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バナナの香りの花ー唐種招霊(カラタネオガタマ)

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。私の好きな花木「カラタネオガタマ」が咲き始めました。今日はカラタネオガタマのお話です。

花の大きさは、大人の男性の親指大くらいです。

カラタネオガタマとは

カラタネオガタマ モクレン科 モクレン属
常緑小高木 原産国.中国南部 別名.唐招霊

モクレン科の植物の仲間は200種類以上から300種ほどあると言われています。モクレンの仲間は、花弁が分厚く「放射相称花」です。

●放射相称花→花被が放射相称に配列している花。対称軸が複数ある花。梅・キキョウなど多くのものにみられる。
●左右相称花→対称軸が1つしかなく、左右に相称な花であり、ふつう横向きに咲く。(リナリアやバーベナなどがわかりやすいかな。haco追記)
●非相称花→対称軸がない花。(花カンナなど。haco追記)
花の知識と分類方法

因みに、花の原始的な状態は「放射相称」だったのではないか。と言われていて、そこから進化の過程で、花の形が変化していったと考えられています。
モクレンについては、以前書いていますのでよかったらそちらも読んでみてください。

おっとカラタネオガタマのお話から逸れていきましたね。笑

カラタネってどういう意味?

カラタネオガタマのカラタネ(唐種)というのは、「中国種です。」という意味です。
わざわざ「中国種」とつけた理由は、日本にはすでに「オガタマノキ」という樹が存在したからなんですね。

オガタマノキ モクレン科 オガタマノキ属
常緑高木 分布.関東南部ー四国・九州ー南西諸島ー台湾

オガタマノキは天照大神が天岩戸に隠れたとき、その前で舞った天鈿女命が手にしていたとされる、神聖な植物で、日本には古くから存在した樹なんですね。

因みに、榊(サカキ)も神社では神聖な植物とされていますね。

↓天岩戸神社は、お隣宮崎県にあります。近いうちに一度行ってみたいな。と思っている神社です。

花はバナナの香り

カラタネオガタマは、オガタマの樹に比べて成長が遅いので、「常緑樹で何か。」とお探しの場合には、この木をお庭に植えるのもおすすめです。

この花の雰囲気と香りも、おすすめポイント。

カラタネオガタマの花は、「バナナの香り。」と表現されることが多いのですが、みなさん香ったことありますか?

私はね、バナナの香りよりももっと爽やかでフルーティーな香りがするんです。
どなたかは、「フルーツオレ」の香りがするとか、ガリガリ君の「梨味」の香りがするとか仰っていました(笑)

実際に、「バナナブッシュ」や「バナナツリー」と呼ばれたりもします。
もし見かけたら、香りだけでも嗅いでみてください。

まとめーモクレン科の植物といえば

私は、モクレン科の植物が大好きなのは以前、ハクモクレンのお話の時にも書いたのですが、これから見ごろを迎えるのが「オオヤマレンゲ」です。

大きくなる木なので、庭木というよりも公園などに植えられていることが多く、また、背が高いので花を間近に見れる機会は非常に少ないのが残念です。

もしも遭遇したら、写真を撮ってご紹介したいと思います。

今週は奄美地方が梅雨入りの予定だとか。

その合間合間で、お庭の作業の準備を進めているのですが、天気予報がはっきりしません。
一先ずは、今できることを見つけて、急な晴れに備えたいと思います。

では、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


↓バナナ繋がりと言えば、こちらの記事も良かったらどぞっ。

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