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サラリーマン思考と家庭思考-3 〜組織論から見るパートナーシップ〜

対象読者:プレパパ・プレママ、夫婦関係がヒエラルキー型になっていて、ホラクラシー型に変えたい方。
まとめ:ホラクラシー型は自律的な動きをする夫婦の、一つの形。実行するためには、自分の今の考え方も含め、色々と変える必要があるが、自律・自立的なパパ・ママになるなら、やってみてもいいかも。

先日のnote記事で記載したとおり、我が家はちょっと前まで「夫が勝手にヒエラルキー型」でした。

そして、昨日はヒエラルキー型の夫婦関係をみてみました。

そこから、ホラクラシー型に意識を変え、対話を重ねている。というのが今のフェーズです。
現実的にはまだまだ全てが変わるにはいたっていませんし、運用も試行錯誤ですが、徐々に良い兆しが見えてきているのではないかと思います。なんたって、「夫が勝手にヒエラルキー型(下位者)」ですからね。(汗

さて、本日はホラクラシー型を整理した上で、夫婦関係に当てはめてみます。今の我が家の状況も含めて見てみます。

ホラクラシー型組織の特徴
・人を管理せず、役割と機能がある
・権限が分散化され、プロセスに権限移譲されている
・一挙手一投足を縛るルールがなく、明文化されたガバナンスがあり、ガバナンスは変化していく。
・情報はすべてオープン

ホラクラシー型のメリット
・個々人が責任と権限を持ち、主体的に活動できる
・常にガバナンスと呼ばれる「型」を変化させ、状況や環境に合わせることができる
・決裁に時間と工数がかからない

ホラクラシーのデメリット
・管理者がいない分、一人ひとりに責任がある
・社員一人ひとりのセルフマネジメント力が重要

ホラクラシー型組織の詳細は参照している書籍に譲るとして、ざっくり上記をご理解いただければ良いかと思います。

ホラクラシー型というのは、つまり、個々人に権限を渡しつつ、組織としてガバナンスという憲法を決め、その中で裁量権を移譲し、ガバナンス自体も現場からの提言により、状況に合わせて変化させていくものです。

さて、ではこれを夫婦関係に置き換えてみます。

ホラクラシー型夫婦関係の特徴
・役割と機能がある。
・権限がそれぞれに移譲されている
・一挙手一投足を縛るルールではなく、明文化されたガバナンスがあり、ガバナンスは変化していく
・情報共有を常にする

ホラクラシー型夫婦関係のメリット
・個々人が責任と権限を持ち、主体的に活動できる
・常にガバナンスと呼ばれる「型」を変化させ、状況や環境に合わせることができる
・それぞれが自律的・自立的に動く

ホラクラシー型夫婦関係のデメリット
・権限を分散しているので、一人の思うようには行かない。対話が必要。
・それぞれの主体性とセルフマネジメント力が重要

現状、もしパパが「家事・育児はママの仕事だろ」と思っている状態だと、そもそもホラクラシー型はできません。
逆説的に「稼ぐのはパパの仕事でしょ」とママが思っている状態でも、ホラクラシー型はできません。
まずは「家事・育児・収入担保その他諸々、基本的には夫婦の仕事」という理解を、夫婦が両方でする。というのがスタートなのだと思います。ただ、「収入が多いから家事・育児をしなくて良い」とか「収入が少ないから家事・育児をメインでやる」という結論を急ぐ前に、まずはそもそも夫婦共々その責任を持ち、その分権限も持っている。というところからスタートすると良いと思います。

さらに、その上で、夫婦・家庭の目的やビジョン達成に向けて、それぞれの役割や、何をどの程度やるのかを、ガバナンスに合わせて設計しつつ、ガバナンスを適宜変化させていく。というのがホラクラシー型であろうと思います。

そうするとですね。簡単に言うと、ホラクラシー型って、

基本的には夫婦二人が創る家庭の未来を、(まずは)二人で描いて、それぞれに何が必要かを考えて、それぞれ何を自分が主体的にやるかを、自ら決める!というとても「アグレッシブ」な夫婦関係になるわけですね。

こんな夫婦関係になれたら、素敵だなぁと思いつつ、余白も積極的に入れて、遊びの部分も残したいなぁと思うのは私だけでしょうか。

我が家は、目指せホラクラシー型です。そのためには、妻もそうですが、もちろん私も「自分の強いこだわり」ばかり主張するのではなく、「夫婦という主語で、未来を語って、自分が何をすべきか、そのこだわりが重要かどうか」などを考えていかなければいけないなぁと思うわけです。

それはそれで、大変なんですが、自分たちがそうしたいと思っているので、やってみようじゃないかと思うわけです。。。我が家も変化を楽しんでおります。

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プレパパ・プレママや、私の記事に記載している内容が必要そうな方がいれば是非ご紹介お願いします。
自分の実践知での学びが、少しでもプレパパやプレママ、またご夫婦のコミュニケーションをより良くすることにご支援できたなら幸甚です。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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