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【自己分析2.0】本当の意味での就活を成功させるための自己認識
今回は自己分析2.0ということでこれまでの就活業界で使われていた「いわゆる自己分析」とは大きく違い、自己分析2.0=自己認識というかたちでより良い就活を読者の皆さんにはしてもらいたいと考えています!
この記事を読むことをオススメしたい人は以下の質問で一つでも「いいえ」がある人達です。
①あなたは自己分析をしていますか?
②自己分析を踏まえて自分という人間を理解して、やりたいことが明確になっていますか?
③自分のやりたいことを理解したうえで自分にあった企業に出会えていますか?
多くの就活生は①はできているけど、②が微妙でそのうえで③を行っている状態ではないでしょうか?
それでは、自己認識の旅へ進んでいき、就活を成功させましょう!
そもそも就活を成功と自己分析の関係性
皆さんにとっての就活の成功とは何ですか?
A君:「いっぱいお金を稼いで、石原さとみと結婚できて、社会的権力を得れる企業に入ること!」
Bさん:「お金に困らない程度稼げて、プライベートを充実させれる企業に入ること!」
上記のように、いろいろな就活の成功の定義があると思います。
ここでは、もう少し抽象化して
就活を成功させる=理想の自分とのギャップを埋めてくれる会社から内定をもらえる
と定義して、行きたいと思います。
このように定義した際に、なぜ自己分析が必要なのか?
理由は、ゴール(理想の自分)が自己分析によってわかっていることで、最小限の時間とリソースで就活を終えることができるからです。
皆さん、正直な話
「はやく自分に合った企業見つけて内定もらって、最後の1年謳歌したい」
と思っていますよね。
実際、メティス自身も就活は大学生のゴールでも時間をいっぱい使う対象でもないと思っています。それよりも限られた最後の学生生活を友達と楽しむことの方が大事だと思います。
ここで、皆さんに質問です。
理想の自分を思い描けていますか?
先ほどのA君の場合は本当にお金をたくさん稼げて、社会的な権力を得れる会社があっているのでしょうか?
実は、日本の偏差値主義的な考えの延長線上で入るのが難しい企業だからという理由で選んでいたりしませんか?
Bさんの場合も同様です。プライベートを充実させれる企業だとしても仕事自体や職場の人達のパーソナリティが自分に全くあっていない状態でもいいのでしょうか?
だいたいの就活生は
①理想自体が実は本質な部分と違っている
②理想の具体性が低い
のどちらか、もしくは両方に当てはまっています。
A君は両方の可能性があり、Bさんは②の可能性が高いです。
ここで、皆さんが思うことは
「そうかもしれないけど、実際具体的にやりたいこととか理想の自分とかわからないんだよ」
だと思います。
なので、ここからは皆さん一人一人にとって違う理想の自分の見つけ方をお伝えします。
自己分析2.0①:自己のパーソナリティ理解
まず、はじめに皆さんがやるべきことはパーソナリティの理解です!
「はい、そんなこと言われてもよくわかんないし、なんなら今までの自己分析とわからない……」
と思った方はここで、離脱せずに続きをもう少し読んでください!
メティスが皆さんに提案するパーソナリティを理解してもらうためのツールはビッグファイブ理論と呼ばれるものです。
ビッグファイブ理論とは、1990年代に心理学者のルイスゴールドバーグ氏が提唱した人間が持つ様々な性格は、5つの要素の組み合わせで構成されるとする考え方です。
また、現在のパーソナリティ理論の中では最も有力なものとして広く活用されている理論です。
要するに、今世界で一番信頼されている自分の性格を知る方法だと思ってもらえれば大丈夫です。
では、さっそくビッグファイブ理論を使って自分のパーソナリティを知ってみましょう!
※5つの要素の説明は、診断後します。
皆さんどのような結果になりましたか?
ここからは、それぞれの要素について解説していきます
外向性:活動的、しゃべるのが好き、社交性がある
協調性:他者への配慮(信頼する、許すことができる、親切)
誠実性:衝動を抑えられ、計画的に行える
開放性:好奇心があり、物事に挑戦しやすい
神経質傾向:メンタルが弱い、悩みやすい
上記が各要素の説明になります。
皆さんはどの要素が強くて、どの要素が弱かったですか?
余談ですが、一般的に
外向性、誠実性、開放性が高く
協調性、神経質傾向が低い
人はビジネスで成功しやすいと言われています。
なので、今後はそれぞれの要素の上げ方や下げ方についての記事も発信していけたらいいなと思っています。
自分のパーソナリティを理解したうえで知っていただきたいのが、自分にあった職業です。誠実性はどの業界、業種でも必要な要素ですが、外向性と開放性に関しては値の出方によって合う職業が変わってきます。
※協調性、神経質傾向は特殊な場合に職業で必要になることもありますが、基本的には値が低い方が有利では、ありますが職業選択にはあまり影響はありません。
外向性が高い人:営業系(対人関係が結果にメインで現れる職業)
内向的な人(外向性が低い人):企画系(比較的自分自身での思考が多い職業)
開放性が高い人:芸術系や新規事業系(クリエイティブなアイデアや果敢に挑戦する必要性がある職業)
保守的な人(開放性が低い人):政治や会計、監査系(決まり切っていたりすることを行う職業)
これでおおよその自分の向いている職業がわかったと思います。
それでは次にどんな業界があっているのかを知るための診断を行っていきましょう!
自己分析2.0②:自分の価値観を知ろう
次に自分の価値観を知るためのワークを行っていきます。
自分の価値観を知ることで自分は人生において何を大切に実は生きていたのかを知ることによって、その大切にしていたことを今後も維持できる会社を選ぶことができます。
行うワークはライフストーリーです。
これは、よくあるパターンの自己分析だと思いますが、実は細かい部分で大きな違いがあるため騙されたと思ってやってみてください!
ステップ1:自分の人生を1冊の小説だと思って考えてみてください。その小説を、人生で自分の強い感情と結びついているイベント、ターニングポイントを5~10個くらい考えて書いてください。(良い瞬間、悪い瞬間、幼いころの記憶、子供の頃の重大な出来事、その他自分を決定づけた出来事)
ステップ2:それぞれのライフイベントに対して3つの観点で書いてみる
①いつ、何があり、関わった人は誰か?
②そのイベントであなたや周りは何を考えたか、感じたか、どこが自分にとって大事であり、何がピックアップする要素たらしめるのか?
③そのイベントは現在の自分とか、未来の自分に対してどんな影響を与えているか?
ステップ3:ポイントを書き終わったらライフストーリーを見返した上で以下の質問を自分に投げかけてみて下さい
質問Ⅰ.あなたの物語のメインテーマはなんだろう?どんな教訓が得られるだろうか?
質問Ⅱ.あなたのライフストーリーは、あなたがどんな種類の人間であり、どんな人間になっていくことを示しているか?
質問Ⅲ.そのライフストーリーから自分はどんな価値観、あるいは願望、パターンや周りへの影響を示しているのか?
上記を行ってみて、どうでしたか?
パーソナリティの診断で開放性が高い人とかは知的好奇心や芸術に関連することが人生のメインテーマになったりすることが多かったりします
また、外向性や協調性が高い人は対人関係に関連することがメインテーマになったりすることが多いと思います。
ですが、ここで大事なのは先ほどのパーソナリティ診断だけではわからなかったあなたらしい部分です。
例えば、外向性が高くて、対人関係に関するメインテーマになった人の場合はどんな人との関係性がメインテーマに関わっていますか?
例えば、困っている人を助けたいと多様な価値観を知りたいでは同じ対人関係でも対象は大きく異なります。
前者の場合は、発展途上国支援関連で商社を目指したり、リクルートで不を解決するプロダクトを提供することがあってると思います。
後者の場合は、通訳やJTBやJALといった旅行系や航空系の業界が合っているかもしれません。
このようにパーソナリティを知ったうえで、自分自身の人生を振り返ることで具体的にどんな人やモノ(業界)に対して何(職業)で関わることが自分にあっているか知ることができます。
最後に、業界を選定するにあたってより自分自身が情熱を注げる業界を探していきましょう!
自己分析2.0③:自分の情熱の対象を知る
皆さんは日ごろどんなことに情熱をささげていますか?
正直、そんなのわからないよと思う人に朗報です!
ついに今日で自分の情熱をささげる対象がわかります。
今から10個の問いに対して思った通りに書いてみてください!
①:朝起きたらすぐ行動したい日はどんな日ですか?
②:自分が飽きずにできたプロジェクトや計画は?→なぜ情熱を傾けることができたのか?
③:自分が全く楽しめなかったプロジェクトは何ですか?→なぜ続けれないか?好きになれないか?
④:あなたの趣味は何ですか?(共通点を探す)
⑤:明日仕事(学問)を辞めたらその仕事(学問)でやりたい部分は何ですか?
⑥:若かったころ大人になったら何になりたかったですか?→その仕事に魅力を感じた理由は?(ちょっと思ったことや架空の仕事)
⑦:今の時間の使い方は自分にとって意味があると感じていますか?→何かが足りないとすれば何ですか?
⑧:第三者になったつもりで、自分が普段どんな事に情熱を持とうとしているか?(自分みたいな人間がいたらどう突っ込みを入れるか)
⑨:この世界にどんな足跡(成果)を残したいですか?
⑩:寿命が残り1年だとしたらどう過ごしますか?(観点を固定する:仕事ではとか)
これらの問いに答えたら、それぞれの問いが何を意味していたのかを知り、自分の情熱をささげる対象を理解しましょう。
①:朝起きたらすぐ行動したい日はどんな日ですか?
自分の好奇心の対象や抵抗するマインドが少なく行えることがわかる
②:自分が飽きずにできたプロジェクトや計画は?→なぜ情熱を傾けることができたのか?
情熱を向けやすい対象の条件がわかる
③:自分が全く楽しめなかったプロジェクトは何ですか?→なぜ続けれないか?好きになれないか?
情熱を向けにくい対象の条件がわかる
④:あなたの趣味は何ですか?(共通点を探す)
好奇心や情熱を注げる対象の条件がわかる
⑤:明日仕事(学問)を辞めたらその仕事(学問)でやりたい部分は何ですか?(やめた時後悔する仕事の内容がわかる)
現状行っているバイトや勉強での自分の好きなことや内容の部分がわかる
⑥:若かったころ大人になったら何になりたかったですか?→その仕事に魅力を感じた理由は?(ちょっと思ったことや架空の仕事)
マクロ的なモチベーションの方向がわかる
⑦:今の時間の使い方は自分にとって意味があると感じていますか?→何かが足りないとすれば何ですか?
時間に物事の焦点を置くと何を優先順位高く行っているかで大切にしていることや情熱を向けている要素がわかる
⑧:第三者になったつもりで、自分が普段どんな事に情熱を持とうとしているか?
自分目線で見た時、あまり情熱を注いでいるようには感じていなくても客観的な人から見た場合情熱を注いでいる対象に気づくことができる
⑨:この世界にどんな足跡(成果)を残したいですか?
抽象度が高いかたちで自分の情熱をささげる対象が分かる
⑩:寿命が残り1年だとしたらどう過ごしますか?(観点を固定する:仕事ではとか)
期間を短くして考えると一番大事なことが見えてくる
まとめると
⑥と⑨の質問で自分のマクロ的な情熱を向けれる対象が分かります
③で自分にはまったく向かない対象が分かります
それ以外の質問で今の自分が情熱を注いでいることや大切にしていることが分かります
この章の最後としては、皆さんに伝えたいことは結局何が一番共通する部分だったかを知ることが重要であるということです。
自己分析2.0のまとめ
ここまでのワークを通して、皆さんは最初に比べたら自分自身のことを正しく認識でき、自分に合う業種業態が分かったのではないかと思います。
ですが、就活においてはこのラインに立てて、ようやくスタートラインになります。
メティスとしては、このスタートラインから皆さんがゴールするまでをお手伝いしていきたいと考えているので、今後ともよろしくお願いします!
また、今回行った自己認識のワークは就職活動後の社会人になっても使えるものなので、是非とも今後の人生で自分自身のことが良くわからないなと感じたら行ってみてください。
メティスのこの活動の理念の一つに、就職活動だけで終わってしまうような知識や技術は提供しないというものがあります。
皆さんが社会人になってからも汎用性の高い知識や技術を提供していくのでお楽しみ!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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参考資料
ダニエル・ネトル「パーソナリティを科学するー特性5因子であなたがわかるー」白揚社
ターシャ・ユーリック「インサイトーいまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力ー」英治出版
E.K. Strong, Jr(2004)Strong Interest Inventory test
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