見出し画像

【園庭整備】滑り台について考える

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。なかなか更新できずにおりました。そうそう、先日まで園庭に「滑り台」を作りに行っておりました。

滑り台を作る?というとピンとこないかもしれませんが、面白い作業です。
どんな滑り台を作ったかというとちょうど作業途中の園のInstagramを見つけたのでよかったらみてみてください。

滑り台を滑りたい!

幼い頃、滑り台を滑ることを楽しんだことのある方は多いでしょう。
ツルツルの滑り台。高いところまで登ってするスルーっと降りるその感覚が面白くて、何度も何度も繰り返し滑ったりしたでしょう(笑)

だから滑り台を滑りたい=高いところから滑り降りたい!欲求というのは、人間のDNAに刻み込まれたものなのかもしれませんね。
私も、さまざまな園にお仕事で行くようになって、それぞれの園の滑り台を滑ってみました!大人になっても気持ちよく、楽しいものですよ。

滑り台は危険もいっぱい

滑り台を見てみると、確かに安全!楽しい!だけの遊具ではない。というふうに見えますよね。高いところまで登ることも、スルスルと滑り降りた先のことも。
少し客観的に見ていても、なんとなく「危険」を予知できると思います。

滑り台の危険箇所
・滑り降りる場所までの登り
一般的な滑り台の場合、上り口の幅が小さかったり階段が急勾配だったりしますね。その階段をスルッと踏み外したりする危険も予想できます。
小さい年齢の子だと、その登り台に登り切った時点で落下しないか。と不安になることもあります。
・滑り降りる場所
一般的な滑り台の場合、立ち上がりの手すり(?)が錆びていたりするとそこで手を怪我することもありますし、滑り台の幅が一人分程度しかない場合、下から逆登りしてきたことゴッツンコしてしまうこともあります。

保育環境を整える

今回の滑り台の制作にあたっては、指導してくださる専門の先生がいらっしゃいます。

木村歩美先生。
私は3年ほど前からこの園庭整備のお仕事をしていますが、その半数の園は木村先生が入っていらっしゃる園です。
とてもユニークで元気な方で、私は「木村さん」とお呼びしています。

木村歩美 プロフィール
保育環境研究家。おおぞら教育研究所代表。NPO法人園庭・園外での野育を推進巣する会理事・事務局長。公立小学校・幼稚園教諭、保育専門学校講師などを経て、現在はフリー。園庭整備をはじめとする保育者の「やってみたい!」を応援する研修講師・コーディネーターとして全国の保育現場を飛び回っている。

「2018年 『子どもが自ら育つ園庭整備』 で使われていた紹介文から引用しています。」

滑り台づくりの目標

滑り台づくりの目標は、先ほど書いた「危険箇所」を取り除き、また子どもたちがチャレンジする気持ち達成感、もちろん楽しさもある。そして、メンテナンスが容易にできる。と、たくさんの想いから作ります。

そう、保育士さんと一緒に手作りするんです。
私は、その保育士さんや木村さんの考えを職人さんに伝えて、お互いの接点を見出すこと。
職人さんがプロの技術や機械でやるのは早いけれど、後々のメンテナンスや普段の子供達の様子や、見守る先生方の不安は私たちでは発見することができません。
その間をとって、スムーズにそして楽しく作業が進められていくのが何よりなんですよね。

園庭整備を考える

滑り台について考える機会なんて、これまでこの園庭整備の仕事に関わるまで全くありませんでしたよね(笑)
この仕事を通して新しい視点が持てたことは本当にたくさんあります。
植物・造園のプロと、保育のプロ。分野は違いますがお互いが意見を言い合いながら少しづつ園庭が進化していくのは子どもたちが育っていくようで、とてもワクワクします。

日々勉強だなあ。と感じています。
園庭整備のお仕事について、マガジンでまとめていますので気になる方はよかったら読んでみてください。


まとめーちょっと旅出てきます!

さて、最近休み休みのnoteですが、これからちょっと2泊3日の旅に出てきます。
楽しみ楽しみ!!良いお天気になるといいけれどわかりませんね。
忙しいながら、旅の計画をしながら、ドタバタの毎日でしたが、旅から帰ってきたらまた存分に年末に向かってお仕事頑張ります!

充電してきますね。
皆様も良い週末をお過ごしください。




よろしければサポートをお願いします!創作活動の資金にしたいと思います!!