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イギリスで子供が出来たnote

昨今、海外で出産、育児を経験する方も多いと思いますので、特に目新しいこともないかと思いますが、自身の記録に。あと、本記事は父親目線なので、多くの部分は体験談ではありません。

2023年6月にパートナーから「妊娠したかも。。。」と伝えられたました。とりあえず、スーパーで検査キットを買ってきて検査すると、陽性。さっそく、かかりつけの町医者に電話をすると、お祝いの言葉と今後の予定が伝えられます。

細かいことは、だいぶ忘れてしまいましたが、7月、9月、12月、1月にエコースキャン、その合間に助産婦との面談が定期的に組み込まれていました。パートナーの年齢が40なので、スキャンの回数が1つ多かったと思います。予定日は2024年2月1日。

7月のスキャンでは、ちょっとわかりにくかったけど、9月のスキャンでは目鼻立ちもくっきり見て、性別も女性であることがわかりました。その後も、大きくなるお腹を抱えて、登山に行ったりと、いつも通りの生活を送っていました。10月にはスペインでピレネー山脈で3000m峰を登ったり、クライミングをしたりと、かなりアクティブな妊娠生活だったかもしれません。

ところが、12月のスキャンで胎児が育っていないということが判明。成長を図る胸囲、大腿骨の長さの分布で見ると1%(パーセンタイル)とかなり小さい。そこで、継続的なモニタリングをするために2日置きに通院して胎児の心拍数を測ったり、専門医によるエコーを追加で数回行いました。12月の末に行ったエコーの結果から、このまま胎内で成長を待つより、早産で出産して外で育てた方がリスクが少ない、という理由から帝王切開で急遽出産することになりました。もちろん大きな葛藤もありましたが、じっくり(というよりむしろ、「しつこく」)専門医と話し合い、最後に決断したのは12月31日の大晦日でした。産声と同時に街の方から、大晦日の花火の音が聞こえてきました。

当の、娘ですが、1ヶ月の早産で、体重は1700g。そのまま新生児集中ケア病棟(Neonatal intensive care unit (NICU))へ。呼吸補助器を付けられ、黄たんを防ぐ青色のライトに包まれたインキュベーターで丸くなってるその様は、宇宙船に乗ってやってきた小さいエイリアン👽そのものでした。

NICUには3週間お世話になりました。知人や家族からは「大変だったね〜」と言われますが、実際は看護師の24時間ケアがあったので、出産直後の「何をしたらいいいか分からず右往左往」を経験することもなく、割と楽だったというのが実感です。もちろん娘の容態に関する心配はありましたが。

3週間のNICUから退院して、家に帰ってきた時はまだ食事用のチューブが鼻に入っていました。コレはかなりのストレスでした。チューブでミルクをあげる段取りもそうですが、チューブを娘が抜いてしまって、その都度、看護師さんを家に呼んで入れ直してもらうのですが、その過程の痛ましいこと。

とまぁ、こんな感じで始まった家族生活、7ヶ月になった娘は、まだまだ小さい赤ちゃんですが、スクスク育っています。やっぱり小さいのが目を引くらしく、行く先々でみんなのハートを鷲掴みにしてます。



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