大切なことだと思います。「やらなければならない」と思ったらしんどくなるので、「やれるにこしたことはない」と言った感じで取り組んでいきます。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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