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受け入れることができれば、手放すことはできる(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol81)

『うまくいっている人がしている 自己肯定感を味方にするレッスン』
                         中嶋輝さん著

ことの葉lab

先週の土曜日は、私が主宰する会のSafe Spaceほっこりの事務作業をけっこう頑張りました。

私はパソコンが苦手。文章を打つのにすごく時間がかかるのですが、助成金申請の下書きをつくって、理事の仲間に送ったり、珈琲焙煎処桃栗さんで毎月開催しているイベント案内を市民活動総合センターと京都福祉ボランティアセンターんホームページに掲載していただくように送りました。頑張りました。

それから、女性のための食糧支援のボランティアに行ってきました。1年近く一緒に活動させていただいて、色々な出逢いや学びがあったのですが、Safe Space ほっこりの活動がかなり忙しくなってきたので、この日で、そのボランティアは卒業させていただくことにしました。手放すことも時には必要ですよね?感謝の気持ちをお伝えすることが出来て良かったです。

日曜日は完全オフの日。ウォーキング仲間で、私のマンションの3階に住む友人と一緒に、「NPO法人暮らしのコツ研究所 ことの葉lab」さんのOPEN CAFEに行ってきました。「ことの葉lab」さんは、生きづらさを抱える女性のためのコミュニティです。先日受講したピアサポート研修でその存在を知りました。

生きづらさを抱える人のためのコミュニティーづくりは、私たちSafe Space ほっこりも目指しています。だから、ことの葉labさんと繋がりたくて行ってきました。


このヘルシーなランチが300円で食べられるなんて!すごく美味しくて、雰囲気も良くて、すごくほっこりできました。友達も私も大満足。
「運営費はどうされているのだろう?」と気になりました。


左京ワンダーランド

ランチを食べた後は、下鴨神社へ。この日は友達で絵描きの渡辺あふる君が似顔絵コーナーのブースを出展している、「左京ワンダーランド」というイベントがある日でした。

すごくたくさんのお店。すごくたくさんの人。
「あふる君に会えるかな?」
と心配になったのですが、ちゃんと会えました。

あふる君はお友達を紹介してくれました。そのお友達、Safe Space ほっこりがやっているClubhouseに入ってくれるそうです。また繋がりができました。

その後で、鞍馬山に登ってからイベントに来た、Safe Space ほっこりの理事のやまさこさんと、やまさこさんのお友達とちょこっと合流。とても感じのいいお友達でした。素敵な人は、素敵な人を引き寄せるんだな。

みんなで、記念写真をパチリ。すごく楽しくて、みんないい笑顔でした。

私は、大好きな彼女さんへのお土産に黒豆チャイをゲット。喜んでくれたらいいな。

とても充実した週末を過ごすことができました。


思い込みを手放す

月曜日は、仕事に行ってから、あちこち行って用事をしてきました。その後で3階に住む友達の家で少しおしゃべりしてから読書を。図書館で借りてきた『うまくいっている人がしている自己肯定感を味方にするレッスン』を読みました。

この本、一度読んだのですが、とてもいい内容だったので、また借りて読み返しています。その中にとても印象に残るこるが書かれていました。まとめてみます。

私たちの思い込みは、三つの「ち」から生まれるのだそうです。

一つ目は「血」です。
親や一緒に暮らしている家族や、子供の頃に身近にいた大人から日々言われたことや教えられたことをベースに物事を考えることで思い込みが生まれます。たとえば、親からずっと「あなたは何をやるのも遅い」と言われたら「私はなにをやっても遅い」と思い込むような感じです。

二つ目は「地」です。
生まれ育った土地や地域、国においてた多数派をしめている価値観が、いつの間にか自分の価値観のように思えて固定化されていきます。

三つ目は「知」です。
生まれた時代で主体となっている考え方や、その時代に起きた社会的な大事件を目のあたりにすることで、思い込みが作られていきます。

「このように、思い込みは自分で作り上げたものというよりは、血と地と知によってつくられたものがほとんどです」

「自分で生み出したわけではない思こみに従って生きていくと、少しずつ思考と感情がゆがんでいきます。どこかに『これは私の本心ではない』という思いがかすんで、嘘の自分を生きているというような違和感が生まれます。」

「その違和感は『血と地と知による思い込みによって生まれている』と気づくだけで、かなり消えていきます。そのうえで、思い込みを手放すための思考の整理整頓をするといいでしょう」

「感情も思考も、出てきたものはゆがめないことが大切です。純粋な、そのままの形で整理整頓してください」

「粋な大人は、自分に嘘をつきません。頭や心に浮かんだことに、良い悪いの区別をつけず、さっさと片づけてしまいます。その切り替えのリズムの良さが、粋な魅力をつくり、自己肯定感を高めていきます」

「受け入れることができれば、手放すことはできます!思い込みは、次から次へと手放していきましょう」


受け入れることができれば、手放すことができる

この「血と地と知による思いこみ」と「受け入れることができれば、手放すことができる」とい言葉は、とても印象に残りました。

いま私は、一人の女性に恋をしています。朝目覚めた時から彼女のことを思っています。その恋情は穏やかなものである時もあるし、「今すぐ会いたい」「声が聞きたい」とコントロールするのが大変な激しさを持つ時もあります。時々その思いで痛みを感じることもあります。

女性が女性を愛すること。
男性が男性を愛すること。
それに対して違和感を持つ人はまだまだ多いと思います。同性愛が法律で禁止されている国もあるそうです。

私自身も彼女への自分の感情に戸惑いを覚えています。でも
「やっぱり好きだな」というのが素直な気持ちです。「血と地と知による思い込み」をすてて、自分の感情に素直になろうと思っています。

もちろん彼女の負担にならないようには気をつけたいです。気をつけたうえで、自分の感情に素直に従っていきたいのです。

幼い頃に経験した生母との別れや、離婚で経験した元夫との別れ。そんな別れで味わった苦悩から、今すごくいい関係でいられている彼女との仲も「終わりが来る時が来るのではないか?」とどこかで怯えている自分がいます。

「そんな自分の感情も受け入れることが大切なんだ」とこの本を読んで思いました。

これからも浮いたり沈んだり、揺らいだりする私だけど、どんな時も自分に正直に、自分を受け入れて、手放すものは手放して生きていけたらいいな。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。



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