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男性育休義務化と聞いて(論点に対する所感-1)

対象:特になし
まとめ:男性育休義務化。私は概ね賛成。

明日は大雨ですね。隣に流れる多摩川がどの程度反乱するのか、どきどきしています。(多摩川のすぐ側なので、、、)
外に出たくないなぁ〜と思いつつも、子どもを外につれていかずに、どうやって疲れさせたら良いのだろうかと思案中。

写真は、以前行ったスロヴェニアの首都リュブリャナの真ん中にあるお城からの夜景です。
妻とバルカン半島ツアーをしていた時に行ったのですが、バルカン半島めちゃめちゃおすすめなので、お子様生まれる前に、またはお子様が独り立ちした後に、是非行ってみてください!なんというか、西欧とロシアと中東の歴史を学べます。そして地政学がこれほどに重要なんだと、改めて感じます。

最近の中国の一帯一路戦略や、その上でのウイグル自治区の重要性なども、とてもよくわかってきます(今日の主題と合わないので、この辺で)

さて、一昨日に整理した「男性育休100%に対して賛成するにあたり、考えている論点」に対して、自分なりの考えを書いていこうと思います。
もちろん、みなさん色んな考えがおありだと思うので、それはそれであって良いと思いますので、私は私の知りうる情報の中で、思考し整理した考えを記載したいと思います。

論点の整理
・「義務化」は多様性を無視していないか
・男性が育児休業をとってもマインドセットは変わらないのではないか。(家事・育児をやるとは限らない。お荷物になるのではないか。)
・企業側が反発するのではないか。
・(家事・育児をしない旦那が家にいて)女性の仕事が増えるのではないか
・少子化対策や経済効果があるのか。
・収入減が生活にクリティカルに効いてくる家庭をどうケアするのか

論点1:「義務化」は多様性を無視していないか

これに関しては、実際そう思います。
なので、全ての会社が100%義務化というのは、ダイバーシティと真逆に行ってるなぁと思います。

なので、例えば、「里帰り出産でない家庭」とか制限をつけるなりした方がよいかなと思います。

この記事のタイトル「働き方改革、次のステップは「男性育休100%」」のの下の副題に「イノベーションの源泉はダイバーシティー。多様性を阻害する働き方を変えていかなくてはいけない。」と記載があり、なんかもやっとしてしまいました。

このもやっとの理由は、「100%」と「ダイバーシティ」が私のなかで、一つにならなかったからかなぁと。

さらに育休取得に対するアンケートでは、男性も「育児休業をしたい」という意見が7-8割というデータがあるので、
逆に2-3割は取りたくない人たちであり、家庭でどの程度の議論があったり、どういう企業に勤めているかは別として、多様性をどう見るかの議論はもう少しあっても良さそうだなと。

ここで二つのレポートをみたいと思います。
一つ目は日本生産性本部の2017年度のレポートです。
サマリーとしては、以下のポイントが挙げられています。

【ポイント】
・男性の79.5% 子供が生まれたときには育休を取得したい
・残業少ない職場が良い 82.5%

続いて、明治安田生命総研の2018年のレポートです。
こちらは全国の25-44才の男女12,221人に対する質問で以下データがでています。

【ポイント】
・男性の育休取得希望は7-8割(女性は8-9割)
・男性の育休取得したくない理由のTOP2は「家計が苦しくなるから」「妻が育児休業を取るから」(女性の取得したくない理由TOP2は「家事や子育てに自信がないから」「家計が苦しくなるから」)また男女共に3位は「自分の仕事を代替してくれる人がいないから」です。

この多様性を理解することも大事だし、もし、100%というのであれば、ここら辺の悩みへの解決策も検討できると良いなと思います。

特に、以下コメントに対しては、100%育休に対するダイバーシティ側の視点で考えると、なかなか紛糾しそうです。

【育休取りたくない理由】
・仕事を生きがいと考えているので、できるだけ早く復職したいから
・保育所などの預け先や親などのサポートがあるから

私も日中一人で育児・家事をやりながら、いくつか活動をしている身からすると、正直結構大変です。
妻も日によりますが、激務の時があり、深夜帰りなどがあると、一日でも疲れてしまう時があります。

なので「配偶者が育休取得するから」という視点は、育児・家事の大変さを理解した上でもう一度考えて欲しいなぁ。という言い方ができるとは思いますが、「制度やサービス、両親の支援などにより、子育て準備が万全」ともなれば、仕事をしたい。という多様性は守る方が良いというのが私の考えです。

え?最初から言ってることと違うじゃないか。って?
はい。なので、”概ね”賛成です。諸手を挙げて万々歳!という感じではないですが、それでも、こういった議論が社会で起こり、且つ、家庭でも起こり、ファクトもしっかりみんなが目にしながら、その上でどうしていくのが良いかを考えていけると良いなと思います。

善い社会は、自分たちが作っていくので、多様な議論をした上で、結果100%になるかどうかを、自分たちで考えつつ、「育休100%の未来」というより、市民や企業、行政や政治、学問がみんなで膝を付き合わせて、いやOnlineMtgでもいいので、未来に向けて議論し、より善い未来を主体的に創っていくということに、私は価値があると思っており、そういう意味で、”概ね”賛成だなと思っています。

2つ目以降の論点はまた明日。

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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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