変化と成長

大変ご無沙汰の投稿です。このnoteのアカウントだと主に育児関係の投稿のみ、一時期だーっとして、すぱっとROM専になってしまいましたが、まだ生きております。
突然何を思い立って書くのかといえば、東京は神保町にある「みらいけん」というCo-Learningスペースのオーナーで、盟友でもあるごっちゃんこと、後藤さんから「アドベントカレンダーやらん?」とお声をいただき、投稿させていただきます。

テーマは『2022年を振り返っての変化と成長、および2023年に向けて挑戦したいこと』とのこと。

現在の状況

アカウント的に第一子の時に半年のワンオペ育休を取得して、ずいぶん熱心に育児している人間だと思うので、まずはアカウント立ち上げ当時から現在までの変遷を。(テーマとは関わりますが、重要ではないと思うので、読み飛ばしていただいて結構です)
2019年2月に第一子が生まれ、当時勤めていた大手精密機器メーカーではあまり珍しくもない半年の育休を取り、妻は産褥期後に復職(正確には転職)をして半年間のワンオペ育休しておりました。
2019年10月に復職し、海外向け商品のプロダクトマーケティングをして、その半年後に転職。
正確には2019年12月には今の会社の取締役や代表とコミュニケーションが始め、即決。あとは有休消化をしっかりとして2020年5月で転職。6月からミテモという40名くらいの小さい会社で仕事を始めました。

2020年12月には第二子が生まれ、妻は産褥期を終え復職。私も育休は取らず、えらく大変な第二子の最初の3ヶ月を過ごしました。(妊娠出産で大役を担った妻にはなるべく連続して寝てもらい、心身の負担を減らし、回復に専念してもらうように、夜の授乳は基本的に私が担当していました)
まぁ、そんな時期を超え、現在、2022年12月。もうすぐ4歳のboyと、最近2歳のboyを育てながら仕事を楽しんでおります。

転職先ではフルリモートで地域の中小企業さんや大企業R&Dの方々が「事業開発や新しい取り組みを起こすためのご支援」を主にしています。
事業開発支援というようなかっこいいことを一人でしてあげるような仕事やコンサルティングではなく、伴走をしたり場を作りながら、中小企業の経営社や企業勤めのR&Dの方が新規事業や新しい事を起こすための態度を得る、実践の場づくりをしています。

主にナレッジマネジメントやら、広義のデザインやら、学習やら、マーケティングやら場づくりが私の主戦場で、行政や大きな企業様の課題を聞きながらソリューションを提案し、受託してソリューションを具現化し、場を作る。そこに参加してくださった方々が多様な実践知や価値観を持つ方々と出会い、取り組み、語り、作り、考え、出してみて、また考え直し。というサイクルを回していくことで、事業開発含む、新しいチャレンジに対して必要な態度を醸成するような設計をさせていただいております。
基本は9-18時で生きていますが、22時からMtgが入ったり、土曜日に出張が入ったりしながらも、なるべく家庭のことは妻とイーブンにできるよう、和歌山や札幌出張を日帰りで頑張ってどうにかこうにか生きております。

そんなわけで、仕事以外、朝晩は育児家事を妻と得意不得意で領域の分担はあれ、イーブンに回しているという感じです。
妻は時期にもよりますが、夜や土日に普通に仕事の入る専門職で、10月からだと週3で夜仕事となったり、または土曜に1日仕事となったりしながら、その間は子供たちと人生を楽しんでおります。

なんでこんなだらだらと現状を伝えたかというと、転職も、仕事も、今の課題感も全部「やりたいこと」と「可処分時間」とのバランスだなぁと感じているからです。


2022年の変化と成長

そんなわけで、朝子供を起こし、ご飯を出し、保育園の準備をして、保育園に送り、仕事をして、定時ダッシュで保育園にお迎えにいく。という毎日ではありますが、仕事では、今年は「新しい意味を与えること」「人間中心設計」で新しい価値を生み出すことにコミットしようと今まで以上に試行錯誤した年だったなぁと思います。

過去から「新しい価値を生み出せる人を増やしたい」と思って、前職もそれができなくなったあたりで転職を決意したわけですが、転職後早々にそういった業界の仕事にアサインしてもらい、昨年は立命館大学のデザイン科学研究センターと共同研究。今年はそこに客員研究員として入りました。
そこでは「突破するデザイン」や「デザインドリブンイノベーション」「デザインの次にくるもの」を書かれている八重樫先生と共に研究されている後藤先生と一緒に「日本の中小企業から新しい意味が生まれ、事業を生み出すためのデザイン態度の取得方法」を一緒に研究させていただいている次第です。

※これも大変面白い記事なので読んでみてください。


その「新しい意味を与えることなどにチャレンジをすることで、新しい価値を生み出せる状態を作ること」を本業のなかで、中小企業が実践する場を試行錯誤しながら作り、この領域で自分なりのロジックを組むことができたのは、小さい成長だったかなと、後ろを振り返って思います。

具体的にいうと、新しいコトを企てる素養、中小企業の経営社が新しいコトを生み出し続けていくには何が必要なんだろうかと。
その一つの解として、経営者が、、、

  1. ビジョン・軸を持てるようになること

  2. デザイン態度を得られていること

  3. 仲間がいることと、クリエーターやコンサルなどのポートフォリオを持てていること

が必要だという結論に、現時点では達しています(またアップデートされると思いますが)。
幸せなことに、そのための場づくりを設計、運営、推進を本業にすることができています。(ここらへん詳しく必要であれば、是非対話させてください。)
ただ、これはデザインの論点だけじゃなく、知識創造や越境学習、正統的周辺参加などなど、関わってきたいろんな領域の考え方やロジックをミックスしながら、構成しています。

合わせて、この領域から「デザイン」に関して学びを深めはじめ、MAも気になり始めているのは変化だったか。

もう一つ、前職で憧れ続け、本業外で頻繁に訪問し、公募も2度も出して、先方からOK出してもらったのに行かせてもらえなかった、知識創造コンサルティング部隊の先輩方が、前職を退職して立ち上げた「知識創造プリンシプルコンソーシアム」


こちらの立ち上げにお声をかけていただき、現在サービス開発メンバーとして取り組ませていただいているのは、前職で叶わなかった夢であり、私が培ってきた実践知を先輩方の知と総合し、社会に還元できる一つのチームに参加させていただいたのも大きな変化です。
そこで、野中郁次郎先生や紺野登先生をはじめ、多くの大先輩とご一緒させていただいているのは、正直学びしかない。これは成長に繋げなきゃいけない案件だなと思います。

2023年に向けて挑戦したいこと

ここから2023年に向けての挑戦ですが、妻と家族との調整もありますが、大きく3点。
1:「夜はほとんど(やりたい仕事が)できない」という状況で、専業主婦家庭の旦那さんや子供が手を離れた方や独身の方々などと圧倒的な可処分時間の差、そして入ってくる情報、作れるネットワークの差としてマミートラックならぬパピートラックとして大きく感じるところではありますが、その中でも必死に食らいつき、この領域では一線で取り組んでいる個人として認知されるくらいまでは仕事を通して突き詰めたいなと感じます。(仕事と家庭とのバランスを崩さずに一年を過ごしたい)

2:知識創造とデザインと学びと場づくりで新しいコトを起こす人を増やす取り組みを個人的にも始める

3:やっていることをさらに研鑽するための学びの深化にチャレンジする(詳細は別途)

上記のようにやりたいことを仕事にして、それに集中できるのは、平和な我が家、妻との信頼関係と相互扶助での家庭対応が根底にあり、ここに一片の不安や曇りもないから、幸せにやりたいことに集中できるんだなぁと。
大きく一年を振り返り、この思考の根本にある過程の安定した幸せを感じて、筆を置きたいと思います。

今年も多くの方々にお世話になり、ご迷惑をかけ、感謝し感謝され、遊んでいただき、生きてこれました。
来年も多くの皆様にとって幸せでありますように。そしてそこに一緒に関わっていけますように。

最後に、よき振り返りの機会をくれたごっちゃん、ありがとう。
学び、深める問いをいつもくれるごっちゃんと来年もまた一緒に企てられたらと思います。

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