南国鹿児島の南国ぽい植物の話ー「ハイビスカス」はいつまで咲くの
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。鹿児島でガーデンプランナーとしてスタートする以前は、関西⇒中部⇒関東と北上しながらガーデンのお仕事をしていました。そして、鹿児島へ帰って来てお庭に自生している「おやおや」と思う植物にたくさん出会いました。今日はそのあたりをご紹介しようと思います。
バナナが自生しているよ
バナナの話で盛り上がったのでその時の記事を追って読んでくださると、どうやら植生が関西~関東以北とはだいぶ違うのかな。と言うことがお分かりになられると思います。
三部作なので、お時間あるときで大丈夫ですよ(笑)
ハイビスカスはまだ咲いています
今年も残すところ1か月半を切りました。
しかし、書いていますように、ハイビスカスはまだ咲いています。
最近の気温は、まだ最低気温が10℃を下回らない状況。
全国的にみると、あたたかいのでしょう。きっと。
こちら去年の11月のお客様のお庭の様子です
ここから、霜が降り始め最低気温が10℃を切るとお花は完全に終わります。
お花が終わったタイミングで3分の1から2分の1くらい残して、剪定しておくと、来期もきれいな花を咲かせてくれます。
ハイビスカスって露地栽培できるのか?
ハイビスカス アオイ科 フヨウ属
常緑低木(非耐寒性常緑低木)
原産国/ハワイ諸島・モーリシャス島・南アフリカ等
何となくハイビスカスってハワイのイメージよね。と思っていたら、やはりハワイ生まれだったんですね。
と言うことは、はい、植物の理屈から行くと日本での戸外での越冬は難しい。という仮説がたちます。
但し、沖縄でもそうですが、鹿児島の私が住んでいる地域でも庭に地植えされていますので、地域によっては屋外での地植えが可能です。
その場合には、寒いのは得意な品種を選ぶことをお勧めします。
また、室内で太陽光が入るような場所で、なおかつ室温が10℃以上であれば、年中開花させることも可能です。
植物園のハウス内で、冬場でもハイビスカスが開花しているのを見たことがある方もいらっしゃると思います。
ハイビスカスは多品種な花
ハイビスカスの花は、非常に改良が進んでいて思っている以上にたくさんの品種が出回っています。(ただ、耐寒性の強弱はありますので、購入の際にはお気を付けください。)
また、ハイビスカスは薔薇と同じように「系統」で分かれています。
一応、参考までに薔薇の系統図をご紹介しておきます。
これはこれで、とーっても面白いので、詳しいことはまた書きたいな。と思います。
ハイビスカスの系統
・在来系・・・花付きが良く、耐暑性・耐寒性があるものが多く、鹿児島で庭で見かけるのはこのタイプです。
・大輪系・・・在来系に比べると花付きは劣りますが、名の通り大輪の花が咲くことが魅力です。
・コーラル系・・・垂れ下がって咲くものが多いです。暑さに強い品種が多いです。
確実に越冬させたいなら
ハイビスカスを確実に越冬させたいなら、地植えではなく鉢植えでの管理を強くお勧めします。しかし、ハイビスカスは基本的に低木類なので、根の回りが早いです。
初夏のころから店頭に並び始めると思いますので、暑さが厳しくなる前に買ってきたらまず1回りくらい大きな鉢に植え替えをお勧めします。
植替えの方法は👇をご覧ください。
最低気温を10度下回る。もしくは霜が降りる前には、室内へ取り込みましょう。その場合には、出来るだけ日光が直接当たるような場所がおすすめです。
最初でも書きましたが、その際に、3分の1から2分の1くらい残して、剪定してあげてくださいね。日光不足による徒長を防ぐ効果。また、コンパクトな方が室内でも邪魔になりませんから(笑)
まとめ
今日はお散歩の時に、山茶花を見つけたのですが、そんな山茶花と対照的なハイビスカスも咲く鹿児島の11月後半戦です。
季節感の差がとてつもなく強い気がしますが、いよいよきっとハイビスカスは終わりを迎えます。考えれば、本当に長い期間咲いてくれます。
また、南国鹿児島の植物の事書いていけたらな。と思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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