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[外資系コンサルのインターン・ジョブ対策]~その後連絡が来なくて悲しむ前に~

この記事を読む前に、まだこちらの記事を読まれてない方は読むのをオススメします!(コンサル就活の仕組み等が書いてあります)

[フェルミ推定・ケース問題対策]選抜コミュニティを落ちた・知らなかった外資コンサル就活生へ~お祈りメールを見て悲しくなる前に、読んでください~

さて、本題ですが皆さんジョブの準備はできていますか。

多くの皆さんはケース問題の勉強等をいっぱいしていてコンサル就活に自信があるから大丈夫と思っているかも知れません。

ですが、ケース問題ができるのとジョブができるのは全くの別次元です。

まずは、皆さんがジョブ対策がどれくらいできているかチェックしましょう。

以下の項目はジョブ後に連絡が来なくて、最終面接等に進めない人あるあるです。自分自身がどれくらいこれから記載されていることを知っているか考えてみてください。

①そもそもジョブ自体が具体的にどのような流れで進んでいくかしっかり把握している
②ジョブで評価される能力を知っている
③上記のアピールの仕方を知っている

3つの要素のうち1つでもわからないことがあったなら、今回の記事を読むことをオススメします!

③アピール法の部分に関しては、就活の有名なメディア等では一切書かれていないリアルなコンサル就活のジョブでの勝ち抜き方を記載しています。

そもそも外資系コンサルのインターン・ジョブの基本的な流れは?

皆さんジョブの基本的な流れをご存知でしょうか?

実は、ジョブ自体をマクロな流れとミクロな流れに分けて理解したうえで現状自分たちのチームがどこに位置しているのかを把握することは非常に重要です。

例えば、上記の内容を知らないとジョブ中にこうなります。
「あれ、最終日の前日なのにボトルネック特定しか終わってないぞ…」
「おかしいな、リサーチしていたら2時間が経過している…」
この発言を聞いて、「いやいや、ばかな」と思ったそこのあなた!
あなたが一番危ないです。

上記は少し大げさにしても、多くの外資系コンサルジョブ経験者は体験したことがあることだと思います。

このようにならないためにも、これから記載するジョブのマクロな流れとミクロな流れをしっかり理解しましょう。

マクロな流れ(3dayの場合)
初日
・お題発表
・大枠の論点設計
・大きな方針が決まる(どの業界、市場を狙うべきか)
・多分一回くらいはメンター社員とディスカッションがある
2日目
・大きな方針の中でもどの層を狙うべきか考える
・上記の層を狙うにあたってのボトルネックを考える
・上記のボトルネックを踏まえたうえでの施策を考える
・スライドを作成し始める
・質疑応答集を作成し始める
・多分1,2回くらいはメンター社員とディスカッション
※ファームによってはパートナーレベルがクライアント役として登場してディスカッション
3日目
・パワポを完成させる
・発表準備(伝えること・質疑応答対策)
・発表
・FB
・軽く懇親会


ミクロな流れ
・大論点を中,小論点に分解していく
・上記の論点を答えるために必要な情報を仮説思考で考える
・上記の情報をリサーチする
・仮説とリサーチの結果を照らし合わせる
・想定内で論点に答えられていれば、次の論点にいく
※上記の・は時系列ごとになっています

大まかな流れは上記のようになっており、ここで皆さん気になるのは3days以外のパターンは?と思う方もいると思うので時間配分についてお伝えします。

マクロな流れ(合計1)
①大きな方針決め:0.3
②大きな方針の中でもどの層を狙うべきか考える:0.2
③上記の層を狙うにあたってのボトルネック特定:0.2
④施策考案:0.15
⑤スライド作成・質疑応答作成:0.15

上記のような時間配分の理由についてお伝えします。
①,②の合計時間で全体の半分を取っている理由は、①と②で戦略の良しあしが全て決定してしまうからです。

どういうこと?って思われた方もいると思うので噛み砕いて説明します。
まず、皆さんには戦略の定義を正しく理解してもらいます。

戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」のこと。
出典:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

上記の定義を皆が受けるジョブ風に考えてみます。
皆さんが受けるジョブにおいては、目的はだいたい利益や売上を○○億円分増やすになると思います。

この目的を達成するために、資源(会社の人、モノ、カネ、情報)を配分する「選択」をします。

この「選択」がまさに①と②で行っている作業です。
なので、①と②において「選択」を間違えると飛んでもない方向に資源を投入してしまい、会社の業績が上がらなかったり、下がったりします。

ここで質問です。戦略と戦術どちらが大事だと思いますか?
ここの部分の理解は非常に大切なので説明します。

正解は戦略です。
理由を説明するのにあたってここではある例を出したいと思います。
皆さんが恋人と東京ディズニーランド集合でデートをすることになったとします。皆さんは静岡から東京ディズニーランドに向かいます。
①戦略が良い、戦術も良い場合:東京ディズニーランドに新幹線で行く
②戦略が良い、戦術が悪い場合:東京ディズニーランドに自転車で行く
③戦略が悪い、戦術が良い場合:カリフォルニアディズニーランドに飛行機で行く
④戦略が悪い、戦術も悪い場合:カリフォルニアディズニーランドに自転車で行く
①と②は最終的には目的を達成できます。④は目的には達成できませんが途中で間違いに気づいたら損失は少なく済みます。③が一番大変です。せっかく飛行機使っていってもそこに恋人はいません。

なので、①と②には全体の半分の時間を使うべきだと考えています。
※上級者は①と②の時間をどれだけ短くできるかの戦いになってきます。

ここまでで基本的な流れについて理解してもらえたと思うので、次のジョブで評価される能力について解説していきます。

外資系コンサルのインターン・ジョブで評価される能力は?

どんな能力が見られているか知っているか、知らないかではフィギアスケートで採点基準を知って滑っているか、知らないで滑っているくらい違います。

なので、ここではどのような能力を見られているのか解説します。

見られる能力
問題解決能力
・論点設計力:お題を解くためにはどんな問いに答えていく必要があるのかを   
      考えて問いを設定していく力
・仮説思考力:複数個の選択肢がある中で、自分自身で軸をいくつか設定し、
       自身のこれまでの知識、経験をもとに優先順位を決める力    
・検証能力:データ収集・分析(統計データやネット上のデータを集める力)
     対面調査力(実際に人に調査する(街頭インタビュー等))
対人能力
・コミュニケーション力:チームメイトとクライアントとの関わり方,
・主体性:自分自身で考えたうえで、最適な行動を取れる(基本的に能動的で   
    あればよい)

それぞれの能力で自分の得意な部分と苦手な部分があると思います。
これから記載する能力が苦手な場合は早急に対策することをオススメします

①論点設計力
②仮説思考力
③主体性

①に関しては、McKのケース問題とかを勉強すると得意になってきます。
McKのケース問題の過去問ないよって方は以下を参考にしてみてください。
[ケース問題]McKの過去問50選

また、別途論点設計系に関しては記事を書ければなと思っているのでこうご期待ください!

②に関しては、日頃から複数の選択肢や情報の中からこれ筋良さそうだなと考える癖を身に着けてください。あと、内田和成さんの仮説思考を読むことをオススメします。

③に関しては、この後記載するアピールの仕方の部分にティップスがあるので、是非ご参考にしてください!

これで、皆さんもある程度の評価基準が分かった状態でジョブを迎えられそうですね!

でも、ここで残酷なことを言います。知っているのとできるのには大きな壁があります。

なので、次に評価される能力のアピールの仕方について解説します。

外資系コンサルのインターン・ジョブの評価ポイントのアピールの仕方は?

皆さんが能力をアピールできる場面は3つあります。

①:中間FB
②:最終プレゼン
③:その他(上記以外で社員が見ているとき)

それぞれの場面でのアピール方法をお伝えします。

まず、最初は①中間FBです。
①の場面でアピールするためには、チーム内で発言を一番持ち臨む(一番発表している人になる)ことが大切です。

でも、どうすればその主導権を取れるのか疑問を持つ方のために主導権の取り方を説明します。

主導権の取り方①:事前に軽く議論を整理したドキュメントをつくっておくことです。
パワポの発表資料もそうですが、まとめて整理した人が一番その資料の伝え方を熟知しています。なので、自分自身でまとめて発表の主導権を奪います。

次に出る疑問として、いつその資料をつくればいいのか疑問を持つ方のためにつくるタイミングを説明します。

タイミングは、リサーチの時間のときに軽く調べて、残りの時間を使うです。※朝一で行う際は、前日の夜につくっておく
リサーチはもちろん大切ですが、重要度でいえば低いと考えています。なので、簡単に必要な情報を調べたら残りの時間は整理の時間に使いましょう。

主導権の取り方②:自分のメイン担当分野が一番重要(ex.クリティカルなボトルネックの部分考察からの施策提案とか)にする

でも、どうすれば上記ができるのか疑問を持つ方のために主導権の取り方を説明します。

それは、リサーチの振り分けを行う際に、自分自身が一番クリティカルな要素と今後なっていく部分の調査をやりたいと主張するです。

次に出る疑問として、どうすればクリティカルな要素を自分がやれるように主張すればいいのか疑問を持つ方のためにつくるタイミングを説明します。

それは、主張するためにも、一番最初にリサーチの割り振りを行いたいと発言をして、すかさず私はこの要素を調べますとスタンスを取ってしまうです。

また、チーム内で発言を一番持ち臨む(一番発表している人になる)こと以外でのアピールできる場面が質疑応答です。

質疑応答では、
①誰よりも先に発言する
②自分の担当範囲だけでなく、全体をしっかり把握しておく
この2点をしっかり抑えていてください

次に、②プレゼンです。
②の場面でアピールするためには、自分のメイン担当分野が一番重要(ex.クリティカルなボトルネックの部分考察からの施策提案とか)にすることが大切です。

少し繰り返しになってしまう部分もありますが、上記の主導権を獲得するためには、リサーチの振り分けを行う際に、自分自身が一番クリティカルな要素と今後なっていく部分の調査をやりたいと主張するです。

皆さんがだいたい予想がつくと思いますが、そこを主張するためには、
一番最初にリサーチの割り振りを行いたいと発言をして、すかさず私はこの要素を調べますとスタンスを取ってしまうです。

ですが、中間FBと違いプレゼンでは上記に加えて、
プレゼン完成後にしっかり私がここ(一番重要箇所)を一番調べて考えているので、やりますといってポジションを獲得する
ことも大事なので忘れずに行ってください。
※前提や背景、最後の収支の説明だけとかには絶対なってはいけない

また、こちらも中間FBと同様で、
①質疑応答は誰よりも先に発言する
②自分の担当範囲だけでなく、全体をしっかり把握しておく
※自分担当外で本来の担当者が答えられなかったときにすぐに対応して答えると高評価
上記は徹底してください。


最後に、その他(上記以外で社員が見ているとき)です。
③の時は、自分が議論を先導(ファシリテーション)しているところをアピールすることが大切です。

どんな場面がやりやすいのか疑問を持つ方のために説明します。

ファシリテーションをしているアピールをしやすいのは論点設計時、仮説発言時、リサーチ配分時です。
アピールしやすいので積極的に行っていきましょう。

※+αでやると良いこと:リサーチ時のタイムマネジメントもしっかり自分自身で行うことと議論が論点から逸れていることを指摘することでファシリテーションしていることをアピールできる

ここまで来たら、皆さんも評価される行動をアピールできる気がしてきませんか?

これで、ジョブ突破できる!
めでたしめでたしと思った方に悲報です。
これだけでは突破できません。

最後に、チームアウトプットと個人バリュー~最終面接に呼ばれるのは誰だ~を説明したいと思います。

外資系コンサルのインターン・ジョブでのチームアウトプットと個人バリュー~最終面接に呼ばれるのは誰だ~

最後に皆さんにお伝えしたいことはこれまでお伝えした内容は前提としてチームアウトプットが高かった場合の話です。

どういうことか説明します。
こちらの表をご覧ください。

要するに、個人バリューがいくら高く見せれても、チームアウトプットが低いと内定可能性が高いとは言えません。

「まじか、チームメンバーがやばかったら終わるじゃん…」

と感じた方が多いと思います。
ですが、メティスは個人一人の力量でチームアウトプットを高い状態に持っていくことは可能だと考えています。

なので、このジョブ編の次回はそもそもの提案アウトプットの質の高め方についての記事を書きたいと思います。

現在の構想では、実際にお題をもとにしながら論点設計や仮説思考等々ややばいチームメンバーの対処法をメティスが一人何役にもなってこなして、皆さんにわかりやすくお伝えしていきたいと思います!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

メティスは最初の実力主義だけ(選抜コミュニティ)でその後の就活に大きな差が出るコンサル就活の仕組みを変えたいと考え、活動しています。

メティス自身も周りからいい会社に行くためには血のにじむような努力をするのは当たり前だと言われ、そのような建て前の中就職活動を行いました。

ですが、本音の部分としてなるべく楽していい会社に行きたいとずっと思っていました。

メティスはわざわざnoteのニッチな範囲で情報提供している私を見つけて記事を読んでくださる読者の皆さんにはこの本音と建て前の間に存在するギャップ(万人が就活を成功させる戦略と戦術)を埋めるお手伝いをしていきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いします!

メティスのその他活動記事一覧
過去問は100名限定の提供となっております。人数に達し次第販売を中止します。(希少性を守るために行わせていただきます。)
※随時更新中(2021/3/12)

[ケース問題]赤Bの1次面接過去問12選

[ケース問題]赤Bの2次面接以降過去問38選

※上記赤B(ベイン)の両方を合計したマガジンをお得な価格で提供中なので、両方欲しい方はマガジンで買うことをオススメします。

[ケース問題]緑Bのフェルミ推定中心過去問20選

[ケース問題]緑Bのケース問題中心過去問40選

※上記緑B(BCG)の両方を合計したマガジンをお得な価格で提供中なので、両方欲しい方はマガジンで買うことをオススメします。

[webテスト]McK独自のwebテスト対策(攻略法)

[ケース問題]McKの過去問50選

※上記McKの両方を合計したマガジンをお得な価格で提供中なので、両方欲しい方はマガジンで買うことをオススメします。

※上記三社を合計したMBBパックもマガジンで販売しています。3種類ごと買うよりも格段に安いのでオススメします。

[ケース問題]カーニーの過去問50選

[ケース問題]S&,ADL,RB の過去問合計50選

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