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<旅の記録>鹿児島県南九州市ー戦後78年知覧特攻平和会館

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
ちょっとまた更新が途絶えておりました。仕方ありません。
コロナでお休みを頂戴した後の台風、お盆休み。と、思ったように仕事が進められず、例年になく感じる暑さも相まってなんだか落ち着いてnoteを書くタイミングを逸しておりました。

そんな中、今年の8月は2度も「知覧特攻平和会館」へ足を運ぶ機会がありました。
今日は知覧の旅のお話です。


会館の入り口より少し手前に「平和の鐘」があります。
とても良いジーンとする音がします。

知覧特攻平和会館

平和会館には、特攻に至った経緯などの資料から、隊員の方々の遺品などの展示がされています。
たくさんの言葉でも、その感想を書くことはできませんが、鹿児島にあって鹿児島だけの話ではない。というのだけは強く思った感想です。そう、特攻隊員として命を落とした方は、九州だけではなく遠くは北海道の出身の方もいらっしゃいました。本当に多くの若者が特攻作戦により命を落としたのです。

子供の頃に、何度か連れて行ってもらった記憶が朧げにあるこの「知覧特攻平和会館」ですが、成人してから行くのは初めて。幼い頃には感じることのなかった様々なことを思う今回の知覧への旅となりました。

「鹿児島へ旅をするなら、機会があれば知覧へ一度足を運んでみたい。」と思う方も多いようです。一度でも良いと思います。空港から少し離れていますがよかったら足を伸ばしてみられては。と思います。

今、中学生の息子と戦争を考える

終戦の日を前に戦争と聞いて、今中学1年生の息子が知るのは2022年2月から始まったウクライナ侵攻です。
テレビで悲惨な状況を見ていても、世界の中で同じ時に生きている人々が巻き込まれていることだとは、なかなか実感の湧かないことです。

しかし、今回の知覧への旅で、現代では考えられない教育や思想、価値観を目の当たりにして、息子の戦争への受け取り方がまた一つ増えたのだと思います。
会館の入り口にあった、全国の小中学生の子供達の千羽鶴にも心動かされたようです。

祖父の戦争

15年ほど前に亡くなった私の祖父は、生きていれば97歳。
最後の少年兵として参戦し、実際の戦地は赴くことはなかったそうですが、最後の赴任地は知覧。飛行機の整備に就いていたそうです。

私が幼い頃に祖父母と出かけた特攻平和会館は、祖父にとっては戦友と過ごした思い出の地でもあったようですが(そのため、とても長い時間を平和会館で過ごした記憶があります。まだ小学校低学年だったと思うので、平和会館はちょっとネガティブな記憶になっていました。)祖父は私に、戦争については語りませんでした。

ただ、戦後も祖父は戦友との手紙や季節の品々の贈り物などのやりとりをずっと続けていたと記憶しています。
戦争が起こったことよって出会った友と、20代、30代と歳を重ねながら、どんな思いで、どんな言葉をやりとりしていたのか、想像すると少し苦しくなりますね。

知覧へ行ったらここへも是非!

知覧特攻平和会館から車で10分ほどの場所に「知覧武家屋敷群」があります。江戸時代の薩摩藩の武士の暮らしぶりや街並みを肌で感じることのできるエリアです。(国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。)

通りの石垣がとても特徴的で綺麗です。
四角く切り出された石の石垣と、このように丸い石垣の家があります。
石垣の形状が四角い方が格が高い方が住まれていたんだそうですよ。
石敢当(せっかんとう)
これは、魔除けの石。
三叉路の突き当たりに建てられたお家に魔物が入ってこないように置かれています。これは私の地元「出水武家屋敷群」でも見られたもので、多くは沖縄県で見られるものなんだそうです。

武家屋敷周辺には、ランチできる場所やおしゃれなカフェもあります。お茶屋さんが知覧茶も試飲販売されていたりますので、チェックしてみられてはいかがでしょうか。

まとめー旅はのんびり足で行くのが良い

今回の知覧の旅で思ったことは「旅はのんびり足が良い」という事。

せっかくだから、あれもこれも!!とスケジュールを詰め込みたくなるのは山々なのですが、今回は2回ともとっても緩やかなスケジュール構成で、現地で調べたり、偶然入ったお店がとっても美味しかったり内装がお洒落だったり。

そんな「のんびりが良い。」なんてことを言いながら、実はもっとこんなところも案内したかった、こんなところも案内したかった。と後から後から出てきましたが、それはそれで次回の楽しみということにしておきましょう。

さて、いよいよ夏休みが終わりますーーーーー!!!
母さんよく頑張りました。学童に行っていた小学校時代とは違い、中学生になって学童がないとなると本当に子供の居場所が無い。
田舎なので近くに友達が住んでいるわけでもなく、何をするにも車が必要。(自転車でも良い範囲には、学校くらいしかない。)家に一人で一日中。ということにならないような段取りをしながら、仕事しながらは、なかなか大変でした。
ま、そんな思いも、あと何年。なんでしょうけどね。

というわけで、久しぶりで長くなりました。
みなさま、暑さが厳しいです。どうぞお身体にお気をつけて。
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございました。




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