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野の春ー散歩道に咲く野の花『オドリコソウ』

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
道を歩けば野の花が咲いています。あら、今年は早かったなぁ。とか、あれ?今が満開?と、野の花を見て季節の変化を実感してています。

今日は、最近見つけた野の花『オドリコソウ』のお話です。

オドリコソウが咲いています

竹林の足元に咲いていました。
オドリコソウ シソ科 オドリコソウ属
北海道、本州、四国、九州に広く分布

オドリコソウは、以前ご紹介したホトケノザとよく似ていますが、花の大きさがオドリコソウの方が2回りほど大きいです。

また、ホトケノザに比べると日陰が得意なようで、よく陽の当たる原っぱのような場所より、樹木の陰のできるような場所に咲いていることが多いのが特徴です。

そのため、オドリコソウを見つけたい場合は、少し日陰になっている場所を探してみてくださいね。

シソ科の植物

オドリコソウもホトケノザもどちらもシソ科オドリコソウ属。オドリコソウの葉は、まさに若いシソの葉によく似ています。

シソ科の植物は、繁殖力があって強健な品種が多いのが特徴です。
夏の花サルビアや、ハーブのセージなんかもシソ科の仲間です。

そして、以前、『ホトケノザ』の記事でも書きましたが、花の形が『唇状花冠(しけいかかん)』という唇のような形をしている植物が多いのです。

クチビルバナ科と呼ばれた過去

シソ科の別名として唇形科(しんけいか)またクチビルバナ科とも呼ばれていた所以です。

クチビルバナ科ってなんだか響きが可愛いですよね。

しかし、日本だけではなく世界的に植物の分類において古くから使われていた科名で、現在もシソ科に改められつつも保留名として残っているようです。

クチビルバナ科の植物は、確かに花をよく見ていると、ガヤガヤと話出しそうでしょ。笑笑

クチビルバナ科について、気になる方は読んでみてください↓

シソ科

シソ科は大きく重要な科であるため、その特徴として花冠の形が唇状であることから、新エングラー体系までは学名としてLabiataeが用いられ、昭和中期までその訳語として唇形科(しんけいか)または「くちびるばな科」がもちいられていた。APG植物分類体系では、すべての植物の科名が、典型属に由来するものに改められ、シソ科もオドリコソウ属Lamiumに由来するLamiaceaeに改められた。

しかし長年使われてきたLabiataeを廃止すると混乱が起きるため、保留名として旧名が認められており、最新の書籍でも保留名と新名が併記されていることが多い。
Wikipedia 

踊り子草と言う名前の由来

さてさて、オドリコソウという名前は、花の形が由来です。笠を着て踊る踊り子のように見えたのだとか。

どうですか、見えますか?


ホトケノザもそうですが、雑草と呼ばれる野の花は、その咲いている花の容姿などから名付けられた名前が多いので、名前も覚えやすいです。

上の写真の横に映っているのは『カラスノエンドウ』
カラスノエンドウの名の由来のひとつに、実が熟すと真っ黒になって、それがカラスのような色だから。というものがあります。

カラスノエンドウ マメ科 ソラマメ属
越年草 本州〜九州に分布

このカラスノエンドウ、葉も花も実も食べられるので、毎年タイミングを逸してしまってなかなか食す機会がなかったのですが、今年こそは!と、お散歩品がら、新鮮で状態の良いカラスノエンドウを物色中です。

食べたらまたnoteでお知らせいたします。

まとめー恵の雨

今日は朝から雨です。
今週一週間はずーっと冴えないお天気みたいですが皆さまの地域はいかがでしょうか。
自宅前にうわっている『ソメイヨシノ』はすっかり花を散らせるかもしれません。

外での仕事は、お天気に阻まれそうなので、合間を見て今週は書きたくて、ネタだけ溜まっていたnoteの記事を書く時間ができたらいいな。と思っています。

さてさて、今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
皆さま良い一日を、お過ごしください。

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