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この花の名前を教えてーそれは『花蘇芳(ハナズオウ)』です

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。予報通りの雨の鹿児島です。その為、今週月曜日からは怒涛の現場三昧。いつもお伺いしているお客様のお宅のメンテナスを中心に行いました。

それはそうと、今年、特に聞かれることの多かった花の名前の花木のお話です。

花蘇芳(ハナズオウ)

花蘇芳 マメ科 ハナズオウ属
落葉低木 原産国、中国

初めてじっくりとこの花の咲く様子を観察したのですが、枝に花がびっしりとくっついているかの様に咲いている姿が、なんとも不思議だなあ。と思ったのです。

この鮮やかな花。そして葉より先に花が咲くものだから、余計に注目を集めたのでしょう。
『この花何という名前なんだろう?』と思われた方、本当に多かったです。嬉しいですね。

近所の花蘇芳

日本の伝統色ー蘇芳色

日本の伝統色に『蘇芳色』と言う色があります。色の表現としては、黒みを帯びた赤色。もしくはくすんだ赤色のことを指します。

こちらの蘇芳色の染料になっているのは、『花蘇芳』ではなく、同じマメ科の別の樹木です。

スオウ(Caesalpinia sappan L.)
マメ科 ジャケツイバラ亜属
原産国、インド、マレー諸島

蘇芳染

蘇芳色に染める『蘇芳染』は、日本には中国から飛鳥時代に入ってきたと言われています。
日本へは、根がついた植物としてではなく、幹を削った鰹の削り節のような状態、もしくは幹の部分だけが木材のような状態で入ってきたのではないかと思います。

そして、その染料の煮汁の色に、花の色が似ていることから『花蘇芳』は名付けられたそうです。

因みに、花蘇芳が植物として日本に伝わったのが、江戸時代初期だと言われていますから、やはり蘇芳は染料として加工されて入ってきていたようです。

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花蘇芳を庭に植えますか

花蘇芳は、桃の花と同じ時期に咲くのですが、あまり大きくならないので、お庭にその頃に咲くといいな。と言う場合にはおすすめです。

葉っぱもハート型なので、葉も楽しめますよ。
他にも花蘇芳の品種があるのでご紹介します。

シロバナハナズオウ

白い品種もあります。その名も『白花花蘇芳』花がたくさん。笑笑
さまざまな花木の咲く時期なので、植える場所やレイアウトを工夫するのが楽しみですよね。

植木市で出会った白花花蘇芳

アメリカハナズオウ‘フォレスト・パンシー’

この品種は、近年人気なのですがこちらはどちらかというと、赤紫色の葉を楽しむ品種としておすすめしています。

しかし、通常よく見る花蘇芳に比べて、大きく成長しますので、植える場所などは良く考えてくださいね。

まとめー花の名前を調べる

さまざまなな花木が咲く時期で、手にスマホを持っていると、思わず写真を撮りたくなります。
そうすると、SNSにアップしたくなりますよね、、

ついでにじゃあ名前を!と思のに、名前をGoogle先生にどう聞けばいいかわからない。
と言う事態が起きますよね。

今は、写真を撮るだけでその植物の名前がわかるアプリもあります。
その辺りは以前noteの別の記事で書いていますので興味ある方は読んでみてください。

私は、写真を送ってきていただいた植物の名前がちょっと自信がない場合は、まず『何科かな?』と花の形、花の付かた、葉の形などからあたりをつける方法で、その植物の名前をGoogle先生で調べています。

これは、ちょっとマニアックな方法かもしれませんが、的中率が良いのと『○○科』で覚えるとかなりの量をインプットできます。

また、この辺りは繰り返しになってしまうかもしれませんが改めて書きますね。

さてさて、雨の週末です。
お天気が変わりやすい毎日ですし、初心者マークの車もよく見かけます。
皆さまどうぞ安全運転で。
そして体調にも気をつけてお過ごしください。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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